みなさまこんにちは、横浜西口店村松です。
今回はみなさまお待ちかね、CADEXのご紹介と取り付け記録のブログになります。
CADEX Aero Integrated Handlebar
CADEXの精密カーボンレイアップ技術を用いた、接着剤を使用しない独自のワンピース製法で製造されたカーボンハンドル。
325g (420mm x 100mm バー)と、軽量でありながら、全くたわみやねじれを感じさせない堅牢性が手に取るだけで伝わってきます。
OD2 (1-1/4)、OD1 (1-1/8)、OverDrive Aeroコラムに対応し、コラムのステム側は肉抜きされておらず、剛性を意識した構造になっています。
空力性能の向上のために、コラムキャップの上に被せるカバーが付いています。
ステム裏面はコラムクランプ部前部にホースルーティング用のホールが設けられています。
外装ルーティングにも対応するためハンドル裏面からホースを配線できるようになっています。完全内装、セミ内装にも対応しています。
ハンドルの背面には、シマノDi2のサテライトシフターに対応するための穴があり、拡張性を確保しています。
ガイドのホースが通っています。組み立てる立場としてはとてもありがたいポイントです。
サイコンのマウントが最初からアッセンブルされています。CADEXロゴも刻印されていて、満足度が高いです。
マウントタイプはGIANT,GARMIN,WAHOOとなります。
さまざまなフレームに対応するためのスペーサー、シムが付属していました。
いわゆるステムの下側をきれいに配置するスペーサーです。コラムスペーサーの形状も真円だけでなくなってきましたからね。
対応はTCR Gen.9(OD2) 、TCR Gen.10(OD AERO)、PROPEL Gen.3(OD AERO)※ただしTCR Gen.10とはスペーサー形状が異なる。
最後に 真円用のODスペーサーの計4タイプとなります。
シムにまでCADEXロゴが刻印されている、、、。さすが、、、。
PROPEL Gen.3(OD AERO)用のスペーサーを使います。
取り付けていきます
まずは、もともと付いていたハンドルバー、ステムを取り外していきます。
STIレバーの角度や、向きもしっかり記録しておきます。
ステムを取り、専用のスペーサーに付け替えます。フレームに付属していたスペーサーと、わずかに形状が異なっていました。
ブレーキホースの長さが足りない場合は、ケーブルを通し直しします。今回は長さが足りそうなので、そのまま流用していきます。
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今回の我々の命綱、それはハンドルバー内に通されていたケーブルガイドです。
これにワイヤーを通して、ブレーキホースを通すことができます。
これが無かったり、誤って外れてしまうと、正直通せる自信がない、、、。
ステムの裏側です。ブレーキホースを通す穴はブレーキホース1本分の幅しか無いので、一度通すとガイドも左右の行き来ができません。
ハンドルバー内でクロスしないように祈ります。(ハンドルバー内でクロスする分には、性能や取り回しに影響する可能性は低いはずですが)
写真からわかるように、コラムが通る円柱の中にステム側に空洞がありません。
恐らくここで強力な剛性を稼いでいるのでしょう。配線時はなおさらガイドが必要ですね。(超感謝)
八ツ橋みたいなシムをすき間に入れます。
ホースの長さが足りそうで一安心の山本。(外装からフル内装へ変わるのでちょっと不安だった模様)
まだ、レバーも何も付いていないですが、既に並々ならぬオーラがあります。
交換前のSTIレバーの角度の写真などを基に、STIレバーを取り付けて行きます。
バーテープを巻いたら見えなくなってしまうドロップ部の隠れCADEXがえっちです。
山本「むふー」
いったん、レバーの向きもほぼ決まり、ホースの長さも十分足りることを確信。
ホースとレバーを繋ぎ、ブリーディングをし、、、
丁寧に脱脂します。
バーテープを巻きかえ、、、
ついに!!!!
完成、、、!
CADEXのロゴが光り輝いています。
ステムの太さと角張った作りが、見るだけで剛性を感じさせます。
高さを調整するため、コラムは切らずに残しています。
ハンドルバーの背面は切り落としたような形状で、最近の空力のトレンドが垣間見えます。
STIレバーにかけて、若干盛り上がったような形状をしています。
専用のスペーサーを介して、完全にフル内装化されたルーティングです。ステム下の面が合っていて美しいです。
正面から見ると、端からステムにかけてほんの少し厚くなっています。空力と剛性と、快適性の両立のためでしょうか。とにかくえっちです。
CADEXインテグレーテッドエアロハンドル搭載PROPELがいきなり2台もそしてこれから取り付け車体が更に1台!
今回お取り付けさせていただきました実業団選手のT様のインプレッションも楽しみです。レースでのインプレッションを楽しみにしてます!
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この記事の投稿者…
大手メーカー販売スタッフを経て、2024年bikeport横浜店へ参加。
ロードバイク、グラベルバイクを乗りこなし、時にはバンドマンとしても活躍