皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。
本記事は、600km ブルベ その3。戦慄!! ブルベ達成不能!? の続きとなります。
完全に日が落ちました。
周囲には街頭は皆無で、空も曇りであるため、星、月の明かりは全くありません。
自転車に装着してあるライトだけが唯一の光源となりました。
日本のブルベは、難易度を上げるためなのか、ヒルクライム、ダウンヒルの連続となるコースが多いのです。
特に夜間でのダウンヒルを、いかに速く突破するかが制限時間内でクリアするキモとなることがあります。
真っ暗闇の中でもコーナーを的確に捉え、高速で降りきるために、強力な光源を用意すること。
これは、極めて重要な要素なのです。
今回は新たに1800ルーメンのライトを投入しました。
他の参加者さんと比べても、私のライトは圧倒的に明るく、かつ、大容量で、長時間のダウンヒルも安心して行うことができました。
1800ルーメンにすると、クルマのヘッドライトと同じくらいの、とんでもない光量になります。
長時間稼働させたいのであれば、最低光量の450ルーメンにします。
最低光量でも450ルーメンで、かつ7時間持つというモンスターライトです。
今回のブルベでは基本、この450ルーメンモードで走行しておりました。
通常、450ルーメンクラスのライトといいますと、LEDが1基で、中心部は明るいものの、周辺部は暗くなってしまうことがあります。
しかし、RECON HL1800であれば、LEDが2基搭載されているため、一定の明るさ(もし街なかで使ったとすれば450ルーメンでも爆明です)を広い範囲で照らしてくれます。
夜中のダウンヒルは、(もちろん道路交通法は遵守いたしますが)安全にコーナーをクリアするために、センターライン近くを走行するため、ブワッと広範囲を照らしてくれないと危険なのです。
https://www.giant.co.jp/giant21/acc_datail.php?p_id=A0002811
価格は15,000円 (税抜)です。
また、今回のブルベでは、フロントバッグを装着していたため、ハンドル周りが手狭なこと、仮にハンドルにライトを着けたとしても、バッグによって下方が影になってしまうことから、ライトはホイールのハブに装着いたしました。
ハンドル周りが広くなる、という他に、重量物(RECON HL1800は明るさからすれば軽量ですが、それでも190gあります)をホイールのハブという、ハンドルに比べると低い位置に装着することができるため、車体の重心を下げることができて、バイクが安定する、という利点もあります。
XON ライトハブホルダー
価格は840円 (税抜)です。
激しいダウンヒルにも緩まず、壊れることもなく、とても気に入りました。
強力なライトにも助けられ、道路の最高速度である時速60km付近を維持したまま(自転車は軽車両で、当然ながら道路交通法の規制対象です。さらに、ブルベでは交通法規の遵守が必須で(当たり前ですが)、交通法規違反は、失格となります)、ぐわんぐわんとダウンヒルをしていきます。
山間部は土砂崩れも多く、道々に道路工事、片道車線という箇所があります。
気づかずに爆走すると、非常に危険です。
コンビニエンスストアは全くありませんでしたが、スーパーを発見しました。
立ち寄り、補給食と水、オレンジジュースを購入します。
疲労がひどく、若干フラフラしますが、全行程でおそらくこの付近が最高難易度のはずです。
多分。
そう計算して、なんとか走り続けます。
民家がちらほら見えてきました。
市街地はすぐそこです。
第3チェックポイント、長野県飯田市に到着です!!
午後8時24分。
暗闇の中で全く気づきませんでしたが、他の参加者さんもほぼ同時に到着しておられたようでした。
さすがに、他の参加者さんからも疲労の色がうかがえます。
しかし!!
今日の宿営地は長野県伊那市でありまして、ここからさらに40kmほどあります。
疲労の極にあり、まだ40kmもあるの、ぐええ。。。と思いましたが、ここでくじけるわけにはいかない。
他の方々よりも遅く第3チェックポイントに到達しましたが、出発は一番早くスタートしました。
伊那市に向けて、出発です。
走って
走って
走行距離 314km
走行時間 15時間02分
獲得標高 たくさん
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。