皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
ある日のことでした。
BRUNOのミニベロ(小径車)に乗ったお客様がご来店になりました。
お話を伺うと、フロントホイールから、不思議な音がする、ということでした。
車体をお預かりして、フロントホイールを回転させると、確かにプチプチと不思議な音がします。
こういった場合に考えられることは複数あります。
まず、一番単純なのは、タイヤの横にあるバリ、通称ヒゲがブレーキシューやフロントフォークなどに当たっていることです。
しかし、今回はそのようなことはありませんでした。
次に、何かの付属パーツが緩んでいて、回転のときにカタカタと音を鳴らせている。
可能性としては、ホイールに装着するリフレクター(反射板)が緩んでいる。
しかし、今回はここからの異音ではなさそうです。
また、イギリス式バルブであれば、バルブ根本のナットが緩んでカタカタ鳴ることもありますが、本車体はフランス式ゆえ、そのような可能性はありません。
それでは、一部のニップルが緩んでいて、異音を発している。
これはありそうです。
チェックすると、スポーク、ニップルのテンションは問題なさそうです。
フロントホイールを勢いよく回転させて、よーーーく耳を澄ますと、ハブ周辺からプチプチと音が聞こえます。
これは、ハブ内部のベアリングにエラーがあると考えるべきでしょう。
それでは作業開始です!!
ベアリングを分解します。
これは、玉当たりがよろしくありません。
ガタが出ています。
さらに、グリスも少なすぎます。
これらの原因で、ボールベアリングがゆるゆるになり、プチプチと音が鳴っていたと思われます。
古くなったグリスをクリーニングして、新しいSHIMANO プレミアムグリスを充填します。
完全にフロントホイールのオーバーホールとなりました。
完成です!!
見事に音が無くなりました。
他に、フロントブレーキの音鳴りがする、とのご依頼も受けておりました。
拝見すると、トーインが付けられていないため、トーインをつけました。
また、リム面とブレーキシューの当たりも万全とは言えなかったので、それも調整しました。
合計¥2,970(税込)となりました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。
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