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新宿都庁前店 1960年代 ビンテージロードバイク オーバーホール

皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。


ある日のことでした。
ビンテージロードバイクにお乗りのお客様がご来店になりました。

お話を伺うと、他のお店でメンテナンスをしてもらったのだが、いまひとつ調子が良くないので、オーバーホールをしてもらいたい、とのことでした。
車体を拝見すると、Made in Franceという文字が燦然と輝きます。
オーナ


ー様の言では、50年ほど前のロードバイク、とのことでありました。

シフトレバーは当然ながらWレバー。
コラムに装着されている、という今となっては珍しい形式です。


お客様とお話をしながら、方針を決めていきます。
前述しましたように、他店さんでメンテナンス済ということでしたから、確かに外装は良好な状態にありました。
タイヤ、ワイヤーも新しいものに替えてあるようです。

そこで、今回は外装はいじらずに、内部のメンテナンスをすることに致しました。
つまり、ボトムブラケット、ヘッド分解と、ホイールがすこし振れていたため、振れ取りをすることに致しました。

当初、お客様がバーテープも交換したい、とのお話がございましたが、本車体はよく見ると、そもそもバーテープではありせん!!
革が縫い付けられているのです。
これは素晴らしいお宝。。。
私は絶賛して、このまま生かしておくべきと強くお勧めし、バーテープは交換しないことに致しました。


それでは作業開始です!!
いきなりボトムブラケットから分解します。

すると、なんということでしょう!!
グリスが!!
50年の風雪に耐えてきたからでしょうか、グリスが化石のような、凄まじいお色になっています。
ボトムブラケットをクリーニングして、SHIMANO プレミアムグリスを充填します。


新宿都庁前店では珍しいことではありませんが、当然ながらシールドベアリングではなく、カップアンドコーンのボトムブラケットです。
クリーニング後の玉あたり調整をして、再装填します。


次に、ヘッドを分解します。
ヘッドのグリスも劣化が激しい箇所でした。
こちらはグリスがかなり目減りしておりました。
さらに、グリスが固体のようになっていたため、ぬぐうだけではだめで、エアガンで吹き飛ばしながらクリーニングをしていきました。
こちらも、SHIMANO プレミアムグリスを充填します。



フロント、リアホイールの振れを取ります。
全体的にテンションが低すぎのようでした。


ブレーキシューを新しいものに交換しました。
DIA-COMPEのブレーキシューを使います。


変速に不具合が無いかどうか、チェックをします。
変速は好調でした。
また、チェーンの伸びもほとんどありませんでした。
歯飛びもしない、という良好な状態でした。

フレームのキズを消し、ガラスコーティングをかけて完成です!!
フレームの輝きはかなり増したのではないかと思われます。

作業範囲が限定的であったため、比較的早めに終わらせることができました。

お預かりしてから2週間ほどで完成致しました。
パーツ代、工賃含めて¥33,660(税込)となりました。







bikeport新宿都庁前店では、様々なビンテージバイクのオーバーホールを承っております。
本記事のように、パーツのすべてを分解するのではなく、重要な部分のみオーバーホールする、ということも可能です。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。

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