こんにちは
bikeportの髙梨です。
今回は、初代RockShox SIDのメンテナンス作業をします。

※画像一番左のモデルです。
いわゆるフルオーバーホールではなく、グリスとオイル交換をメインにしたリフレッシュ作業になります。
調子は悪くないけど、 「しばらく中を開けてないから一度見てほしい」 という、わりと多いパターンですね。
状態チェック

まずは状態確認から。
- 動きはスムーズ
- エア抜けなし
- オイル漏れなし
- シールの状態も問題なし
正直、コンディションはかなり良いです。
なので今回は無理に部品交換はせず、 今の状態を長くキープするためのメンテナンスをしていきます。
分解していきます。

上部のネジを外し、専用の工具で空気を抜きます。
この頃のモデルはサッカーボールに空気を入れるような針で空気を入れています。

アウターレッグは8mmのアーレンキーで外せるようになっています。
左右とも同じように外します。

アウターレッグが外れました。
内部の機構を固定しているサークリップを外しインナーチューブからユニットを引き抜きます。


オイルが乾いたりなどはないですがグリスは汚れていますね。
開けてみると、それなりに年数は感じます。 この頃の年代は特に、機構が単純で、潤滑状態がそのまま動きに出るフォークなので、 このタイミングで手を入れておくのは正解です。
清掃・グリスアップ


内部を清掃してから、 スライド部を中心にグリスアップします。

インナーチューブが擦れる部分のシールも一度外し、アウターレッグ内も一度クリーニングします。

クリーニングしてシール部分には専用のグリスを塗布します。
組み立て・動作確認

ユニットを内部に戻しアウターレッグも取り付け上下に新しいサスペンションオイルを入れます。

ネジ部分にもグリスを塗布し、組み立ては完了です。
組み立て後、実際にストロークを確認。
もともと悪くなかったのが、さらにスムーズに動くようになりました。
まとめ
今回の初代RockShox SIDは、フルオーバーホールが必要な状態ではありませんでした。
動きも悪くなく、シール類の状態も良好だったので、グリスとオイル交換を中心にしたリフレッシュメンテナンスのみで対応しています。
この年代のSIDは構造がシンプルな分、潤滑状態がそのままフィーリングに出ます。
不調が出てから手を入れるより、調子が良いうちにメンテナンスしておく方が結果的に長持ちしますね。
オーバーホールまでは考えていないけど、中の状態が気になる。
そんな場合でも、今回のような作業はおすすめです。
旧世代サスペンションのメンテナンスも対応していますので、気になる方は気軽に相談してください。
シールが全く手に入らないものに関してはさすがに無理ですがHEADSHOKなどの修理も受け付けておりますので是非ご相談ください。
ではまた。
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この記事の投稿者

髙梨 祐希 (メカニック/カスタマイズアドバイザー)
bikeportに勤めて6年目 学生時代は大手量販店での現場経験を積み、bikeportでも現場作業で一般車の複雑な修理作業から、スポーツバイクの修理・カスタマイズを担当。
中学1年生よりスポーツバイクに親しみ、ロードバイク、グラベルバイク、マウンテンバイク、フラットバーロードなど多様な車種を経験。
工業高校で培った知識を基に、構造理解を重視した確実性と再現性の高い整備を行う。
趣味は写真撮影とラーメン屋巡り。



