皆様、こんにちは!!
奈須野です。
TCR Advanced Pro 0をご納車しました。
総額¥955,481(税込)という、剛毅な内容となりました。
厳重な梱包
GIANT JAPANより車体が届きました。
流石に高級車だけはあり、梱包が極めて厳重です。
フレームの全域に保護用のテープが貼付されています。
ディスクブレーキローターを保護するために、専用の保護板が取り付けられていました。
通常の車体はここまで厳重ではありません。
素晴らしいホイール
標準でGIANT SLR 0 40ホイール(¥286,000)が装備されます。
当然ながらカーボンディープホイールで、スポークまでカーボンという逸品です。
https://www.giant-bicycles.com/jp/slr-0-40-disc
フロント、リア合わせて1,339gという軽量ホイールながら、レースに即応できる反応性、高剛性を確保しています。
従来のフラッグシップモデル、GIANT SLR 1ホイール(¥225,000)はフロント、リアで1440gですから、ホイールのみで101gの軽量化を実現しています。
タイヤも最上位グレード
タイヤはGIANTが誇る最高級ブランドCADEX Race GC Tire(¥12,100)が採用されています。
https://www.cadex-cycling.com/jp/cadex-race-gc-tire
超軽量で、小指でも持てる状態です。
梱包を解いていきます。
保護テープを剥がしていきます。
組み上げ
Di2バッテリを装着して、シートポストを固定します。
オーナー様のご身長は把握しておりますから、今回はカットせずにそのまま組み上げました。
(画像には写っておりませんが、当然ながらカーボン用のグリスを塗布してあります。)
標準で装備されている、カーボン製サイクルコンピューターマウント(¥4,400)をセットします。
オーナー様はGARMIN社のサイクルコンピューターをお使いです。
このままの状態で装着することが可能です。
底面には、GoProマウントがあるため、ライトを吊り下げることが可能です。
オーナー様のご指定により、ステムを1段だけ下げてあります。
(後日談となりますが、結局、下げた分のコラムをカットしました。)
パワーメーター 標準装備
本モデルは、クランクセットにGIANT純正のパワーメーター、Power Proが標準で装備されています。
レースや効率的なトレーニングでは、疲労度の管理にパワーメーターは必須であります。
左右独立式で、ペダリング時のクセなどを分析することもできます。
https://www.giant-bicycles.com/jp/showcase/powerpro
専用の充電ケーブルで充電します。
パワーメーターの使用可能時間は100時間です。
ガラスコーティング
今回はガラスコーティング¥18,000(税込)を施工します。
塗りむらができないよう、ホイール、クランクセットなどを外します。
新車の状態なので汚れは限りなくゼロですが、表面にオイルが残っていると綺麗にコーティングできないため、脱脂します。
下準備が整いました。
手の脂が移らないように、手袋をします。
コーティング作業開始です。
専用の布にコーティング溶液を染み込ませます。
薄く、何回も塗布を重ねていきます。
まず、傷防止の硬めのコーティング層を形成し、その後に、汚れ防止のコーティング層を乗せていきます。
完成
ホイール、クランクセットをもとに戻し、変速、Di2、油圧ディスクブレーキの調整をして、完成です!!
先述しましたように、GIANT SLR 0ホイールです。
デザインも一新されています。
ディスクローターはSHIMANO RT-CL800です。
XT、ULTEGRAグレードのもので、冷却機構のフリーザ様が内蔵されています。
先述しました、CADEXタイヤです。
完成車に装備されているタイヤは、正直申して、少し残念な性能のものが多いです。
しかし、本車体は初期状態から最上位グレードのものが装備されているため、あえて変更する必要がありません。
また、カーボンディープホイールの場合、メーカー推奨のタイヤを使うことで、性能を最大に引き出すことができます。
GIANTブランド同士で組み合わせることが最善といえましょう。
コンポーネント
12速 Di2 ULTEGRAコンポーネントです。
この数年は、ボトルケージ、ボトルを装着した状態で最高の空力性能を発揮するように、車体の設計がなされています。
本車体も、専用のボトルケージが同梱されています。
当然、軽さと耐久性を両立した、カーボンコンポジットのボトルケージです。
サドル
サドルは標準よりも1段ハイグレードな、GIANT Fleet SLR ¥20,900(税込) に換装してあります。
サドル後部には、GIANT純正のリアライト、GIANT Numen+ Uniclip TL ¥3,520(税込)を装着しました。
また、小ぶりで可愛らしいデザインのサドルバッグ、GIANT Shadow Uniclip Seat Bag (S) ¥4,510(税込)を吊り下げています。
サドルレールがカーボンです。
衝撃吸収製と軽量性を両立させています。
FLEET SLサドルが220gであるのに対して、FLEET SLRサドルは140gで、37%の軽量化を実現しています。
ペダルには、SHIMANO PD-ES600 SPDペダルを採用しました。
SPDペダルでありながら、SPD SLペダルのような外観が特長です。
ボディが広がることで、ペダリング時のパワー伝達効率が上がります。
それでいて、普段遣い、街なかの歩行もしやすいSPDシューズが使える、というペダルです。
(私、奈須野もツーリング中はほとんどSPDペダル、シューズしか使いません)
車体の各所にカムテール形状が取り入れられています。
空気抵抗の低減と、重量増を抑える設計思想です。
いかかでしたか。
極上のロードバイクをお探しの方に、TCR Advanced Pro 0をおすすめ致します。