コロナウイルス感染対策のために密集を避け自転車を通勤の足として活用される方が増えているようです。当店でも今月に入り通勤用途での車体購入のご相談や、長期間使用されていなかった自転車の修理依頼を数多く受けております。
また、普段から趣味や競技を目的にスポーツ自転車をご利用の方からは「レースが中止になってしまい、モチベーションが上がらない…」「外出自粛が推奨されている中なのでサイクリングに出かけられない…」等、様々な声が耳に入ります……
そういった情勢からか、一定期間お預かりが必要なオーバーホール等の大きな作業のご依頼も多く頂いております。
今回はそんなオーバーホル作業の様子をご紹介したいと思います。
一見とてもきれいなバイクですが分解しないとなかなか手の届かないところに意外と汚れって溜まってしまうものなんです。
例えばこちら、
クランクのBBと接している箇所には油と混ざった砂ともホコリともとれない汚れが沈着していました。
さらにチェーンリングも外し、普段だと見落としがち(と言うか物理的に届きにくい)クランクアームの裏側にこびりついた汚れも落とします。
まるで新品のような輝きが戻りました!
リアディレイラーのプーリー周りは特に汚れが溜まりやすい場所!
こちらも細部まで分解洗浄。
クリーニング後はディレイラーのヒンジ部やプーリーなど駆動パーツにしっかり注油をします。
何かと悩ましいご時世ですがこれもいい機会と捉え、皆様もぜひ一度ご自身の愛車のお手入れをしてみてはいかがでしょうか?