皆様、こんにちは!!
Bikeportスタッフの奈須野です。
2020年6月18日、他のモデルに先駆けて、ESCAPE R DISC ¥61,000(税抜) の2021年モデルが販売開始されました。
ベストセラーモデル、ESCAPE R3をベースに、油圧ディスクブレーキを採用したモデルです。
参考 ESCAPE R3、R3W
1 概要
SIZE : 370(XXS),430(XS),465(S),500(M)mm
WEIGHT : 11.5kg(465mm)
FRAME : ALUXX-Grade Aluminum OLD135mm
FORK : Aluminum
DRIVETRAIN : SHIMANO ALTUS / M315
BRAKES : TEKTRO TKD143 160mm Rotors
WHEELS : GIANT SPINFORCE LITE DISC
TIRE : GIANT ESCAPE R TIRE 700x30C
SPEED : 24 Speed
COLORS : ブルー・ダークシルバー, フォレストグリーン, マットダークシルバー
ESCAPE R DISCの最大の特徴は、油圧ディスクブレーキを採用していることです。
従来のリムブレーキ、Vブレーキはホイールの外周部をブレーキシューで挟み込んで制動する仕組みでした。
利点としては、構造が単純であること、価格を比較的抑えることができること、などが挙げられます。
これに対して、油圧ディスクブレーキは、オートバイ等にも採用されている方式で、ケーブル内にオイルを充填させて、制動専用のディスク(ローター)をパッドで挟むことで制動します。
油圧の力、パスカルの原理やテコの原理などの物理作用によって、従来のリムブレーキ、Vブレーキよりも少ない力で制動することが可能です。
さらに、従来のリムブレーキ、Vブレーキですと、ホイールの外周部をギュギュッと挟み込むため、路面が濡れていたり、非舗装などでタイヤ、ホイール外周部が泥まみれになってしまうと、ブレーキシューが滑ってしまい、制動力が落ちてしまいます。
これに対して、ディスクブレーキであれば、ローターはホイールの中心にあり、路面から遠い位置にあります。
荒天時、悪路でも制動面が汚れにくく、制動力が落ちにくいという特徴があります。
ESCAPE R DISCには、油圧ディスクブレーキが採用されており、特に日本は雨が多い地域ですから、雨でも制動力が落ちにくく、かつ、少ない力で制動できるディスクブレーキは、有益なパーツといえるでしょう。
3 価格上昇を最低限に抑える
従来の油圧ディスクブレーキ採用モデルというのは、リムブレーキモデルと比べて、2万円前後はお値段が上がるのが常でした。
しかし、ESCAPE R DISCはリムブレーキモデルのESCAPE R3と比べて、価格上昇を9,000円に抑えており、いよいよクロスバイク界にも、本格的な油圧ディスクブレーキ普及の波が押し寄せてきました。
4 シックなカラーリング
2021年度のESCAPE R DISCは、カラーリングが非常にシックです。
本記事でご紹介しているモデルは、フォレストグリーンで、ボディは深緑。
タイヤサイド、グリップ、サドルをブラウンにして、レトロな雰囲気を出しております。
冒頭で述べましたように、使われているパーツ群は油圧ディスクブレーキ等、最新のものであるのに、カラーリングはクラシック。
そのギャップに、ニヤリとしてしまいます。
他のお色をご紹介すると、
ブルー・ダークシルバー
フレームの中程からグラデーションをかけて、ブルーからダークシルバーに変化しています。
従来は高級車にしか採用されていなかったフェードカラーで、凝った塗装です。
マットダークシルバー
マットダークシルバーは、一瞬、オフロードバイクかと見間違うほどの、重厚感、精悍さがあります。
5 新ブランドロゴ
2021年モデルより、勢いを感じさせる、新ブランドのロゴになっております。
6 フレーム
ALUXX-Gradeの軽量アルミ合金を用い、油圧ディスクブレーキモデルながら、
11.5kg(465mm)と十分に軽量です。
トップチューブとシートステイに段差を設けることで、リアホイールからの突き上げを緩和し、乗り心地が優しくなります。
リアキャリア(荷台)、フェンダー(泥除け)などの装着が容易な、ダボ穴標準装備です。
7 フロントフォーク
ESCAPE R3との違いは、フロントフォークにもあります。
ESCAPE R3は、フロントフォークがクロモリ鋼でしたが、ESCAPE R DISCはアルミ合金に変更されています。
これは、ディスクブレーキによる重量増を最小限に抑えるためです。
形状もストレートフォークに変更されています。
8 タイヤ
クロスバイクの中では、太めの30Cタイヤを装備しています。
9 変速
フロント3段、リア8段の、24段変速です。
ものすごく軽いギアも搭載されているため、坂道でもラクラク登ることができます(もちろん、個人差がありますが、一番軽いギアであれば、時速4kmくらいしかでません。ゆえに、激坂も登ることができる、というわけです)。
10 カスタマイズ例
リムブレーキモデルと異なり、ディスクブレーキモデル専用のスタンドです。
フレームに直接固定するため、安定性が高いのが特徴です。
専用スタンドではありますが、お値段は一般的なクイックリリースを使って固定するスタンドと同価格の2,800円 (税抜)です。
カギをフレーム内部に装着してあります。
FLEX COMBO+ ¥2,300 (税抜)
スポーツバイクは車道を走ることが基本です。
安全性を確保するために、後方のクルマに自己の存在をアピールすることが効果的です。
装着しているのは、NUMEN+ UNICLIP TL ¥3,000 (税抜) です。
このリアライトの面白いところは、ライト下部にドッキングステーションが内蔵されおり、そのドッキングステーションに、さらに1アイテムを装着できます。
例えば、フェンダーやサドルバッグ等、様々なアイテムを追加することが可能です。
横浜西口店では、様々なクロスバイクの試乗車をご用意して、実際に複数の車体を乗り比べることが可能です。
皆様のご来店をお待ちしております。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。