皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は
新宿都庁前店 4/9 イベントレポート 甲府から富士川を100km下って駿河湾に出よう 再び / 前編 武田信玄公の遺構を堪能、のんびりお食事
の続きとなります。
本イベント最長の平坦、直線区間が終わり、橋を渡って釜無川右岸にでます。
日差しが強くなってきました。
いよいよ、富士川が始まります。
この後はあまりコンビニエンスストアが無いため、道の駅 富士川付近で休息します。
左手に富士川を見ながら、ずんずん進んでいきます。
下り基調ではありましたが、向かい風が強烈で、下り坂の恩恵はほとんど感ぜられませんでした。
実はこの時点で時刻は15時。
日没まであと3時間しかありません。
しかし!!
まだ全行程の半分もクリアしていないのです。
間に合うかな。。。と内心ハラハラし始めました。
泣き言を言っていてもしようがないので、先に進みます。
身延まで進みました。
もっとも、身延は縦に細長い街で、看板にみのぶと書いてあっても、今回の目的地である身延饅頭まで、あと18kmあります。
日没まであと2時間30分です。
私の焦燥感をあざ笑う如く、富士川は雄大に流れておりました。
くたびれていては先に進めない、ということで休息を致します。
日没まであと2時間です。
沼津まで、距離にして68.5km、全行程の2/3近くを残しています。
今回は、武田神社に寄らないため時間的余裕ができるはずだ、10時30分甲府集合でも間に合うに違いない、という目算が大きく崩れました。
しかーーーし!!
山梨県は武田信玄公のお膝元。
公のおられた歴史的息吹を感じながら進むのですから、歩みが通常の100倍時間がかかったとしても、いったい誰を責めることができましょうか。
また、お話が盛り上がり、休憩時間が長くなってしまうのも必然であります。
さらに申せば、イベントとは、参加者の皆様と愉快な自転車体験を共有することで人生を豊かにする行為でありまして、ゴール地点がどこになろうとも、そのようなことは些細な問題に過ぎないっ!!
うむ!!
焦っていても仕方がありません。
そもそも!!
その気になれば人間一日300kmは走れます(24時間走り続けた場合、時速12.5kmで事足ります。余裕ッ!!)。
ここは、富士川の美しさを愛でながら、進んでいくことに致しましょう。
甲信越地方の名物、ラッキードリンクショップです。
コンビニエンスストア、道の駅の無い、絶妙なポイントに配置されておりまして、補給が無くなり望みの断たれたサイクリストを過去幾人も救ってきた、まさに救世主というべき存在なのです。
(当店のスタッフ山本も過去、道志みちでハンガーノック、意識が飛び、南無三このままでは遭難するっというところを、ハッピードリンクショップでコーンポタージュを服用、見事生還したという事例がございます。)
身延の観光地に到着致しました。
身延は、街中がゆるキャン△推しで、いたるところにゆるキャン△グッズがあります。
身延饅頭を食しました。
ゆるキャン△の作品に出てくるベンチに座りながら頂きました。
作中にも出てきた、ラッキードリンクショップです。
前述しましたように、ハッピードリンクショップが正式名称でございますが、ゆるキャン△の作品中に、ハッピードリンクショップを思わせる自動販売機がラッキードリンクショップという名称で登場しています。
フィクション内での名称をそのまま現実世界に投影した、という粋なコラボレーションでございます。
ここもまた、ゆるキャン△聖地と言えましょう。
日没まであと1時間です。
身延をすぎるとラクダさんの背中のように、小刻みな上り、下りが続く区間となります。
南部町に到着しました。
富士川は川幅が広いです。
上り坂が体力を削っていきます。
日没まであと30分ですが、皆様和やかです。
休憩をはさみつつ、進んでいきます。
カメラでは明るく見えますが、すでに日は暮れています。
山梨県と静岡県の県境に到着しました。
ここからは一気に下ります。
日が暮れました。
しかし!!
人生苦しい時が上り坂と言います。
ここからが真のイベントの開始です!!
真っ暗な道を進んでいきます。
私、奈須野はブルベという長距離、長時間のサイクルイベントに参加することがありまして、ライトは強力なものをつけてあるのです。
今回搭載していたのは、GIANT RECON HL1800です。
https://www.giant.co.jp/giant23/acc_datail.php?p_id=A0002811
ずんずん進みます。
しかし、焦らずに、着実に進みます。
夜間走行は危険度が一気に増すため、時間を削ることは考えず、安全第一で進んでいきます。
また、自覚症状が無くとも、疲労度が一気に増すため、こまめな休息を取っていきます。
富士川の河口に到着しました。
状況に応じて柔軟に対応する。
富士駅をゴールと致します。
これ以上の夜間走行は危険であります。
富士駅に到着致しました!!
お腹が空きました!!
お食事と致します。
ご飯大盛りに、300gハンバーグ+150gハンバーグをつけてもらいました。
皆様で会食です。
名残惜しいですが、お食事処を後にします。
21時50分 富士駅発が横浜、東京に戻る最終列車なのです。
手早く輪行し、駅構内に入ります。
列車に乗ります。
なんとか間に合いました。
なお、富士駅はJR東海さんの管轄で、我々の降りる横浜、新宿はJR東日本さんの管轄です。
管轄が異なるとスイカ等のICカードの決済が不可能になり、下車駅で有人窓口に行き、精算することになります。
下車駅でICカードが使えないのですから、最初から紙の切符にしておけば、時間の節約になります。
熱海まで進み、東海道線に乗り換えます。
東海道線、品川行、最終列車です。
乗り換えまで3分ほどしか無く、皆様で走りながら列車に飛び込みます。
まさに走れメロス状態。
友を信じて走れば間に合うのであります。
なんとかなりました。
二本目の電車で、横浜方面のH様、K様とお別れします。
大変にありがたいことでございました。
しかし!!
新宿方面に向かう場合、さらに戦いが待っておりました。
小田原で小田急線に乗り換えました。
ここも乗り換え時間が3分ほどで、間に合うのでしょうか!?
いや、間に合うのかではない、間に合わせるのだ。
皆様で飛び込むように列車に突撃し、23時03分発 新宿行の列車に乗りました。
あまりに急いでいたため、I様、T様は3号車に、S様、A様、私は7号車に飛び乗りました。
小田原から90分、新宿に到着しました。
S様、A様と新宿駅西口でお別れ致しました。
I様、T様は甲州街道口にいらっしゃいました。
T様はすでに終電が無く、タクシーでお帰りになる、とのことで、車体を新宿店でお預かりすることに致しました。
午前1時40分
イベント終了です。
長い一日でございました。
皆様、お休みなさい。
新宿都庁前店では、これからも、のんびりライドのイベントを企画していきます。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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