皆様、こんにちは!!
Bikeportスタッフの奈須野です。
連日、25度を超す快晴に恵まれ、夏か!?と思いきや、6月まであとわずか。
すなわち、梅雨入りであります。
本日は、雨の日でも安心して通勤、通学できるESCAPE R DISC ¥62,000(税抜)のご紹介を致します。
1 概要
SIZE : 430(XS),465(S),500(M)mm
WEIGHT : 11.5kg(465mm)
FRAME : ALUXX-Grade Aluminum OLD135mm
FORK : Aluminum
DRIVETRAIN : SHIMANO ALTUS / M315
BRAKES : SHIMANO MT200 160mm Rotors
WHEELS : GIANT SPINFORCE LITE DISC
TIRE : GIANT ESCAPE R TIRE 700x30C
SPEED : 24 Speed
COLORS : マットイエロー, シルバー, ブラックトーン
2 油圧ディスクブレーキ
ESCAPE R DISCの最大の特徴は、スポーツバイクが初めての方でも乗りやすいESCAPE R3をベースに、油圧ディスクブレーキを採用していることです。
油圧ディスクブレーキとは、オートバイにも採用されている制動方式で、パスカルの原理、エネルギー保存の法則等の原理を用いて、効率的にスピードをコントロールするブレーキのことです。
まず、従来のリムブレームは、リム面をブレーキシューが押し付ける仕組みであるため、荒天時は路面からの距離が近いリム面が雨、路面からの砂等によって滑りやすくなり、制動力が落ちる傾向がありました。
しかし、ディスクブレーキの場合は、リム面から遠いホイールの中心付近に制動用のローターがあり、荒天時であっても制動力が落ちにくいのです。
次に、従来のワイヤー式ブレーキと異なり、少ない力で制動することが可能です。
荒天時でも制動力が落ちにくい、少ない力で制動することが可能、という特徴は、雨と坂の多い日本では、最適というべきでしょう。
油圧ディスクブレーキは、ここ数年で、一挙に普及し始めた規格で、まだ馴染みがない、という方もおられるかもしれません。
利点はすでに述べましたが、マイナス点はあるのか、申し上げます。
まず、正直に申して、完成車価格が上がります。
ESCAPE R3が¥52,000(税抜)であるのに対して、ESCAPE R DISCは¥62,000(税抜)で、¥10,000の価格差があります。
しかし、油圧ディスクブレーキを採用して、1万円の価格上昇に抑えている、というのは実は驚異的なことでありまして、他社クロスバイクと比較しても、ナンバーワンといっていいコストパフォーマンスの高さなのです。
つぎに、制動するためのローター(ホイール中心近くの円盤部分)は、油分厳禁です。
チェーンオイルなどが飛び散ることはもちろん、手で触ることも厳禁です。
ローターに油分が付きますと、制動力が落ちるだけでなく、キーキー・・・ギギギといった音鳴りの原因となります。
そして、このような場合はローター交換しか手段がありません。
つまり、リムブレーキよりも少し、気を使います。
輪行時の注意
ディスクブレーキモデルであっても輪行することは可能です。
しかし、何点か注意することがあります。
まず、ローター、ホイールを装着していない状態で、ブレーキレバーを握ると、ブレーキキャリパーのバッドが押し出されすぎてしまい、もとに戻らなくなります。
ホイールが入らなくなるだけでなく、ブレーキキャリパーも交換するしかなくなります。
そのため、輪行時は、パッドスペーサーというローターの代わりになるスペーサーを入れてあげます。
さらに、ローターが油分厳禁であると、先ほど申し上げましたが、輪行時はとくに注意が必要です。
ローターカバーなどを使って、保護してあげるとよいでしょう。
このように、いくつかの注意点はあるものの、大多数の方はクロスバイクを輪行するのか・・・!?となりますし(私もツーリングは大好きで、輪行なさる方の価値観、選択を否定するものではありません)、マイナス点で挙げた要素は多くの方には無用の心配であると思われます。
天候に左右されない制動力の高さ、動作の軽さという恩恵のほうが遥かに高いと判断します。
3 11.5kg
ALUXX-Gradeのアルミ合金を用い、完成車重量が11.5kgと十分に軽量です。
一般的なシティサイクル、いわゆるママチャリの平均重量は18-20kgでして、それらの車体とくらべると、ESCAPE R DISCの軽さが際立っています。
(なお、公平のため申し上げると、EACAPE R3の完成車重量は10.7kgです)
軽い自転車は何が良いかといいますと、こぎ出しと坂道が圧倒的に楽です。
4 24段変速
フロント3段、リア8段の24段変速です。
ESCAPE R DISCの特徴は、フロントの最小ギアが28T、リアは32Tと、ギア比が0.875という、超軽いギアを搭載していることです。
ここまで軽いギア比であれば、斜度15%を超えるような激坂であっても、ラクラク・・・(やや語弊あり)に登ることが可能です。
少なくとも、シティサイクルであれば到底登ることができなかった坂道も、ESCAPE R DISCであれば、自転車を降りずに進むことが可能になる、そういう場面が劇的に増えます。
日本は坂道が多いと先述しましたが、進むことができる坂道が増えるということは、行動パターンといいますか、進行ルートが増えるというわけでして、今まで行くことができなかった場所、見たことのない景色に出会えるかもしれません。
ESCAPE R DISCは、新しい体験を得ることができる、楽しいバイクなのです。
そして、下り坂も油圧ディスクブレーキで安心です。
5 カスタマイズ性の高さ
ご覧のように、フレームのとタイヤのクリアランスが十分にあります。
標準では30cのタイヤを履いておりますが、さらに幅広のタイヤに換装することも可能。
ちょっとしたオフロードを走ることもできるという、拡張性の高さを誇ります。
また、ESCAPE R3譲りの専用フェンダー(泥除け)、カゴをつけることも可能です。
スポーツバイクとしても、街乗り自転車としても活躍できる、カスタマイズ性の高さがESCAPE R DISCの特徴です。
bikeport横浜西口店では、様々なバイクの試乗車をご用意して、実際に複数の車体を乗り比べることが可能です。
バイク選びでお悩みのときは、いつでもご来店ください。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。