皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
の続きとなります。
本日のルートです。
まず、登別カルルスという場所に行ってみたいと思いました。
少年の頃から、ノボリベツ・カルルスという不思議な語感に妙に惹かれまして、どういう場所かずーーーーっと気になっていたのです。
そもそも!!
登別カルルスとは、明治時代に、当地がオーストリア帝国のカルルスバードにある温泉に似た泉質であるから、カルルスと名付けられた、とのことであります。
そして、カルルスバードは、14世紀半ば、神聖ローマ皇帝 カール4世(ボヘミア王としてはカール1世)が偶然に発見したから、という伝承があるようで、なるほど。。。そういった歴史的背景があるのですね。
登別カルルスまではヒルクライムです。
クマちゃんはヒトよりも戦闘能力が高いため、残念ですが、個人的にはあまり好きではありません。
どうコメントしたら良いのでしょうか。
この先は、時空の歪みが生じているとか。。。
どうやら、江戸時代のテーマパークが存在しているようです。
登別伊達時代村、とのことでした。
伊達を名乗っているのは、明治時代に、仙台の伊達家の子孫が集団移住して、開拓に従事したから、とのことであります。
ひたすら登ります。
ご覧のように、道がものすごく立派です。
しかし、早朝であるためか、まったくクルマが通りません。
でましたー!!
やはり、これほどの山深さ、住居の無さ、車通りの少なさと条件が揃えば、確実にクマちゃんがいます。
しかも、今は早朝です。
クマちゃんが出る条件がことごとく揃っています。
普通に怖いです。
たまにクルマが通ってくれると、少しだけ安心します。
クルマの音でクマちゃんが(少しの間は)隠れてくれるからです。
心の中で、クルマのドライバーさんに、対クマ哨戒任務ご苦労さまです!!と賛辞を送っていました(意味不明)。
カルルス温泉に到着しました!!
少年の頃からの悲願達成です!!
(良い意味で)ひなびた温泉街、という感じです。
クルマもたくさん止まっていたため、落ち着いた雰囲気が好きな方に良いと思われました。
しかし、周囲が完全に森に囲まれておりまして、これはいつクマちゃんの襲撃があってもおかしくない温泉街と思われました。
カルルス温泉を降りて、登別温泉に向かいます。
ダウンヒルとヒルクライムがありましたが、とにかくクマちゃんが怖いので、そそくさと移動します。
到着しました。
なほるど。
地獄谷ですか。
箱根大涌谷と似た感じなのでしょうか。
これは!!
例によって誰もいません。
箱根大涌谷よりも面積は狭いながら、噴煙、硫化ガス臭はこちらのほうが数段上でございます。
すぐそばの倶多楽湖に向かいます。
しかし!!
まず、まったくヒトがいません。
完全に無人。
そして、クルマも1時間に1台通るか、というレベルで通りません。
さらに、とんでもなく山深いです。
そうです!!
クマちゃんです。
うわわわわ!!
シカさんです!!
シカさんが私の自転車のラチェット音に気づいて、こちらを見ています。
シカさんは、クマちゃんのご飯でして、恐怖でしかありません!!
クマ出るなクマ出るなクマ出るな。
呪文のように唱えながら進みます。
倶多楽湖は透明度も抜群で、素晴らしく美しい湖だったのですが、冗談抜きで、いつクマちゃんが出てもおかしくない環境であったため、携帯電話から「大空を飛ぶ」
という曲を大音量で鳴らしながら進みました。
(「大空を飛ぶ」とは以下、ご興味があればお読みください。ドラゴンクエスト3で初出の楽曲で、ラーミアという神鳥にのってお空を飛んでいる間はモンスターに遭遇しない、会敵しないという状態になるため、クマちゃんロードを走るときは、いつもこの「大空を飛ぶ」を流しているのです。さらに、高地、山地に一人で進んでいる感じと曲調が実に調和しているのでした。)
倶多楽湖は当然ながら誰もいません。
売店も閉鎖中、自動販売機も稼働していません。
お手洗いも封鎖中。
これは本当に危険です。
すぐさま倶多楽湖から退避しました。
もう一度、登別温泉に戻ります。
どうしても本当の登別温泉に入ってみたかったのです。
我らがセイコーマートも観光地ということで、装いを変えています。
到着しました。
お風呂に入りました。
そして、舐めてみました。
酸っぱかったです。
酸性のお湯のようです。
しかし、恐山、草津の強烈な酸っぱさほどではありませんでした。
水質はかなり濁っていて、湯船の底には、泥の層が積もっていました。
苫小牧に向かいます。
トマコマイというのも、不思議な語感で、少年の頃から行ってみたい街でした。
しかし!!
飛行機の離陸時間までほとんど時間がありません!!
苫小牧に到着して、エネルギー補給をしました。
あと、4時間だけ時間が残されていて、支笏湖に行こうかどうか迷いました。
まっとうに判断するのであれば、このまま新千歳空港に向かうのが万全です。
Google Mapで検索すると、獲得標高550m、走行時間4時間とありました。
どうしたものか。。。
しかし!!
行かないで後悔するよりも、行って後悔したい!!
サイクリングをしているにこやかなイラストが描かれていますが、四方八方にクマ出没注意の看板が林立しています。
しかし、一人でお散歩をしている、おじいちゃん、おばあちゃんなどがいらっしゃいまして、どういうことなのでしょうか。
銃弾がすぐそばを飛び交いながらも、のんびとりお茶をしている人々のような、なんですか、このギャグ感は。
ふんがーーーっ!!
Googleが提示した1/3の時間で支笏湖に到着しました。
美しい。
抜群に美しいと言って良い。
さらに、観光施設も充実していて、これは素晴らしい湖です。
15分ほど観光をして、支笏湖を後にします。
残された時間は2時間しかない!!
猛然とダウンヒルをしていきます。
この日は2021年8月27日で、26日と21日に、まさにこの場所でヒグマさんがでたそうです。
怖すぎます。
しかし。。。前述したように、おじいちゃん、おばあちゃんがのんびりとお散歩をしていました。
親水公園!!
10分でも良いから立ち寄りたい。
美しい公園でした。
新千歳空港に到着しました。
まだ30分は余裕がありますから、なんとかなります。
傲然と急いでパッキングをしました。
ブレーキパッドが限界まで削れていました。
東京に戻ったら、パッドを交換したい。
チェックインをして、わずかな時間ですが、空港内を散策します。
新千歳空港はとても広く、とんでもなく施設の充実した空港でした。
映画館までありました。
さらば北海道。
またしばしのお別れである。
羽田に到着しました。
今回の冒険!?で、たくさんの経験値を頂きました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。