新宿都庁前店走れるミニベロ / GIANT IDIOM 2 ジャイアントイディオム 2 / ¥88,000(税込)

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皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。

スポーツバイクの入荷が遅れに遅れ、半年待ち、一年待ちといったことが通常になりつつある昨今ですが、GIANT IDIOMの追加生産分が一挙に入荷してきました。

IDIOMであれば、どのモデルでも一ヶ月ほどお時間を頂ければ、ご納車ができそうであります。
(今の時代にご納車まで一ヶ月というのは、奇跡的に短い期間でございます)

今回ご紹介するのは、GIANT IDIOM2です。

IDIOMは20インチのタイヤを履いていて、いわゆるミニベロという車種です。
mini veloとは小さな自転車という意味で、大人向けのバイクでありながら、おおむね24インチより小さな車輪径を採用しているモデルをミニベロということが多いようです。

ところで、ミニベロというのは、コンパクト性、見た目の奇抜さを重視して、このような事を申し上げるのははばかりながら、走行性能が二の次というモデルが非常に多くあります。
もちろん、走行性能が高いことだけが自転車の良し悪しを決める全てではないため、このようなバイクがあったとしても、それはそれでよろしいのですが、ミニベロでも速く走れるモデルが欲しい!!という方もいらっしゃるのです。

そこで、走行性能の高いミニベロを探している方に、GIANT IDIOM2をご紹介致します。
以下、どうしてIDIOMが高速に走ることができるのか、ご説明致します。

まず、車体の性能を決める50%はフレームの出来次第と言ってよろしいでしょう。
昨今のスポーツバイク、特に¥200,000以下のモデルでは、アルミ合金を使うことがほとんどです。
しかし、アルミといっても、実はグレードがいくつかあることをご存知でしょうか。
IDIOMに採用されているのは、ALUXX SL-Gradeというアミル合金で、GIANTのライナップであれば、¥150,000-¥200,000クラスのロードバイクに採用されているアルミ合金です。

GIANTは世界で一番スポーツバイクを生産、販売している文字通りの巨人で、ゆえに量産効果も世界ナンバーワンです。
大量に生産、販売できるため、他のスポーツバイクメーカーでは採用できないような、高品位なアルミ合金をIDIOMに使うことができるのです。

ALUXX SL-Gradeのアルミ合金を使ったフレームは、重量剛性比が優れているため、グンッグンッと踏み込むと、ぶわっと加速できる、ロードバイクのような加速性、反応性の良さを誇ります。
そして、当然ながら、フレーム自体が軽量です。

次に、最近のスポーツバイクは、いかに空気抵抗を減らすか、という点にも注力しています。
IDIOMはダウンチューブがほっそりと扁平の形になっているだけでなく、フロントフォーク、シートチューブも扁平で、空気抵抗の低減を図っています。

そして、ミニベロはギミックといいますか、あれこれと車体に仕組みを仕込んでユーザーを喜ばせる、という傾向があります。
その最たるものが折りたたみ機構です。

フレームを折りたたむ仕組みは、一見便利そうで、コンパクトにできそう、でありますが、実際に行ってみると結構面倒くさい、さらには折りたたんだところで、前後の長さが多少小さくなる程度で、そのかわり大幅に厚みが増し、コンパクトとはいえない、というのが実情です。

そのため、フレームの折りたたみ機構は便利そうで、すぐに使わなくなる機能の筆頭と(個人的には)考えます。
さらに、フレームに折りたたみ機構を組み込んでしまうと、フレーム剛性が大幅に下がり、とてもではありませんがスポーツバイクとしての走行性能は期待できなくなります。
また、重量も大幅に増えます。

IDIOMの場合はハンドルのみ折りたたむ、という珍しいタイプです。
フレーム剛性を損なわずに、持ち運びで一番場所をとるのはハンドル部分ですから、これだけ折りたためるようにしました。
このハンドル折りたたみにも十分な配慮がなされておりまして、ハンドルバーがフレームと平行するように折りたためます。

以上のように、優れたフレームを採用していること、過度に折りたたみ機構を取り入れていないこと、それがIDIOMが速く走ることができる、第一の理由なのです。

第二の理由はホイールです。
走行性能の30%を決めるのはホイールである、と(これまた勝手に)考えておりますが、ミニベロの場合、乗り心地を良くしようとして、太いタイヤが好まれます。
この太いタイヤの影響で、ホイール周りが重くなり、速く走れなくなるのです。
また、「20インチ」と表現した場合であっても、実はいくつもタイヤサイズが存在します。
代表的なのは、ホイール(正確にはタイヤビード)の直径が406mmのものと、　451mmのものがあります。

自転車界における○○インチという表記は、タイヤを装着したときの大きさが、だいたい20インチくらいだよ、という意味に過ぎません。
したがいまして、内側、ホイール径については何ら言及していないため、20インチ用のタイヤを用意したとしても、ホイール径に合わずに使えない、ということもあります。
このような不便な表記を正すために、ETRTO(エトルト)というものが定められています。
これはタイヤビードの直径を定義したもので、ETRTO径が同じであれば、結局はどんなタイヤでも装着可能なのです。
(もちろんフレーム、ブレーキキャリパー等のクリアランスによって限度はあります)。

少しお話がそれましたが、IDIOMに採用されているのは、ETRTO径451mmのホイールです。
しかし、世の中の20インチミニベロの多数派は406mmなのです。
これは何を意味するかといいますと、IDIOMは細く、薄いタイヤを装着している分、軽量、高圧にできる、ということです。
また、ホイール直径が406mmのものと比べて、10%近く大きいため巡航時のエネルギー保持も有利で、速度が下がりにくいのです。

このように、IDIOMは20インチといいながらも、高速走行に有利なETRTO径451mmホイールを採用していること、これがIDIOMが速く走ることができる、第二の理由です。

第三の理由は、可能な限り軽量なパーツを採用していることです。
自転車界では、剛性と耐久性が確保されるのであれば、1gでも軽いパーツが優れている、とされます。
IDIOM2は、まずグリップを他のクロスバイクラインナップとは異なって、軽量のパーツにしてあります。
わずかこの部分だけでも50gほどの軽量化が可能でありまして、細かな積み重ねが大切なのです。

サドルも軽量のものを採用しています。
ちょっぴり座り心地が固いのは、我慢です!!
いいえ、ロードバイク基準で考えるのであれば、このくらいは普通であります。