皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
6月12日(日)、新宿都庁前店のイベントを開催致しました!!
7時30分、新宿店集合です。
お天気が雨予報で、2名の方がご参加をお見送りとなりました。
途中の甲府で、H様と合流する予定です。
I様お一人ではございますが、新宿店を出発します!!
JR新宿駅にて輪行します。
輪行は手慣れれば10分以内で作業完了できます。
甲府までは距離があるため、「特急かいじ」に乗ることに致しました。
特急列車、新幹線等は列車後方に簡単な荷物置き場があることが多く、そこに自転車を格納します。
そのため、座席指定ができるのであれば、最後列を予約しておくと安心です。
桂川沿いをぐんぐんと西に進みます。
ものすごく晴れてきました!!
ツイています!!
大月にある、岩殿山城です。
とんでもない岸壁の上に、ちょこんと城郭があります。
なお、岩殿山城へは歩いて登ることが可能です。
長大なトンネルを通ります。
自走であれば難所の、新笹子トンネル周辺です。
甲府盆地に出ました!!
周囲を山々に囲まれ。。。美しい!!
甲府駅南口で、すでにH様がおいででした。
(H様は前日から甲府入りをしておりまして、別途ツーリングをしておいでとのことでした)
バイクを組み立てます。
暑いです、猛烈に。
武田信玄公の前でお写真を撮ります。
ありがたい。
夏のような日差しの中、出発です!!
武田一丁目!!
なんと、尊い地名。。。
山梨大学です。
なしだい、と呼ばれているのでしょうか。
武田神社に向かいます。
武田神社は、元は躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)と言いまして、武田氏の居城でした。
戦闘用の城郭という性格は薄いお館ですが、それでもお城に向かって、緩やかな坂道が続きます。
武田神社に到着です!!
茅の輪を通ります。
躑躅ヶ崎館は前述しましたように、お城ですから、周囲に複数の防御区画(曲輪 くるわ)があります。
大手門前の曲輪です。
土塁が綺麗に構築されています。
手水です。
美しい。
水琴窟。
水の滴る音が、琴のように聞こえる、というものです。
躑躅ヶ崎館は、中世城郭の特徴である、土塁、土塀、土橋、桝形虎口など、見るべき箇所がたくさんありまして、一日中ここにとどまっていても飽きません(個人差があります)。
躑躅ヶ崎館館周辺には、武田家を支えた名将たちの館跡が複数あります。
今回は、山本勘助さんの館跡に立ち寄りました。
山本勘助晴幸の館跡です。
長く実在が疑問視されていた武将ですが、近年、山本菅助という名が残る書状が見つかっておりまして、山本菅助という足軽大将クラスの武将はいたと強く推察されます。
数々の武功については、謎の部分が多い武将です。
軍記物では第四次川中島の合戦で、主君信玄公に献策した啄木鳥(きつつき)作戦が敵方に見抜かれ、川中島で壮絶な戦死を遂げた、とあります。
大河ドラマ、風林火山の主人公として描かれたこともあります。
風林火山といえば孫氏の旗。
孫氏の旗といえば、補給の重要性を説いた軍略書でしょう。
そういうわけでして、お昼ごはんにすることに致しました。
山梨県のお昼といえば!!
ほうとう、しかありません。
ありがたい。
I様と私はオーソドックスなほうとうを。
H様はざるそばのような、ほうとうを頼んでおられました。
凄まじい量です。
食べても食べても次々とお鍋の中から具材が登場します。
私はハッっとしました。
さすが、信玄公のお膝元。
これは、孫子の兵法を具現化したものなのだ。
つまり、孫子いわく、戦闘における勝敗とは、戦う前から決まっている。
勝軍とは(必勝の状態を作り上げてから)戦闘をするので、必ず勝つ。
敗軍とはまず戦って、あとで勝利を求めようとする(から必ず敗れる)、という詩句を体現しているに違いない!!
つまり、このほうとう鍋は戦う前から勝っているのだ。
恐るべし、山梨県。
私は深い感銘を受けて、ほうとう鍋をもぐもぐしておりました。
ほうとう鍋との戦いを終えた我々は、一路、釜無川を目指しました。
雨予報が嘘のように、快晴であります。
国道20号線です。
つまり、甲州街道。
つまりつまり!!
新宿都庁前店の眼の前を走っている道、そのものです。
甲州街道によって、常に甲府とつながっていると思うと、誠にありがたいことなのであります。
日差しが強烈で、完全武装のI様です。
竜王付近は、すこし坂になっています。
来ました!!
信玄堤!!
武田信玄公が荒ぶる釜無川の治水のため、川の流れを変え、巨大な堤防を築いたと言われております。
現代でも、公の偉業を称えるべく、「聖牛」と呼ばれる水流を弱める構築物が再現されています。
釜無川の川幅はとんでもなく広く、川岸が見えないほどです。
背後にはお山が連なり、この地点は私も大のお気に入りの場所です。
そして、釜無川は、笛吹川と合流し、富士川と名前を変えて、駿河湾に注ぐのです。
私があまりにも武田信玄公を称えるので、I様が爆笑しておられました。
このあたりを好きな理由は、景色が美しいというのもありますが、やや下り基調の、超直線路が数キロメートルにわたって続きまして、しかも信号がほとんどない!!
これはロードバイク天国ともいうべき、超高速ステージです!!
ぶしゃあああああああ!!と加速して、一気に釜無川を下ります。
さらに釜無川を渡ります。
この橋も長い!!
しかも景色が美しい!!
もう、このまま甲斐国に住みたい。
にこやかに橋を渡ります。
釜無川を下ります。
富士川と名前が変わりました!!
広い川幅。
ゆったりとした流れ。
美しい山々。
素晴らしい。
身延に到着しました。
しかし、身延は細長い街で、市街地はずううううっと先にあるのです。
富士川を下って下ります。
途中、休憩をします。
超広大な川幅。
とにかく広くて、圧倒的な存在感です。
今までは右岸(西側)を走っておりましたが、左岸(東側)に移動します。
右岸は平坦路が多く、獲得標高は少なくて済みますが、クルマの主要道路となっておりまして、自転車が走るのはしんどいことがあります。
左岸は多少の上り下りがあるものの、圧倒的に交通量が少なく、気楽に進むことが可能です。
果てしなく続く富士川を下ります。
身延、市街地です!!
趣のある建物が増えてきました。
身延は、古くから寺町として栄えた地域です。
現代では、アウトドア漫画、アニメで著名な、ゆるキャン△の登場人物たちの住まいがある(という設定の)場所です。
作中でも登場した、身延まんじゅうを食します。
店内は、いたるところに、ゆるキャン△グッズがあります。
これは素晴らしい。
ゆるキャン△の登場人物たちが、腰掛けておまんじゅうを食べた(という設定の)場所で、おまんじゅうを食べます。
ラッキードリンクショップです。
正式名称はハッピードリンクショップでありますが、作中にあるラッキードリンクショップという名称がそのまま再現されています。
補給ポイントの限られている甲信越地方では、ハッピードリンクショップというだけでもありがたい存在であるのに、それに加えて、ゆるキャン△のご加護まで頂けるという、これはまさに、聖地と呼ぶべき場所でしょう。
身延から海を目指します。
実はまだ半分も行程をクリアしていません。
しかしながら、お二人とも和やかな表情です。
まるで菩薩!!
ありがたい。
ひたすら下ります。
以前、コンピュータが好きだった頃があって、IDEというと反応してしまうのです。
井手駅です。
少ないながらもトンネルをくぐります。
安全のため、ライトを照らします。
山梨県を走破して、静岡県に突入しました!!
多くの県境がそうであるように、ここも峠の頂上が境界線となっています。
ダウンヒルです。
日没まで、あとわずかしかありません。
私は内心、恐怖におののいておりましたが、お二人は非常に明るい表情で、そのまま走っておられました。
にこやかでらっしゃいます。
まさに菩薩!!
河口付近まで到着しました!!
日没まであと5分です(カメラは自動的に感度が上がるため、明るく写っておりますが、肉眼で見た景色は遥かに暗いのであります)。
しかし、なんということでしょう!!
嫌がらせのように、貨物列車が立ち塞がります。
その長大さ、まるでシベリア鉄道の如し。
最後の直線路を走ります。
ああ、陽が沈む。
ずんずん沈む!!
まさに、走れメロス状態!!
到着しました!!
富士山が見えます!!
H様、I様の不屈の闘志、底抜けの体力、トラブルをトラブルとも思わない寛大なお心に敬意を表します。
当初の計画では、沼津から電車、ということでございましたが、新富士から新幹線と変更致します。
ひとまず、新富士駅まで移動します。
完全に日が落ちました。
新富士駅です。
駿河湾、という日本料理屋さんで食事にします。
のんびりとお食事をします。
名残惜しいですが、東京に戻ることにします。
新富士駅構内です。
こだまに乗ります。
途中、三島についてI様にご説明します。
三島には、テレビ神奈川 sakusakuという番組に登場した、三島のうた、というものがある、というものでした。
新横浜駅でH様が下車です。
時刻はすでに22時28分。
100km近く走破して、その後の輪行。
まったくお疲れの様子がないところが鉄人です。
新宿店に到着しました!!
今回も大冒険でございました。
これからも楽しい!?イベントを企画して参ります。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
7月11日 日曜日 / 新宿都庁前店 イベント開催!! ご予約受付中 / 山手線を一周し、東京23区最高峰を制覇せよ!!