こんにちは、湘南店の松坂です。
今回は恐らく皆様に馴染みのないであろうbmxの技についてのコラムでも書いてみようと思います。(需要滅茶苦茶少なそうですけどねっ☆)
第一回は1番単純かつ、初心者最大の難関「バニーホップ」、いわゆるジャンプについてです。
皆さんも1度はママチャリやお手持ちの自転車でぴょんぴょんした時があるのではないでしょうか。僕もbmxを手にする前にママチャリでぴょんぴょんしたり、クランクを回して遊んでいたりしてました。それがきっかけかどうか定かではないんですけどね(笑)
今やオリンピックの競技になったり、インスタグラムやYouTubeなんかでも簡単に映像を見れます。
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(僕が直近で見た中で一番高いバニーホップです。1m22cmですって、もう、わけわかめですよね。)
当たり前ですが、最初からこんなに飛べるならだれも苦労しませんし、できるわけがありません。よって練習に励むわけです。ただ、問題なのが初心者がプロの映像を見ただけでは何がどうなっているのか理解できません。
そこで初心者救済システムとした現れたのが「how to~」動画です。これを死ぬほどリピート再生しながら取り組む初心者が多いと思います。中高生や大学生、社会人の方々であれば非常に有効なツールとして使えます。
話が少しそれましたが元に戻します。自転車のジャンプにも二種類あって、前後輪を同時に挙げるのが「ポゴ」、前を上げてから後ろを上げるのが「バニーホップ」です。これを区分けして覚えるとこから始まると思います。大きな違いは最大打点にあります。
これがポゴの最高打点、
こっちはバニーホップの最高打点です。
ポゴの場合、身体でフロント側に蓋をしている様な感じになり、自転車が上に抜けられないために打点が低いのです。対してバニーホップはフロント側に上半身がかぶらないので自転車が一度上に抜けます。ここで大事なのが「溜め」をいかに作り、ロス無く上に放出できるかです。
こんな感じで胸をバーに寄せて溜めます。
ロスがないとこのくらいまでフロントが上がってきます。
基本的にどれだけ我慢してフロントを上げるかで最高到達点は決まります。リアはフロントの位置までしか上がりません。
限界までフロントを上げたら瞬時に足をたたむ様にしてリアを引き上げます。
リアを引き上げながら足をたたみ、バーを前に突き出します。この動作を「刺し」と言います。
最初のうちは刺すことを考えてはできないと思うので高さが出始めてからでいいですね。
と、まあべらべらと講釈を垂れ流したわけですが概要は以上となります。なんだか図鑑説明みたいになってしまいましたね(笑)
刺しにも色々な形があります。最初にご紹介したライダーの刺し方は上刺しですね。コンテストというのもありますが、あの刺し方が1番高さがでる刺し方ですかね。
他には最高到達点で両輪が平行になる刺し方や、僕みたいに完全に下方向に刺してフロントよりもリアを上げる刺し方もあります。本当にどのライダーも個性の出る基礎トリックであり、どれだけやっても完成しない非常に深みのあるトリックです。
基礎というだけあり、今後行うであろうトリックに付随してくるものなのでこれを怠ることは出来ないのです。
恐らくbmxを辞める人数が一番多いのもこのトリックであることは間違いありません。スケートボードのオーリーで心が折れて辞める人が多いように。僕の友人も何人かそれで辞めちゃいました。折角この世界の入り口に来たのだから何も知らないで引き返すのは勿体無いし、人が減ることでなんだか寂しい思いをしたのは今でも忘れられません。
なのでそういった思いをする人が減るように、買った人が自分のペースで楽しめるように7月から月二回のトリック教室をします!
それに伴って今回はこんなコラムを書いてみたのでした。(なんか今まで以上に脱線を繰り返している気が…)
第二回は果たしてどのトリックについて書くのか!乞うご期待!