こんにちは
これからメーカー新製品の発表が間近ということで、良いバイクを探しているけど何を基準に選んだらよいのかわからない方などにオススメのコラムとなっています。
前回は【剛性】についてお話をしましたので、まだ読んでいない方はぜひ読んでみて下さいね。
早速本日は【軽量性】についてお話したいと思います。
簡単なおさらいですが、良く進むバイクは剛性が高いとお話をしました。
では【軽量性】ですが、なんとなくバイクが軽い方がいいんでしょ。と想像がつきますがその通りです。
軽いバイクはどういいのかをお話ししようと思います。
軽いバイクの特徴は以下の3点です。
・登坂性能が高い。
・加速力に優れる。
・取り回しがしやすく、持ち運びが楽
どうでしょうか?とくに取り回しがしやすいというのはありがたいですし、わかりやすいですよね。
登坂性能が高い理由も山登りと一緒です。軽い荷物を背負っている人の方が楽に登っていきますよね。
加速力に優れるのは、かけっこを思い出してみて下さい。
軽い人はスタートダッシュは速い、重い人は走り出しは遅いですが、一度スピードに乗ってしまうとタイムはあまり変わらなかったりしたことはないでしょうか?
ヒルクライムでは車体の軽さは正義と言えます。
また軽さと剛性というのは相反するもので、剛性を高いフレームを作ろうとすると重量がかさんでしまい、上記3点の良さが失われ、逆に軽さを追求しすぎると剛性の低いバイクとなってしまいます。
このバランスのことを重量剛性比という指標で評価することができるのですが、簡潔いうと、軽さと剛性のバランスが良いバイクこそ、トータルのパフォーマンスが良いバイクといえます。
最近では更に空力特性なんかも含まれていますし、1DAYレースだけでなくツールドフランスのような連日のレースでは山岳ステージも多く山岳コースをいかに攻略するか重要とされているため、一部メーカーでは通常モデルに加え軽量特化フレームをラインナップしているところもあります。
以上のことを踏まえると軽すぎるバイクでは剛性が落ちてしまうし、重すぎるバイクは登坂能力が低い等がわかりました。
今までのレーシングバイクは上記の2点が特に特化されていましたが、最近では連日のレース(ツールドフランス)での選手の負担を軽減するため快適性が求められるようになってきました。
次回は【快適性】についてお話し致します。