皆様、こんにちは!!
bikeport新宿 都庁前店の奈須野です。
本日は、都市部でのお買い物、通勤、通学に便利な小径車、GIANT TEN ジャイアント テン ¥53,900(税込)のご紹介を致します。
1 概要
SIZE
420(M)mm
WEIGHT
10.9kg
フレーム
ALUXX-Grade Aluminum
フロントフォーク
Aluminum,Cr-mo Column
変速パーツ
SHIMANO TOURNEY TX
タイヤ
KENDA K193 20×1.5
シフト段数
8 Speed
COLORS
マットオリーブ, ブラック
2 小径車の利点
スポーツバイクの多くはフランス由来の規格である、700Cというホイールを履いています。
これは、インチで換算すれば、おおよそ27インチ相当です。
700Cホイールよりも小さいバイクを、小径車と呼ぶことが多いです。
TENは、ホイール径が20インチで、小径車といえるでしょう。
(1) まず、小径車の利点を申し上げますと、まず、車体がコンパクトです。
GIANTの代表的なクロスバイクである、ESCAPE R3 Sサイズの全長が1700mmほどですが、TENは1550mmほどで、15センチ、短くなっています。
都市部は特に道が狭かったり、ポールが立ち並んでいたりしますが、そういった道路であっても、スイスイと進んでいくことが可能です。
さらに、全長が短いだけでなく、車輪径が小さいため、前上方、後上方のクリアランスが広くなります。
人と人の間をぬって走るような場面で、タイヤの上側が人に当たらないように神経を配りながら走る、ということは往々にしてあります。
TENであればその余裕がたくさんあるため、全長が15センチ短いという以上に、実際は狭い空間を走るのがラクになっています。
(2) 次に、ホイール、タイヤ、チューブのすべてが小さいため、通常の700Cホイールよりも車輪全体が軽くなります。
軽い車輪は、こぎ出しのエネルギーが少なくて済むため、少し力を入れるだけでスッと加速できるバイクになります。
都市部では、交差点、信号、障害物などで頻繁にストップアンドゴーを強いられますが、そのような環境では、立ち上がりの軽快なバイク、というのは恩恵が大きいのです。
そして、自転車では、ホイールが車体重量全体に占める割合は大きく、軽い車輪はすなわち、車体全体が軽くなります。
TENは、後述致しますが、フェンダー(泥除け)、スタンドが標準装備ながらも、車体重量10.9kgと非常に軽量で、仮にこれらの付属品を取り除いたとすれば、一般的なクロスバイクよりも軽い車体となります。
軽いバイクは上り坂がラクになるため、普段遣い、通勤、通学時にも威力を発揮します。
(3) 最後に、このようなことを申してよいのかためらわれますが、小径車は見た目が一般的な自転車と異なるため、奇抜で、ファッション性の高いアイテムです。
乗っていて、お部屋に飾っていて、嬉しくなる、楽しいバイクといえるかもしれません。
なお、あえて小径車の苦手な点を申し上げるとすれば、小径車はホイールのエネルギー保持率が下るため、最大速度を維持することが苦手です。
しかし、都市部でものすごく高速移動するような区間があるとも思われず、このマイナス点はほとんど気にならないでしょう。
さらに、ホイール径が小さい場合、良くも悪くもホイールがたわみにくくなるため、乗り心地が固くなります。
しかし、この点も、後述致しますが、TENはタイヤを太くすることで克服しておりまして、ほとんど気になりません。
3 普段遣いに便利な仕組みがたくさん標準装備
(1) まず、フェンダー(泥除け)が標準装備されています。
日本は雨の多い地域ですし、フェンダー無しのバイクは、格好いいですが、あまり実用的とはいえません。
さらに、いざフェンダーを取り付けようとすれば、¥3,000程度はするものでして、このフェンダーが標準装備されているTENはお買い得感の強いものになっています。
(2) さらに、スタンドも標準装備しております。
実を申せば、当店でお買い上げ頂いた車体の95%くらいはスタンドをお付けになります。
スタンド代として、これまた¥3,000ほどはかかりますが、TENにはその必要がありません。
(3) グリップシフトで、変速がらくです。
スポーツバイクの場合、やはりある程度は運動が好きな方、チカラのある方を想定しておりまして、小指、薬指、中指と手のひらでグリップを握り、親指、人差し指でシフトチェンジをする、という操作が一般的です。
3本指でハンドルを握ることになるわけですが、指や手が疲れてしまうこともあります。
TENであれば、グリップシフトという機構で、5本指でグリップを握ったまま、ぐりぐりとグリップを前後することでシフトチェンジが可能となっていますから、より少ないチカラでハンドルを保持することが可能です。
(実は握力の少ないキッズ向けバイクも、グリップシフトを採用することが多いのです)
(4) 多様なカゴを装備することが可能です。
リクセンカウルというドイツ発祥のブランドがあるのですが、TENには、このリクセンカウルのカゴを装備するためのダボ穴が標準装備されております。
リクセンカウルには種々なカゴがありまして、以前ご納車した車体にも、このリクセンカウルを装備したことがございました。
(5) チェーンガード付き
スポーツバイクに乗っていて、まれに起きるのが、衣類の巻き込みです。
お気に入りのスラックス、ジーンズなどがチェーンに絡まってざっくり切れてしまう、ということもあります。
TENであれば、チェーンの両サイドにチェーンガードが標準装備されておりまして、この危険を減らしてくれます(完全にゼロという訳ではございません)。
(6) ふかふかサドル
TENに装備されているサドルは、GAINTのサドルラインナップの中で、もっともクッション厚のある、ふかふかサドルです。
アップライトの姿勢で乗車した場合でも、お尻が痛くなりにくくなっております。
さらに、GIANTのお家芸である、UNICLIPシステムが採用されておりますから、後々リアライト、サドルバッグ、ボトルケージなどを増設することが可能です。
4 その他の特徴
(1) 8段変速
軽いギアから重いギアまで搭載されておりまして、上り坂も下り坂も快適に走ることが可能です。
(2) 20*1.5インチタイヤ
TENには1.5インチのタイヤが装着されています。
これはおおよそ38mmの幅がありまして、スポーツバイクで一般的な25mm、28mmタイヤよりも随分と太いです。
前述致しましたが、小径車独特の乗り味の固さを相殺するために、スポーツバイクとしては太めの1.5インチタイヤを履いております。
さらに、太いタイヤであれば、雨に日も安心して乗ることが可能です。
いかがでしたか。
これだけ充実した装備で、¥53,900(税込)。
TENであれば、楽しく、快適に普段のお出かけ、通勤、通学ができることでしょう。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。