皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
コロナウイルスが流行して、混乱の極みであったロードバイク市場も、かなり落ち着きを取り戻してきました。
ご注文頂いて数週間でお渡し可能、というモデルが増えてきました。
今回ご紹介するTCR ADVANCED 2 DISC KOMも店頭在庫とGIANT JAPANに在庫がございます。
ところで、ロードバイクといっても種類がありすぎて、どれを選んだら良いか分からない!!ということであれば、いきなり結論を申し上げますが、本モデルを選んでおけば間違いありません。
1 ロードバイク選定における、重要な考慮要素は5つです。
(1) まず、価格です。
多くの方にとっては、ご予算の上限というものがあるでしょう。
しかし、極端にお安いモデルを選ぶくらいであれば、少なくとも¥100,000以上はするロードバイクがよろしいでしょう。
市場で流通しているモノ、サービスには、相場、価格帯というものがあります。
この相場、価格帯を大きく逸脱している商品は、何らかの理由があると疑うべきです。
極端にお安い(と思わせる)モデルは、値引きされてお買い得になっているのではなく、類似商品よりも遥かに製造コスト等を引き下げているから実現できた価格、と考えます。
初めてロードバイクに乗る!!ということであれば、¥100,000から¥300,000くらいが目安となるでしょう。
(2) 次に、使い方、目的です。
例えば、トライアスロンに出場したい!!ということであれば、トライアスロン用のロードバイク(TTバイク)を選ぶべきです。
シクロクロスに出場したい!!ということであれば、やはり専用のシクロクロスバイクが良いでしょう。
目的が明確であれば、専用の車体を、そうではないのであれば、もっとも基本的な、汎用的な車体がよろしいでしょう。
(3) そして、フレームです。
フレームの素材は、予算が許すのであれば、カーボンが優れています。
重量剛性比、反応速度等、現在の人類が入手できる素材の中で、これらの要素を高い次元で満たすことができるのは、カーボンのみです。
もっとも、頻繁に輪行をしたい、重装備のツーリングをしたい、予算を可能な限り抑えたい、という走行性能以外の要素を加味するのであればアルミモデルも視野に入ります。
(4) さらに、コンポーネント(部品群)です。
どのようなコンポーネントが良いかは、乗り方。お好み次第でありますが、初めて、ということであれば流通在庫も豊富で、価格も良心的なSHIMANOコンポーネントが良いでしょう。
SHIMANOコンポーネントの中で、ご予算に余裕があるのであれば、精度と耐久度が高く、重量的にも有利な、SHIMANO TIAGRA以上のものがよろしいでしょう。
加えて、SHIMANO 105以上であれば、将来的なアップグレードもし易いため、カスタマイズの楽しみ、という要素も増えるでしょう。
(コンポーネントには互換性、という要素があります。
SHIMANO ロードバイク系コンポーネントには、CLARIS クラリス、SORA ソラ、TIAGRA ティアグラ、105 イチマルゴ、ULTEGRA アルテグラ、DURA-ACE デュラエースという各種グレードが存在します。
それぞれのグレードにも型番、型式が複数あるため、概略だけ申しますと、CLARIS、SORA、TIAGRAと105以上のコンポーネントはブレーキキャリパーを除いては互換性がありません。
それぞれのグレードで完結させる必要があります。
これに対して、SHIMANO 105以上のコンポーネントは高い相互互換性を持っており、コンポーネントの混在が容易です。
コンポーネントの混在ができる、という利点は、将来、コンポーネントの一部が消耗、破損したときに、別グレードのものに置き換えることができる、ということです。
コンポーネントは消耗品で、いずれ交換時期がおとずれます。
その際に、せっかく交換するのだから、上位グレードを試してみようかな、少し軽くなるし、動きも良くなると言うし。。。という選択肢の幅を広げることが可能です。
先日、SHIMANO 105も12速化を果たし、上位モデルとの互換性が復活しました。)
コンポーネントは消耗品です。
どのように大切に乗っていたとしても、3年、5年と経てば、残念ながら交換が必要になるでしょう。
その交換の際に、同一グレードではなく、上位グレードに一部交換する、という遊び!?ができるのが、SHIMANO 105以上の利点です。
(5) 最後に、ホイールです。
ホイールはオンロードバイクの性能を決める、極めて重要な要素です。
しかし、ある程度の効果を体感できるホイールとなりますと、前後で¥100,000くらいは致します。
これでは、完成車価格の大半をホイールのお値段が占めてしまう、ということにもなりかねません。
そのため、完成車のホイールはエントリークラスのものが標準装備される傾向にあります。
もっとも、エントリークラスとはいえ、前後で¥30,000-¥50,000くらいのものが装着されることが多く、決して安物ではありませんが、スポーツバイクの世界では高級ホイールとは言えないでしょう。
ホイールは比較的交換が容易なパーツであること、費用がかなりかさむことから、ロードバイクに乗り慣れてから交換、ということでも良いでしょう。
2 それではGIANT TCR ADVANCED 2 DISC KOM について見ていきます。
(1) お値段は¥275,000(税込)です。
コロナウイルスが流行してからというもの、原油価格、原材料費等、あらゆるコストが上昇し、誠に心苦しいながら、価格に転嫁しておりました。
しかし、今春から、GIANTがついに反転攻勢といいますか、大胆な値下げを実施致しました。
TCR ADVANCED 2 DISC KOMは前モデル ¥352,000(税込)であったところ、一挙に¥77,000の値下げを致しました。
ほぼコロナ前までの価格水準に戻りました。
ロードバイクを買うのをためらっておられた方は、今がチャンスであります。
なお、どうしても予算の制約が!!という場合は、アルミモデルのGIANT CONTENDがよろしいでしょう。
https://www.giant.co.jp/giant24/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD01&s_code=SR05
(2) 目的が定まっていない場合、万能型のモデルを選んでおけば、安心です。
GIANTが展開しているロードバイクの中で、万能型モデルはTCRシリーズです。
そもそも、TCRシリーズは、ロードレースのプロが使う機材として開発されたモデルです。
ロードレースには、平地、上り、下り、コーナリング等、様々な性能が求められます。
TCR ADVANCED 2 DISC KOMであれば、ロードレースに求められる性能を高いレベルで充足しています。
(3) TCR ADVANCED 2 DISC KOMはフルカーボンです。
「フル」ではないカーボンロードバイクも一部、存在します。
フロントフォークの根本がアルミ合金等になっている、というモデルです。
TCR ADVANCED 2 DISC KOMは単純にカーボンというだけではありません。
そのフレームの随所には、最先端の研究結果、ノウハウが惜しみなく投入されています。
特に剛性の求められるダウンチューブ、ボトムブラケット周辺は極太のカーボンパイプを使い、エネルギーロスを最小限に留めています。
ヘッドチューブも極太で、高速コーナリング時の安定性を高めています。
これに対して、しなやかさの求められるチェーンステイ、シートステイはほっそりとしています。
このように、TCR ADVANCED 2 DISC KOMは卓越した重量剛性比を備えています。
しかし、現代のロードバイクに求められる性能はそれだけではありません。
空力抵抗の低減が極めて重要です。
TCR ADVANCED 2 DISC KOMのフレームには、モータースポーツでも取り入れられている、カムテール形状が随所に見受けられます。
(カムテール形状とは、ドイツの科学者 Wunibald Kamm博士の理論を取り入れたモデルです。空力抵抗を最も低減できるのは涙滴型ですが、前後に細長い形状は重量増を招いてしまいます。不思議なことに、後方をスパッと切り落としても空気抵抗はそれほど増えず、重量軽減の恩恵が大きく、このような形をカムテール形状と呼びます。)
フロントフォーク、シートポストにカムテール形状が見受けられます。
各種ワイヤーは可能な限り内装して、空気抵抗の増加を抑えます。
フル内装としてもよかったのですが、ハンドリングの機敏さを損なう、ということで一部分のみ露出してあります。
(4) コンポーネントはSHIMANO105です。
105であればハードな使い方をしても十分な堅牢性、耐久度があります。
上位モデルとの互換性も豊富です(11速ULTEGRA、DURA-ACEへの換装が中心となります)
また、油圧ディスクブレーキモデルです。
油圧ディスクブレーキが威力を発揮するのは、雨、夜、ダウンヒル、ライダーが疲れている、といった悪条件が重なる時です。
油圧ディスクブレーキであれば、リムブレーキモデルに比べて、圧倒的に楽、優位に立つことが可能です。
すでに、プロのロードレースでは油圧ディスクブレーキが当然となっておりますが、その理由は、制動力だけでなく、空力抵抗上も有利だかりです。
キャリパーブレーキはフレームの前方にブレーキ本体が突き出ています。
これが整流効果を妨げ、空気抵抗を増やしてしまうのです。
油圧ディスクブレーキであれば、フロントフォークの後ろにひっそりと装着されるため、空気抵抗の増加を最小限に抑えてくれます。
(5) ホイールはGIANT P-R2です。
前後で¥51,700(税込)のホイールです。
まったくお安くありませんが、ある程度ロードバイクに凝り始めるともっと高価なホイールが欲しくなってくるものであります。。。
交換候補としては、GIANT SLR 2 36 DISC HOOKLESS WHEELSYSTEM ¥132,000(税込) https://www.giant.co.jp/giant24/acc_datail.php?p_id=A0002883、GIANT SLR 1 36 DISC HOOKLESS WHEELSYSTEM ¥187,000 https://www.giant.co.jp/giant24/acc_datail.php?p_id=A0002880などが挙げられるでしょう。
このように、TCR ADVANCED 2 DISC KOMはロードバイクに求められる5つの要素を満たしておりまして、ロードバイク選びに迷っておられる方に自信を持っておすすめできます。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。
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