皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本日は、しばしばお受けする修理、メンテナンスの一つである、ディレイラー調整についてお話致します。
多くのスポーツバイク、クロスバイクには、変速機、ディレイラーが搭載されています。
さて、このディレイラー調整ですが、ミリ以下の微妙な位置調整、ケーブルの張り調整が必要でして、バイクメンテナンスの中でも難易度の高い分野になります。
以下、症状と工賃について記します。
1 パーツ交換を伴わない、メンテナンス、調整で修復可能な場合
フロントディレイラー
リアディレイラー
ともに、調整工賃として¥500-¥2000ほど頂いております。
2 ワイヤー交換
ディレイラーの調子がおかしい、という場合は、往々にして、ワイヤーが切れている、錆びついている、といったことがあります。
このような場合には、シフトワイヤーを交換すれば、動きが劇的に良くなります。
シフトケーブルの交換には、3段階あります。
比較的ダメージが少ない場合は、インナーケーブルのみ交換すれば良いことがあります。
パーツ代、工賃込みで、¥1,500くらいから
ケーブルのグレード、車体の作業難易度によってもお値段が変動するため、明確にいくら、とは申せないのが心苦しいところです。
インナーケーブルとアウターケーブルを同時交換する場合、
パーツ代、工賃込みで、¥2,000くらいから
これも車体の状態、種類によってお値段が変動致します。
まれに、インナーケーブルはまだまだ丈夫で、アウターケーブルのみ交換する、という場合もあります。
パーツ代、工賃込みで¥1,500くらいからです。
こちらのバイクは上記珍しい例で、アウターケーブルのみ交換となりました。
3 ディレイラーハンガー交換
リアディレイラーにありがちなシフトトラブルとして、リアディレイラーハンガーが曲がっていた、ということがあります。
ディレイラーハンガーとは、ディレイラーをぶら下げておく小さな部品で、ディレイラーに外部的衝撃が加わった時に、ディレイラーハンガーが曲がることで、ディレイラーの身代わりとなってくれるというありがたいパーツなのです。
敢えて曲がることで衝撃を吸収するわけでして、そのため、ディレイラーは曲がりやすいパーツなのです。
ディレイラーハンガーが曲がった場合、曲げ戻しである程度は修正可能です。
工賃はこれも車体の程度によりますが、¥1,000くらいから。
ハンガーの曲がりが大きい場合には、ディレイラーハンガーを新品のものに交換する必要があります。
ディレイラーハンガーはブランド、車体の種類によって様々なものがありまして、各ブランドごとに微妙に形が違います。
お値段は¥1,500くらいから。
もっともダメージの重い場合として、ディレイラーそのものが壊れていた、ということもあります。
この場合は、ディレイラー交換となります。
工賃はおおむね¥1,000くらいから。
なお、bikeportグループでご購入頂いた車体であれば、パーツ交換を伴わないディレイラーの調整工賃は無料です。
(ディレイラーハンガーが曲がっていた、ワイヤー交換が必要であった等の例外的な場合は除きます)
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。