皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
1 いつもお世話になっているお客様から、ホイールのご相談を受けました。
ディープリムホイールを使ってみたいのだが、何を選べば良いのだろうか、というものでした。
まず、ほとんどのスポーツバイクで採用されているホイールの素材は、アルミニウム合金です。
アルミニウム合金は、他の金属に比べれば軽い、とはいうものの、カーボンに比べると重量がかさみがちです。
そこで、多くのホイールは極端な重量増をしない範囲で、リムの形を工夫しているのです。
その上限が35mmくらいの高さであり、概ねこの高さを超えるリムの高さ(リムハイトともいいます)を持っているホイールを、ディープリムホイールと呼びます。
ディープリムホイールは今申し上げましたように、リムハイトの分だけ重量が増すため、軽量、上質なカーボンで作られることがほとんどです。
(一部、金属製のディープリムホイールもありますが、スポーツ用途には向かないと思われるため、ここでは割愛します。)
上質なカーボンを使って極限まで軽くしたカーボンディープリムホイールは、その価格もびっくりするほどで、カーボンディープリムホイールを持っているか否かは上級者への登竜門と申しますか、ロードバイク道を進むことを決めた猛者たちが集まる最後の到達点なのです。
(私、奈須野は42mmハイトのちょっぴり背の高いホイールを使用しています)
2 (1)カーボンディープリムホイールを選ぶ理由の第一は、空力抵抗の低減です。
背の高いリムが正面からの空気を整流して後方に流してくれるため、巡航速度が上がれば上がるほど、カーボンディープリムホイールの恩恵が増していきます。
(2) 次に、軽量化です。
かつては背の高いリムが重量増となって、アルミモデルのホイールの方が軽い、ということもありました。
しかし、カーボンの成形技術が年々上がり、重量面でもアルミモデルと同等かそれ以上の軽さを実現できるようになりました。
そのため、現在では、SHIMANOを含め、各社とも、カーボンホイールを優先的に開発、販売するようになりました。
ホイール周りの軽量化は、それ以外の部分の10倍効果的だ、などという言葉もありまして、10倍というのは極端な例えでありますが、走行性能にものすごく影響する、というのは事実であります。
(3) そして、剛性です。
ディープリムホイールはリムの高さがある分だけ、縦剛性、横剛性が高くなります。
高剛性のホイールは、それだけエネルギー伝達効率に優れ、ライダーのパワーを余すこと無く路面に伝えることができるのです。
3 上記三要件を満たすものとして、CADEX 65 Tubelessをおすすめ致しました。
(1) まず、空力抵抗ですが、CADEX 65 Tubelessは、その名の通り、リムハイトが65mmです。
これだけ背の高いリムはロードバイク向けとしては最上位クラスで、正面からの空気抵抗を大幅に抑えることが可能です。
また、リムだけでなく、スポークもエアロ形状で、空力抵抗を極限まで減らしています。
なお、リムハイトの高いホイールは横風に弱い、というのが従来の定説でした。
しかし、CADEXでは、このような指摘があることを十分に承知しており、リムの頂点を丸くすることで、整流効果を高め、横風の影響を最小限にとどめています。
(2) 次に、軽量化について、CADEX 65 Tubelessは上質なカーボン原紙を最適に配置をすることで、65mmハイトながら、前後合わせて1425gという超軽量ホイールを実現しました。
なお、エントリーグレードのロードバイクに採用されているアルミホイールが2,000gほどですから、CADEX 65 Tubelessであれば、実にホイールだけで600gも軽量化が可能です。
エアロスポークは、当然ながらカーボンで、軽量化に貢献しています。
(3) そして、剛性についてみると、65mmハイトのリムによって、卓越した縦剛性、横剛性を誇ります。
(4) 最後に、カーボンディープリムホイールに特有のことではありませんが、CADEX 65 Tubelessのハブは、軽量なだけでなく、超低摩擦のベアリング、ハブを採用しており、低速域からライダーの出力を損なうことがありません。
ホイールの性能を決めるのは、重量、剛性だけでなく、ハブの良し悪しも重要でして、CADEX 65 Tubelessであれば、そのあたりも手抜かりはありません。
(5) これは製品の性能と直接関係無いかもしれませんが、CADEX 65 Tubelessは通常のサイクルパーツの2倍、2年間の製品保証が付与されています。
さらに、5年間、製品交換保証プログラムというものがありまして、5年間であれば、理由のいかんを問わず半額にて新品と交換致します。
これほど強固な保証をしているのは、それだけCADEXの品質に絶対の自信があるからです。
いかがでしたか。
CADEX 65 Tubelessであれば、究極のエアロ性能と軽量化を同時に手に入れることが可能です。
本文ではあえて申し上げませんでしたが、ハイエンドではディスクブレーキ用ホイールが主流となりつつある昨今、リムブレーキモデルで最新のラインナップが存在するCADEXは貴重な存在といえましょう。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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