皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
宗谷岬(通常到達できる日本最北端)に行ってみたい。
少年のころから、ずーーーっと思っていたのですが、なかなか実現できませんでした。
しかし!!
今回と次回のツーリングで実現しようと思います。
青森県のさきっぽまでは数ヶ月前に行きましたから、今回は北海道からスタートと致します。
北海道に自転車を運びながら行くには、1 フェリー、2 飛行機 3 新幹線の3つがあります。
まず、1 フェリーですが、海の旅はロマンがあって大好きなものの、東京から直接、北海道に上陸できるフェリーは無い。
茨城県の大洗まで行けば、苫小牧行きの長距離フェリーが出ています。
お値段も片道¥10,000くらいと、魅力的です。
時間的成約が少なければ、楽しい冒険になりそうですがっ
2 飛行機は、良いです。
特にこだわりがなければ飛行機が一番良いと思います。
しかし、今回は、3 新幹線で行ってみました。
理由は、青函トンネルを通過してみたい!!というただ一点です。
聞くところによると、青函トンネルというのは自転車はもちろん、クルマでも移動できないとか。
どんな魔境なのか、いまから楽しみです。
東京駅に着きました。
芝生が綺麗です。
はやぶさに乗ります。
東北新幹線(北海道新幹線)は速いので大好きです。
さらに、出発、到着時のチャイムが心地よいのです。
もう仙台に着きました。
青函トンネルは2016年までは世界最長のトンネルで、総延長53.85 kmという、とんでもない長さのトンネルです。
青森県のこの辺りから、ずーーーーーっとトンネルに入りまして、真っ暗なのです。
いつ青函トンネルに入ったのか、まったく不明でしたが、諦めるわけにはいかない!!
方位磁針を頼りに、北北西に進んでいれば青函トンネルに違いないと推察し、方位磁針を見ながら、ひとりでワクワクしておりました。
この方位は!!
きっと青函トンネルを通過中に違いありません!!
新函館北斗駅に到着しました。
なんと、まだ出来て5年ということであります。
最初の目的地、五稜郭に到着しました。
立派です。
城郭らしい、土の構造物が見事です。
函館山、というお山から見る函館の景色が美しい、と聞いていました。
そういうわけで、行ってみました。
頂上までは、自転車では行くことができずに、徒歩となりました。
北海道にはクマちゃんが多く棲息していて、林道を一人で歩くのは危険との情報を得ていたのですが、いきなりの林道です。
携帯電話から壮大に音楽を流しつつ、クマちゃんに会わないことを祈ります。
函館山の頂上です。
不思議な形をしておりますね。
五稜郭内の案内で、四稜郭という要塞があることを知りました。
五稜郭を支援する小型要塞という位置づけのようです。
政府軍の進撃を知った幕府軍が、軍民併せて300名ほどで、わずか数日で完成させたという要塞です。
素晴らしい。
そういう鬼気迫った時に作られる要塞にこそ、人々の英知、気合がこもっているというものでして、見ていると心が震えるのです。
土塁の高さは、人が中を伺いしれないような高さ、つまり2メートルほどあります。
本来はもっと高い土塁にしたいものの、短期間で構築するためには、これが必要最低限といえましょう。
内部が直接見えないように、虎口も作られています。
四方には大砲を移動させるスロープ、台場があります。
もっとも、水の手が無いのが致命的で、すぐ脇に川が流れているものの、これでは数日の籠城が限界と思われます。
自分が構築するのであれば、もうすこし北西寄り、亀田川自体を防御兼用水路として使います。
(あるいは当時は川の流れが現代と違っていたのでしょうか!?)
いずれにせよ、この要塞は素晴らしい。
訪れるべき価値があります。
すでに日が落ちておりまして、本当なら四稜郭に泊まりたかったものの、熊出没注意という看板がそこかしこにあるため、この日は函館市街地に泊まりました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。