みなさまこんにちは、”落選”横浜西口店村松です。
今日はお持ち込みいただいたロードバイクの作業ブログになります。
片効きするディスクブレーキ
今回お持ち込みいただいた車体は他店購入のPROPEL。
最近はあまり屋外では乗っておらず、室内トレーニングで使う機会のほうが多いとのこと。
久しぶりにライドしたところ、ブレーキが片効きしているそうで、お持ち込みいただきました。
2年前の納車以来ブリーディング等はしていなかったそうです。
ブレーキパッドのあたり調整に合わせてオイル交換もご希望とのことでお預かりました。
ダストがキャリパー全体に付着しています。キャリパーとパッドの汚れも落としていきます。
前輪に関しては常にパッドとローターが当たっているような状態です。
ローター(車輪)を外しました。
パッドを外すと片方(右側)のピストンのほうがより飛び出ています。左右それぞれピストンの動きが鈍い状態です。
ブレーキキャリパーのセンターも出ていない可能性があります。(そもそも片効きですし)
今回はバーテープも交換していきます。
作業していきます
キャリパー側(下側)から新しいオイルを入れ、古いオイルをレバー側(上側)に押し出していきます。
湿気やエアーが混ざり劣化して透明になった古いオイルが、新しいオイルと混ざって出てきました。
エアーがレバー側に上がって、まとまって出るように数時間放置します。
キャリパーの汚れを拭き上げ、エア抜きをしていきます。
いっぺんに大きなエアーが出てきました。
あとはピストンを押し出したりレバーを引いたりしてオイルを動かしながら、細かいエアーを抜いていきます。
ピストンもなるべく左右均等に動くようにします。
今回はエアーが抜けてタッチが良くなるまで4~5時間ほどかかりました。
ピストンの位置を正しく調整したところ、ローターに対してキャリパーの位置が若干ドライブ側に寄っていました。
油圧式はローターとディスクの位置に合わせてピストンの位置がある程度勝手に決まっていくので、これでも問題ないといえば無いのですが、同じだけピストンが出ていたほうがより均等に動いてくれるはずです。
パッとした握り心地にするためにキャリパーの位置調整もしました。
キャリパー側の作業がいったん一段落したので、パッドを外して洗浄していきます。黒い汚れが浮いてきているのがわかります。
パッドを戻していきます。
若干ローターが歪んでしまっていたのですが、センター出しもできました。
今回新しく巻いたバーテープはCADEX AR Handlebar Tape
かなりの肉厚ながらグリップ感も高く、さすがレーシングブランドといった具合です。
ブレーキのタッチも格段に向上し、快適なコックピットに生まれ変わりました!
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この記事の投稿者…
大手メーカー販売スタッフを経て、2024年bikeport横浜店へ参加。
ロードバイク、グラベルバイクを乗りこなし、時にはバンドマンとしても活躍
TCR ADVANCED SL 1
2025年4月メイクデビュー完走
大酒飲み&大食い