皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。
本日は、しばしばある修理、ディレイラーハンガーの交換についてお話致します。
ディレイラーハンガーとは、ディレイラーを吊るしているパーツです。
単にディレイラーハンガーという場合は、リアディレイラーとフレームの仲立ちをしてくれるパーツのことを指します。
かつてのフレームはディレイラーを直接取り付けるという手法が主流でした。
この場合、転倒等によってディレイラーに衝撃が加わった場合、ディレイラーのみならず、フレームまでダメージが及ぶということがありました。
可能な限りダメージを局所的にとどめて、損害の拡大を防ごう、という目的で採用されるようになったのが、このディレイラーハンガーです。
ディレイラーハンガーはアルミ合金など、柔らかい素材で作られています。
そして、ディレイラーに衝撃が加わった場合、このディレイラーハンガーが真っ先に曲がる、折れることによって、フレームにダメージが及ぶことを防いでいるのです。
今回お持ち込み頂いた車体も、見事にディレイラーハンガーが根本からちぎれておりました。
金属パーツでありながら、ちぎれるくらいの強度に、あえて抑えてあるのです。
GIANTよりディレイラーハンガーを取り寄せました。
GIANTの良いところは、こういったスモールパーツも合理的にお安く、注文すれば翌日レベルの速度で届くことです。
ちぎれたディレイラーハンガーを除去して、新しいものを装着します。
その後、ディレイラーを取り付けて、完了です!!
(今回は見事にディレイラーハンガーが役割を果たしてくれて、ダメージのすべてを引き受けてくれましたが、ディレイラーハンガーがダメージを吸収しきれず、チェーンがひしゃげる、ディレイラーが歪む、という場合もございます。)
見事に変速が回復しました。
交換工賃、パーツ代を含めて、¥2,420(税込)となりました。
(なお、ディレイラーハンガーはフレーム専用設計となることが多く、フレームのブランド、年代によってはお取り寄せが難しいものがございます。)
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。