皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
突然ですが、オンロードバイクにおいて、最も走行性能に影響を与えるのは、フレームですが、二番目に影響を与えるのはホイールです。
ホイール(とタイヤ)で走行性能に20-30%は変動があるといっても過言ではありません。
ホイールの性能を決める主な要素は、重量、回転抵抗、空気抵抗、剛性です。
しかし!!
本日はそれ以外の要素も満たしてくれる、という欲張りなホイールをご紹介致します。
ALEX RIMS アレックス リムズ RXD3の特徴は、まず、重量が前後で1,550gと、アルミホイールとしては十二分に軽量である、という点にあります。
完成車に付属しているホイールは前後で2,000gほどでありまして、それに比べて450gも軽いのです。
ホイール周りの軽量化はそれ以外の部分の10倍効果的だ!!などという言葉もありまして、もちろんこれは比喩表現でありますが、ホイールの軽量化は立ち上がりの速さ、鋭さ、減速時のスムーズさなど、あらゆるバイクの挙動が機敏になるという恩恵を受けます。
当然ながら450gも軽ければ、ヒルクライムでも有意な重量差となって現れるでしょう。
しかも、RXD3は重量がかさみがちなディスクブレーキ対応のホイールです。
それでいて、1550gというのは、他ブランドであれば¥100,000を超えるモデルでなければ実現できないでしょう。
このように、RXD3の重量はアルミホイールとして、一級クラスといって良いレベルにあります。
次に、回転抵抗ですが、フロント2個、リア4個の日本製シールドベアリングを搭載して、驚くほど滑らかに回転します。
高精度なシールドカートリッジベアリングを採用していますから、巡行速度に到達した後の速度維持が楽です。
空気抵抗という点では、RXD3は30mmの少し背の高い、セミディープリムを採用しています。
高すぎるリムハイトは重量増を招きますし、平地あり、上りあり、といったオンロードバイクであれば、このくらいのリムハイトが重量、空気抵抗のバランスが宜しいと思われます。
完成車に搭載されているホイールは、25mm前後のものが多く、RXD3は30mmですから、空気抵抗の低減を体感することができるでしょう。
剛性という点では、RXD3は過度に高剛性に振らず、オンロードメインで走りやすい、適度なしなりのある剛性に仕上がっています。
とはいえこれは標準で、というお話であって、スポークのテンションを上げることでもう少し剛性を引き上げることが可能です。
このように、RXD3は基本的なホイールの性能が十分高いにもかかわらず、なんと!!
現行で流通しているオンロードのほとんどすべてといって良いほど、幅広い車種に搭載可能なのです。
まず、従来のクイックリリース式に対応しています。
フロント9mm、リア10mmのクイックリリースシャフトが標準で装備されています。
フロント100mm QR、リア135mm QR対応、ということです。
ディスクブレーキモデルといいながらも、特にクロスバイクの世界ではクイックリリース式のモデルが多数ありまして、このようなバイクのアップグレードにRXD3はもってこい、というわけなのです。
さらに!!
フロント 12mm×100mm、15mm×100mm
リア 12mmx142mmのスルーアクスルにも対応します。
ディスクブレーキモデルでは、スルーアクスルのフロントフォーク、フレームという仕様のバイクが増えてきました。
特に、ロードバイクの世界ではほとんどスルーアクスルに統一されたと言ってよいでしょう。
そのようなバイクにも即、対応可能です。
しかも!!
この手のアダプタというのは一つ数千円といったような感じで、オプション販売されていることが多いものですが、RXD3には、あらゆるアダプタが標準装備しています。
これはお得感が高い。。。
最後に、フロントスルーアクスル、リアQRという変態(大変に失礼)構成のバイクというのも、少数ながら存在します。
ディスクブレーキ普及の過渡期に生産されていたモデルで、実を申せば、私、奈須野が日々ツーリングで酷使しているバイクも、このフロントスルーアクスル、リアQRというタイプなのです。
このような変態(再び失礼)バイクのホイールアップグレードというのは、ホイールの前後で新旧の規格がミックスされているため、どのブランドもラインナップしておらず、困難を極めます。
しかーーし!!
RXD3であれば、追加の出費無しで、フロントはスルーアクスルに、リアはクイックリリースで運用が可能なのです。
素晴らしい!!
さらに、このシャフトの変更が可能、という点は将来も安心、ということでもあるのです。
どういうことかと言いますと、ホイールは財産、などという言葉がありまして、バイクを買い替えたとしても、良質なホイールは複数世代にわたって使い回すことができる、だからホイールにお金をかけても十分にモトが取れるのだ、という意味だと思われます。
現在クロスバイクにお乗りの方で、RXD3をクイックリリース式で運用し、将来ロードバイクを買い足した時に、RXD3をスルーアクスルのシャフトに入れ替えれば、そのまま最新のロードバイクでも、ホイールを使い続けることができる!!というわけなのです。
ホイールを買い換えなくて済む!!
これまた素晴らしい!!
さらにさらに!!
チューブレスレディ対応です。
チューブレスレディキットを使えば、チューブレス化できるのです。
もう、どこまで万能なのだ、RXD3!!
画像引用 ライトウェイ
最後になりましたが、当然、11速対応で、ローターは6ボルトタイプとなります。
私も先日RXD3を購入致しました。
しばらくはRXD3を酷使していこうと思います。
酷使に耐えうるアルミホイールを探している方に、RXD3をおすすめ致します。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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