皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
本記事は、
の続きとなります。
恐山菩提寺の境内を散策します。
恐山、少年の頃からの憧れでした。
誰も参拝者がいらっしゃいません。
平日の早朝だからでしょう。
地中から噴出する硫化水素ガスの影響で、植物すら生えず、地表には荒々しい岩石がむき出しになっています。
賽の河原(さいのかわら)という物騒な場所がありました。
これがあの有名な、賽の河原なのでしょうか。
石が積み上げられた小山が延々と続きます。
宇曽利湖です。
強酸性の湖で、微生物が生存できないため、水が透き通っています。
見た目は美しいですが、実際は死の湖というべきでしょう。
おそろしや。
ところどころ、地表から温泉が湧き出でいます。
タマゴのような匂いが漂います。
2時間ほど、地獄界をさまよったあと、お寺の建物を拝見しました。
立派です。
恐山を出発、大湊(おおみなと)を経由して、南西沿いに下北半島を進みます。
どうやら、この辺りがお猿さんの北限、とのことであります。
勝手な想像で、お猿さんはもっと寒い地域にも住んでおられるのかと思っておりました。
無料のキャンプ場がある、との情報を得まして、今日はそこに野営することにしました。
付近は実にのんびりとした場所で、牛さんが不思議そうにずーーーーっと私を見ておりました。
私も牛さんをずーーーっと見ておりました。
日本で最も美しい村
佐井村とのことであります。
さて、キャンプ場に到着致しました。
誰もいません。
誰もいないのは、私の旅では慣れっこであります。
テントを張って野営しましょう、と思いましたところ、なんということでしょう!!
水道が出ません。
お手洗いも同様です。
水がっ。。。
無い。
恐山の呪いなのでしょうか。
時刻はすでに日没直前で、付近には全く商店はありません。
民家を探してお水をいただこうか迷いましたが。。。
このキャンプ場は坂を下った場所にあります。
民家を探すには、結構なヒルクライムをしなければならず。。。正直ものすごくくたびれました。
下北半島は大きすぎです。
あと、楽勝だと思っていたヒルクライムも、重量級のツーリングバイクだと、実にしんどいです。
もう50mも標高を登れる気が致しません。
私は周囲を見渡し、沢があったので、その水を汲んで野営することにしました。
沢の水は、見る限りでは十分に美しく、へんな匂いもありません。
しかし、この沢に入ること自体が恐怖でした。
というのも、涼しい気候で、こういったきれいな水辺は、ほぼ確実にマムシのすみかだからです。
私は戦々恐々としながら、5リットルほどの水を汲んで、ひょええええとテントに戻りました。
夕食を頂いたあと、泥のように眠りました。
辺りには全く人、民家は無く、冗談ではなく熊さんによる襲撃が恐ろしいため、食べ物の匂いを出さないよう、ゴミも密閉して寝袋に入りました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。