こんにちは!湘南ベイサイド店です!
今回はMTBパーツが大量入荷!!(カウンター上まで散らばっていてスイマセン…。)
パーツ入荷のワケは、、、
この子のパーツです!
前回のマジョ―ラBTLに続き、ついにマットブラックまで入荷致しました!
BTL BIKESの702シリーズは3色展開ですが、僕の乗るREDを含めbikeport湘南ベイサイド店内で全色コンプリートしてしまいました!
表向きはロードバイク&クロスバイクの販売店で、キャノンデールのパートナーストアのはずなのですが…。汗
さて、早速今回ご納車させて頂いた車体をバイクチェックしていきましょう!
今回のBTLも普段はトレイルライドやダウンヒルを楽しまれている常連様よりオーダーを頂きました。
オーダーのきっかけは「もうちょっとコンパクトで、取り回しの良いMTBが欲しい」と思ったことのようです。
スピードなどをそこまで求めず、バイクの操作性を求めるならば27.5より26が良いのではないかという結論です。※日本人体格には
「トレイルも走れる、ダートジャンプやストリートでも楽しめる、しかも普段の移動でも活用できる」そんなイメージのコンセプトの中、作成させて頂きました。
MTBオフシーズンのトレーニングを普段の街中の移動でも行える一石二鳥なバイクです。
マットブラックベースにロゴは艶有のブラックで書かれています。どうやら最近流行りの配色のようですね!
今回はリムだけお持込み品でして、それ以外の全てのパーツをオーダー頂きました。まさにドリームビルドな一台!
タイヤは「MAXXISのIKON」。以前、カナダにスロープスタイルを観に行った際に、多くの選手がこのタイヤを着用しておりました。
ダートジャンプ用ではなくクロスカントリー用のタイヤですが、軽くて低いノブが、この手のプレイバイクにはとっても使い易いのです。
タイヤノブはこんな感じです。一応はブロックタイヤなので、ダートジャンプ専用のスリックタイヤと違い、ちょっとしたトレイルでも使える所が良いですね。
ハブはFIREEYEをセレクト。僕のBTLは135エンドでしたが、最近のBTLはエンド幅が142となっております。(付属のスペーサーを使用して135に変換することも可能です。)
シングル専用のリアハブにするプランもありましたが、先々に多段化する可能性も考慮して、あえて多段ハブをセレクト。同じくFIRE EYE社のシングルスピードキットを導入しました。
差し色のグリーンがDVOサスペンション(後ほど紹介します)のカラーとマッチして、統一感のあるカラーコーディネートとなりました。
ブレーキはプレイバイクなので正直、DEOREやNONシリーズ等でも良かったかもしれませんが、多少のトレイルライドも考慮した結果「SLX」に。ローターは前後共にXONローターをチョイス。
クランクは耐久性重視のZEEをセレクト。体感ノッチ数(※注1)を増やすためにフロント36T&リア18Tの2:1のギア比の組合せです。
ペダルもFIRE EYEで統一。僕も愛用しているFIRE EYEのプラスチックペダルです。
注1…体感的にリアハブの遊びが少なく感じる現象のことです。2:1の組合せならフロント28T&リア14Tなどの組合せも可能ですが、ギアが小さくなれば体感ノッチ数も少なくなります。逆に大きいギアになればなるほど、遊びが少なく感じる現象のことです。
チェーンをよくよく見ると、、、
半コマチェーン(ハーフリンクチェーン)です!
通常、ナローとワイドなコマが存在して1リンクとカウントしますが、半コマチェーンは名の通り0.5リンク。一つのプレートがナローとワイドになっております!
これにより、シングルバイクの微妙なエンド調整が可能になります。そしてなにより見た目もカッコイイです!
半コマチェーンはBMXパーツでして、当店では現在BMX関連の仕入れ先が無く諦めておりましたが、KMCチェーンから発売されていることを知り、仕入れてみました!
サドル周りはこんな感じです。クッション圧の高いFIRE EYEのサドル。座り心地の良し悪しはわかりませんが(苦笑)側面までしっかり作りこまれており、コーナーリング時等に足が当たても不快感はありません。
移動時のサドルの上げ下げを考慮し、シートクランプはDABOMBのQRクランプをセレクト。レバーが長く、軽い力でしっかりとした固定力があります。
シートポストはDABOMBのRIFLING。頑丈なのにとっても軽量です。プレイバイクのようなドロッパーポストが似合わないバイクにはとってもおススメのシートポストです。クロカンバイクやロードバイクにも良いかもしれません。
ハンドル周りも同様にFIRE EYEで構成。BLAZEハンドルにTALONステム。ジャンプバイクのハンドル幅の最近のトレンドは恐らく680~750mmくらいかと思いますが、今回のBTLは冬のトレーニングマシンも兼ねておりますので、幅は長め。
そして、、、今回一番の特筆すべきポイント「サスペンション」。
この手のバイクを組み立てる際には必ず大きな課題となる箇所でして、「26のサス、テーパーコラム、ショートストローク、頑丈なやつ(スルーアクスルなど)」と探していくと、日本国内にはプレイバイクに最適なサスがほとんど流通していないことに気がつくでしょう。
ということで、DVOサスペンションの代理店さんと相談してプレイバイク用サスを作成しました!
以前、海外のDVOサスペンションブースでこんなバイクを見たことがあります。一目見た時に「あれ?海外にはこんなジャンプバイク用のラインナップもあるんだ!」と思いましたが、これは27.5のDIAMONDサスをリダクションスペーサーを多く使用して、ストロークダウンして作成されたものです。DVOの低いデザインのアーチは26で使用してもそんなに違和感がありませんね!
DVOのBERYLで真似させて頂きました!元々170mmストロークのエンデューロ用ですが、大幅にストロークダウン。
これ以上はないと言うくらい、かなり完成度の高いBTLが組み上がりました!
マットブラックも組み方次第でカッコ良く仕上がりますね~。
H沼さん、シーズン始まるまでは遊び過ぎて骨折しないで下さいね。笑
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