新宿都庁前店 1405g 軽量アルミホイールの決定版!! / Alexrims アレックスリムズ ALX670 ¥104,500(税込)

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皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。

ある日のことでした。
日々、よくご利用頂いているA様がご来店になり、ホイールを交換しようか、悩んでいる、とのことでありました。

ホイール交換、実に素晴らしいカスタマイズ法です。
私の勝手な見解でございますが、オンロードバイクにおいて、走行性能を上げるという意味で、もっとも効果的なのはホイールを交換することです。
(なお、いきなりの余談になりますが、ホイール交換が高価過ぎる!!ということであれば、タイヤ交換のみでも効果があります)

A様がお使いになっている車体はGIANT ESCAPE RX3です。

画像引用 GIANT
https://www.giant.co.jp/giant24/bike_datail.php?p_id=00000035

軽量、高剛性のアルミフレームに、ロードバイクに近いジオメトリ、乗車姿勢となる、高性能クロスバイクです。
この車体の性能をさらに引き上げるとすれば、まず、ホイール交換が良いでしょう。

交換対象となるホイールの仕様は、
クイックリリース式
フロント100mm
リア130mm
リムブレーキ
となります。

また、A様のご希望としては、輪行した時に過度に心配せずに済むホイール、というものがございました。

これらのご要望を満たすホイールを探していきます。

リムブレーキモデルで、輪行時も安心できるモデル。。。
輪行時に不安になるのは、破損です。
特に、車体を横倒しにすることが多く、横からの圧力に耐えられるホイールが望ましいでしょう。
そうなると、アルミホイールが一番です。

もちろん、純粋な走行性能を考えれば、カーボンホイールが最上ではありますが、横からの衝撃、硬い物体の刺突というような衝撃には弱く、その点、アルミリムであればある程粗雑に扱っても破損しにくいです。

A様はすでにカーボンディープリムホイールをお使いで、アルミホイールについても高性能のものが喜ばれると思われました。

アルミホイールで高性能。
どのブランド、モデルにしたものでしょう。
当店はGIANT車体を中心に販売しておりますし、パーツ類もGIANT製のものをおすすめすることが多いです。

しかし、GIANTは良くも悪くもカーボンホイールに重心を移してしまって、高価格帯のアルミホイールはあまり製造していません。
(これはGIANTの悪口ではなく、ロードレースのシーンでは、カーボンディープリムホイールの優秀性が際立っておりまして、これ以外選択肢は無い、というくらいの状況になっております。そのため、カーボンホイールに開発資源を集中するのはスポーツバイクブランドとして正しい姿です。)

高性能なアルミホイールを比較的お手頃な値段で開発、販売しているブランド、Alexrims アレックスリムズに致します。
Alexrims アレックスリムズ、聞いたことない、という方、いらっしゃるかもしれません。

といいますのも、Alexrims アレックスリムズは長年、OEMメーカーとしてスポーツバイクブランドにホイールを供給している会社なのです。
そのため、Alexrims アレックスリムズ社自体の名前が前面に出てくることは少ないのです。

しかし、その供給量は世界最大のシェアを誇ります。
皆様がお乗りのスポーツバイク、クロスバイクのホイールも実はAlexrims アレックスリムズ製かもしれません。

そういう訳でして、生産規模が大きく、かつ品質も安定、優れたものを供給しております。
確かに、エントリーグレードのバイクに採用されるホイール供給が中心ですが、近年になって独自ブランドを立ち上げ、ハイスペックのホイールも開発しております。

余談になりますが、私もAlexrims アレックスリムズがお気に入りで、RXD3というモデルを通勤、ツーリング車に使用しております。
軽く、転がり抵抗も低くて、気に入っております。
すでに1万km以上の走行、100回近くの飛行機輪行を経ておりますが、まったく破損する気配がありません。
http://bikeport.bike/%E6%96%B0%E5%AE%BF%E9%83%BD%E5%BA%81%E5%89%8D%E5%BA%97-%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB/

お話がそれましたが、Alexrims アレックスリムズのアルミモデルで、重量1405gというハイエンドモデル、ALX670 ¥104,500(税込)にすることに致しました。
30mmハイトのセミディープリムホイールで、剛性と空力のバランスが取れたモデルとなっています。
(空力的には背の高いリムが有利ですが、その分、重量がかさみます。特にアルミモデルでは重くなりがちで、30mmくらいが適当であると思われます。)

なお、アルミモデルで1405gというのは極めて優秀、というレベルです。
他社ブランドでも、このお値段でこの軽さはなかなか存在しません。
(クロスバイクに標準で装備されているホイールは前後で2000gほどです。)

スポークはハイエンドモデルでは一般的な、ストレートスポークです。
ストレートスポークとは、スポークとハブの取付部分がまっすぐのもの、を意味します。
(一般車を含めて、エントリーグレードのホイールは汎用性、お値段を抑えるため首が曲がったスポークを使います)
首曲がりスポークと比べて、ストレートスポークは、よりテンションを上げることが可能で、その分、高剛性、反応性の良いホイールを作ることが可能です。

エアロスポークです。
きしめんのように平たいスポークで、空気抵抗の低減に役立ちます。

フロントは軽量性と空気抵抗上有利なラジアル組です。

リアは2クロス、スポークが2箇所交差する、というものです。
ハイローフランジを採用しています。
ハイローフランジとは、フランジの直径を左右で異型にしている、というものです。

少しややこしいお話になりますが、下の画像のように、青がリムとお考えください。
右ハブからピンクのスポークが張られていて、これが通常の角度とします。

これに対して、フランジを巨大化させて、スポークの張る位置をオレンジ色とした場合、リムとスポークの角度、グレース角(緑色の角度)が、より大きくなります。
スポークがより、横向きから張られる、というイメージです。
その分、ホイールの横剛性が上がり、ねじれに強いホイールになるのです。

そもそも、ナニユエこのようなことをしているかといえば、リアホイールはスプロケットを装着するために、ドライブ側は広くなっています。
リムがハブの中心上にありません。
そのため、ドライブ側、ノンドライブ側でグレース角に大きな差があるのです。
(ノンドライブ側の方がグレース角が大きく、ドライブ側は小さくなります)
このアンバランスを緩和させる技術が、ハイローフランジです。

ホイールの横剛性が上がることで、安定したコーナリングが可能になります。

標準で装備されているものは、ALTUS M2000グレードのカセットスプロケットです。
重量は370gほど。
これをSHIMANO XT 9S 11-34Tと致しました。
重量が300gとなります。
このスプロケット、かつてXTが9速時代のものでございますが、今でも入手可能です。
スプロケット内部にアルミ合金を使うことで、エントリーグレードのものと比べて軽量化を実現しました。
XTが9速時代のパーツでありますが、現在でも入手可能です。
価格は¥9,831(税込)。
9速のシステムで細部まで追求する方に、おすすめ致します。

タイヤは、今春、Panaracerが満を持して発売した新モデル、AGILEST ¥6,900(税込)に致しました。
AGILESTの中でも、耐久度重視の、DUROモデルに致しました。
28Cで重量は250gと優秀です。
それでいて、耐パンク性能も高いというモデルです。

今回はチューブもこだわり、Panaracer R’AIRを使います。
通常であれば、GIANTのチューブを使います。
700×20-28Cチューブで平均重量は88gです。
Panaracer R’AIR 700×23-28Cは平均重量は77gです。
わずか10gでありますが、ホイール周りの軽量化は効果的で、無視できない数字であります。