皆様こんにちは!
bikeport横浜西口スタッフ鈴木です。
今回は先日お客様からESCAPE R DISC(エスケープアールディスク)のライトオーバーホールの作業依頼を受けましたので
その過程をブログにします。
先日当店で車体を購入してから2年以上経つというお客様から「自転車のオーバーホールをして欲しい」というご依頼を受けました。
車体を拝見してみるとパッと見問題なく見えますが、お預かりして再度チェックしてみると
タイヤのひび割れやブレーキパットとディスクローターの摩耗、チェーンの伸びなどがありました。
そのため今回は前後のタイヤとチェーン、特に摩耗していた後輪側のブレーキパッドとローターの交換と合わせて全体的なクリーニングも
させていただきました。
先ずクリーニングですが、スプロケットがかなり汚れていますね。
触ってみると汚れがザラザラしている印象、実はチェーンオイルの汚れには細かな砂が含まれております。
このまま伸びたチェーンと使い続けると新品のチェーンと比べて歯車との当たり方が変わってしまい
汚れに含まれる砂が研磨剤のような役割を果たしてしまうので歯車の山が削れていってしまいます。
その結果歯滑りの原因になり、歯車ごと交換なんてことになりかねません。
チェーンが汚れたままになるとチェーンの動きを阻害してしまい、バイクの反応が悪くなったり変速にも影響してきます。
ブラシやウエスを使って隅々まできれいにしました。
この画像はディスクローターを斜めからみたものですが、矢印の指している部分が丁度パットがあたっている部分とあたっていない部分の境目なのですが
この部分にわかりやすく段差ができてローターが薄くなっている事がわかります。
これが更に薄く削れていくと走行中ブレーキをかけた瞬間にローターが折れてしまって命に関わる重大な事故に繋がる恐れもあります。
ちなみにこちらが新品のローターですが厚みが一目瞭然で違いますね。
クランクも取外してフレームの洗浄をしている様子です。
お次はヘッド側のクリーニングです。
通常自転車を外に保管してい場合はこの辺のベアリングに水が入ったりして錆びてしまうことが有りますので、最悪走行中に急にハンドルの動きが渋くなったりしてハンドル操作に影響を与えてしまい重大な死亡事故に繋がりかねません。
今回は屋内保管されている車体ということも有り状態は悪くなかったので交換はせずにクリーニング&グリスアップをしました。
その他のパーツに関してもクリーニングが完了したら各部をグリスアップし直して取り外したパーツを組付けて完成です!
いかがでしたでしょうか?
今回は購入して2年程しか経ってない自転車と言う事でしたがブレーキ周りやワイヤーなどはやはり劣化してました。
保管状態や乗り方、メンテナンスの状態によっては更に他の箇所も劣化が進んでいたと考えるとやはり定期的な点検は今後の自転車の寿命だけでなく
自転車に乗る人やそれ以外の方の命にも関わる非常に大事な作業と言えますので、もし自転車を購入してまだ何もメンテナンスしたことがないという方がいらっしゃいましたら
当店購入車体の点検は無料でさせて頂いてますし他店購入車体でも¥1,650~¥3,300程で点検できますので是非一度点検などでお持ち込みされることをオススメ致します。
最後までお読み頂きありがとうございました!
以上bikeport横浜西口店スタッフ鈴木哲平でした