皆さんこんにちは。
シクロシーズン到来につき、シクロクロスやグラベルバイクといったお問い合わせが非常に増えております。
話題の油圧ブレーキや、ワイドタイヤを飲み込むフレーム、強力なトラクション性能など、求められるスペックはロードバイクをしのぐかもしれません。
そんな空前のX-ROADブームで今回ご紹介するのが、CANNONDALEが送り出すCAAD X
CAAD Xはカーボンベースの”SUPER X”の弟分の車体で、フレームはアルミニウムベースの車体になります。
価格は昨年の¥140,000円から5万円UPし、¥190,000円となりました。
昨年までのラインナップでは、コンポーネントは機械式のTIAGRAで、ブレーキはワイヤー式のディスクブレーキを採用していましたが、今季からは油圧式の105が採用されており、制動力は格段にアップしています。変速段数も20から22にアップデートされていります。
さらに一昨年まではフロントもクイック仕様でしたが、昨年からSUPER Xと同様のフォークが採用されたため、12mmのスルーアクスルが採用され剛性がアップしました。ブレーキはポストマウントから、フラットマウントを採用し、より軽量でシンプルな取り付けになりました。
価格は5万円と上がってしまいましたが、ワイヤー式から油圧式にアップデートされたところを見ると、後々カスタマイズするより、費用対効果は非常に大きいのでないでしょうか。
リアホイールはクイックリリース(QR)仕様のため完成品のホイールでは前後別々に用意しなくてはいけないので、選択肢は多くはありません。※一部ホイール側のキャップ交換で12mmから5mmに変更可能なものもあります。
しかし、MTBをはじめ、グラベルバイクではまだまだフロントスルーアクスル、リアQR仕様というフレームが多いですし、オンロードホイールと比べホイールにかかる負荷を加味すると、修理やメンテナンス性の良い手組みホイールの需要が高いのも事実です。
またCAAD XはSUPER Xと異なり、Aiオフセットは採用されていませんので、そういった意味ではまだSUPER Xよりは選択の幅はあると思いますが、いずれにしろホイールのアップグレードは手組みホイールがオススメですので、心配は無用です。
フロントは46/36T の、リアは11-34T という構成で、ギア比も1:1とまではいきませんが、かなり軽いギア比ですね。
ロードバイク同様2×11なのでオンロードでも遜色ないぐらい踏めます。下りや、剛脚な方は踏み切っちゃいますが…
総括すると、コンポーネントやフォーク周りがだいぶ強化されているのが2020年モデルの特徴で、主流の規格を多く採用していますので、カスタマイズ性も良さそうです。
油圧になったことでより戦闘力のパワーアップしたCAAD X 2020!!
スタッフの小林は兄貴分のSUPER Xを所有しておりますので、試乗もいただけますので、お気軽にお問い合わせください。