皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
の続きとなります。
朝になりました。
意識があります。
なんとか生存できたようです。
見ると、あたりは霧だらけです。
さて、進みましょう。
今日は最終日です。
曇りではなく、超絶濃霧なのです。
摩周湖と屈斜路湖の谷間を通ります。
道がよく見えません。
前方にトラックがいるのが、かろうじて見えます。
一面畑です。
大根でしょうか。
いったいこの畑に何万本、いや、億、兆といったレベルで植わっているのでしょうか。
気温が上がり、霧が晴れてきました。
牧草地が続き、とても美しいです。
小清水町という場所につきました。
とんでもない規模で農業が営まれています。
まっすぐの道。
ひたすら進むだけ。
こういう道が大好きなのです。
晴れてきました。
美しい。
オホーツク海に出ました。
なんと、オホーツク海に面した、地の果て(大変に失礼)でmont-bellがありました!!
mont-bellが釧路や根室にあれば、どれほど助かったことでしょうか!!
とはいえ、ないものねだりをしてもしかたありません。
お店の中に入ります。
ふご!!
これはすごい。
網走刑務所の受刑者さんがお作りになったアイテムです。
こちらは北海道限定ボトル。
ほしい。
外にでると、お馬さんがのんびりと草をもぐもぐしておられました。
しばらく海沿いを走っていると、網走に到着致しました!!
なぜ縦書き!?と思いまして、検索すると、理由があるようです。
すなわち、網走刑務所で刑期を終えた方が、それぞれの故郷にお帰りになる際、もう二度と横道をそれずにまっすぐの道を進んでほしい、との思いで縦書きにした、とのことでありました。
こちらが、現役の刑事施設、網走刑務所です。
ここでも受刑者の方がお作りになった品々が販売されています。
事前に、網走監獄という博物館が素晴らしいとお知り合いから聞いていたため、向かいます。
網走監獄は小高い丘の上にありました。
中は実際に網走刑務所で使用していた建物、壁等を移築、復元して展示しておられました。
本当に使われていた法廷です。
リアルといいますか、お人形以外、本物です。
証人尋問しているところ、のようでありますね。
守衛さんの詰め所も本物で、重要文化財指定がされています。
旧網走刑務所の多目的ホールです。
渋いです。
明治期、西洋文明の工法を会得していない日本の職人さんたちが、絵画や写真などを手がかりに、西洋風の建物を建てていきました。
いわゆる、擬洋風建築と言われる建物で、日本の意匠が散見される独特な建物なのです。
この建物は素晴らしい。
本物というところが、さらに素晴らしい。
見ていて飽きません。
館内に入りますと、凄まじい展示がありました。
北海道を開拓するにあたり、政治犯さんを含めた、多数の受刑者さんが強制労働に従事させられていた、とのことでありました。
特に、中央道路開削では、平均すれば700メートルごとにお一人が亡くなった計算とのことです。
開拓工事に従事させられていた方々の休息小屋を再現したものです。
網走刑務所内でのお食事準備の様子。
囚人の方々が自分たちで調理していた、とのことでありました。
単独、複数人の方のお部屋が放射状に、とんでもない数、並んでいます。
これがすべて本物というのですから、驚異的であります。
網走をあとにして、女満別(めまんべつ)空港に向かいます。
途中、北海道限定の飲料である、ソフトカツゲンを買い込みました。
ありがたい。
いわゆる格安航空会社以外は、追加料金無しで20kgまで荷物を預けることが可能です。
機内持ち込みの手荷物と分散して、うまく20kg以内になるように調整します。
(私の場合、厳冬期のツーリングですと、どのように調整しても20kgを超えてしまい、超過料金を支払うことがあります。)
今回は大丈夫です。
羽田空港に向け、出発です!!
今回のツーリングは、摩周湖が美しかったことと、別海町、小清水町周辺の牧草地が見事で、また走りに行きたい、と思われました。
また、博物館 網走監獄では衝撃的なお勉強ができました。
羽田空港に着陸です。
多摩川を遡り、お家に戻ります。
次回のツーリングは、女満別空港から宗谷岬まで行きたいです。
本日のルートです。
走行距離 130kmほど
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。