今回はステインサイクルズPegロードのカスタマイズを承りましたのでご紹介いたします。
おそらくpegロード史上最高クラスのドリームビルドとなっています。
まずステインサイクルズをご紹介いたします。この動画を見てもらった方が早い気がします。
つまり20インチでちゃんとロードなんです。汗
ジオメトリー設計からかなり気合が入っていますが、ホイール規格も小径車では珍しい100×12TA 142×12TAを採用。つまりエンド幅は700のDISCロードと同じ規格なんです。書き出したらきりがないですが、ヘッドはテーパヘッド、AL7005の超軽量アルミニウムをトリプルバテッドで成型するなどフレームの気合の入れようが尋常じゃありません。
それは創業者ステインさん競技者でもありながら20年に以上も自転車つくりに人生をささげる大の自転車人なんです。
小径車でありながらガチなペグロードをさらに軽くさらに進むバイクに仕上げます。


既存の構成ではSHIMANO 105機械式R7100系 12Sを採用。ホイールは451 20インチアルミホイール。タイヤは1-1/8
用途:主に移動としての足や輪行など日常使いから軽いサイクリング用に、とにかく軽く、走りも輪行もより快適になるようにしたいとのことでした。
機械式シフトを採用しているので当然シフトケーブルが2本、油圧ブレーキ用ホース2本 合計4本のホースが配線されています。
これを電動化することによって、シフトケーブル2本を廃し、航空機に乗せる際も簡単にバッテリーが脱着できるようにしていきます。
そんなこんなで今回のレシピはこちら
SRAM AXS E1 コンポーネント一式
50mmハイトカーボンディープリム
DT-SWISS ラチェットEXP 240ハブ
ベースのフレームも非常に気合の入った仕様なので構成パーツも気合を入れていきます。

〇新型SRAM RED 『E1』
SRAM RED AXS E1は2025年にリリースされたばかりのSRAMの最新かつフラッグシップ機になります。

今回特に大きい変更はレバー形状および内部ピストンが大幅に改良され、レバータッチが劇的に軽くなりコントロール性の向上や変速やブレーキングによる疲労軽減など恩恵をもたらします。この形状を採用した最新モデルE1はREDからFORCE、RIVALまでリニューアルされています。


SHIMANOでいうGRXのDi2のレバーにかなり近い形状をしており、ブラケット位置からのグリップでもレバーへのアクセスがしやすくレバーの初動はかなりスムーズになっています。

D2と呼ばれるシリーズセカンドグレードとサードグレードのFORCE RIVALのみに展開していた型はわずか2年半~という短い期間でモデルチェンジしたことになります。
このD1シリーズも初期型のレバーに比べかなりコンパクト化したモデルにはなりますが、今回のE1シリーズはそれを遥かに超える大型アップデートになっていますので、正直変える価値はあります。というか変えてください。滝汗

〇小径車のギア比
今回は小径車ということもありギア比は慎重に設定していきます。

そもそもこのSRAMの特徴の一つとしてリアスプロケットは最小歯数は10Tとなります。SHIMANOは11T(ロード・グラベル)
つまりフロント歯数が多くなくても最大のギア比が稼げるわけです。
また小径車はその名の通り車輪の径が小さいのでひと漕ぎで進む距離が一般的な700Cに比べて短いです。
ロードバイクのタイヤの直径が70cmかつ1回転で進む距離(ギア比1の場合)約2.2mなのに対し
小径車(20インチ)はタイヤの直径が約50cmかつ1回転で進む距離は約1.6mになります。
つまり同じギア比だと小径車の場合は約7割程度しか進まないので、これをギア比で補うのです。
今回は50-37Tリアが10-30Tとなりました。最大ギア比は5.0 SHIMANOのノーマルの52-36の11-30Tより最大ギア比は4.727なので高いことになります。
輪行や通勤、街乗りもある程度視野にいれるとこれぐらいで十分でしょう。
〇小径車のホイールは売ってない!!なら組めばいい!!
熱心な小径車乗りの方は一度は感じたことあるんじゃないでしょうか。「ホイールカスタマイズしたいけど売ってない…」

※中には組むことを前提にハブだけの供給のグレードも存在します。
日本に出回っているスポーツ自転車の大半は700Cの規格になります。さらに深堀するとハブやエンド幅はロードバイクであれば最近はDISCブレーキ仕様で100×12TA(Thru axle)リアが142×12TAとなります。bikeportは比較的に取り扱いのブランドは多い方だと思いますが、薦めているブランドはいくつかに絞っています。
その取扱いがある中でも、小径車カテゴリーのパーツを多くないので、しっかりヒアリングをさせていただき構成をご提案させていただいています。
ちなみに今回のフレームのハブ規格は最新のロードバイクと同じ規格というむしろ珍しい仕様でしたのでハブは特段難しくありませんでした。
20インチの小径車厳密にはホイールサイズも406と451の二種類あります。20インチのホイール探せばなんでも取付できるわけじゃないです。ここテストに出ますよ。
今回詳しい説明は割愛しますが、フレームも451規格を元々採用しコンセプトも451の方があっているので451のリムで構成することにします。

今回リムはNXTIE(ネクスティー)というブランドのBMX50 DISCというリムを採用しました。名称がBMXとついていますが、ちゃんと451規格ですし、実はレーサーのBMXは451のリムが使われているんですね。見た目に反してもうAir過ぎて持ってることを忘れそうでした(滝汗)

このリムはカーボンリムでハイトが50mmもあるエアロリムなのでかなりインパクトがあります。
この手の小径車でついているのはほぼ見かけないですし、とってもかっこいいので優越感あると思います。

ホール数もラインナップが充実していますが、今回はある程度の軽量性と堅牢性のバランスを重視して28Hのリムとハブを採用しました。
なんかスポーク短すぎて怖いですね…汗
組み方はフロントはラジアルでもよかったのですが、オーナー様がメンテナンスに持って来られる頻度が多くないため2クロスを採用し堅牢性を重視しました。

ハブは安定のDT-SWISS社のフラッグシップモデル240を採用、フリーに採用された『ラチェットEXP』が従来の爪式ではなく、面でかみ合い力を伝達するためパワーロスが少なく、破損するリスクも軽減します。SHIMANOのダイレクトエンゲージメントもこれに近いシステムになっていますね。
他にもCADEXも似たテクノロジーを採用しています。

👆は3爪式の従来のフリー。この爪がハブ側の凹凸に嚙みこむことによってホイールが駆動します。

このラチェットEXPは工具を使用しない『ノーツールコンセプト』を提唱しており究極には出先ですらメンテナンスを可能にします。
ホイールもどこの競技車体やねん!という突っ込みが入りそうなぐらい気合が入った仕様になってますね。
とにもかくにも「ホイールがなくて困った」と悩むよりまずはお店に相談して下さい。

完成したのがこちら!!


いやかっこいい。
クリーニングとコーティングも施工させていただき、全く別のバイクに生まれ変わりました。
少しだけ試乗させていただきましたが、もはや小径車ではないです。走りはまさにロードバイクそのもの。
配線も目に見えて2本減っているのでかなりすっきりした見た目になっています。
何より目を引くのはこのディープホイールと、SRAM REDクランクがただならぬオーラを放っています。
小径車でここまでやるかと思うかもしれませんが、お客様が望むならトコトンやりましょうというのがスタッフの務め。
こだわりたいポイントは人それぞれ、ひとりひとりのお客様が望む最高の一台を作るお手伝いをbikeportは真剣に取り組みます。
ぜひ皆さんがやってみたいこと、疑問や不安にに思っていること、何でも構いません。
実現するために私たちが一緒に考えてカタチにします!



