皆様、こんにちは!!
奈須野です。
ビンテージ クロモリロードバイク
ある日のことでした。
ビンテージのロードバイクをお乗りのお客様がご来店になりました。
オーバーホールしたい、とのことで、その場であれこれとお話を伺い、交換部位、費用の予測、お預かりする期間などをお伝えして、車体をお預かりしました。
作業開始
パーツを発注して、1週間後、作業開始です。
バーテープを交換します。
まず、古くなったバーテープを取り除きます。
フレームに装着されているポンプです。
かつはこのように長いポンプが主流でした。
(長い方が高い圧力をかけやすいからです。)
現在はCO2ボンベ、あるいは電動式ポンプが増えてきているでしょうか。
バーテープの除去が終わりました。
チェーンを切断します。
今回は、新しいチェーンに交換します。
クランクセット、フロントでレイラーとリアディレイラーです。
SHIMANO 600というモデルで、現行のULTEGRAに相当するものです。
リアディレイラーのプーリーの歯がものすごくすり減っているのが分かります。
リアディレイラーは交換することに致しました。
タンゲ、ダブルバテッド、クロモリフレームです。
シフターは当然、Wレバーです。
ワイヤーの通し口が、現代のものと少し異なります。
リアディレイラーを取り外しました。
クランクセットを取り外します。
ボトムブラケットは、スクウェアテーパーのものです。
ボトムブラケットを外します。
(画像には写っておりませんが、工具で十分に緩めた後に、手で回して外しています。)
グリスがずいぶんと古くなっていました。
ボトムブラケット内部をクリーニング、新しいグリスを詰めて装着しなおします。
ブレーキレバーを交換します。
同じく、SHIMANO 600のものです。
ブレーキキャリパー(本体)を取り外します。
ブレーキキャリパーに汚れが付着していると制動力が落ちる、引きが重くなる、なんとなく気持ち悪い(結構重要です)という症状が発生します。
そこで、ブレーキシュー内部を丁寧にクリーニングしていきます。
また、ブレーキシューを交換します。
現行のSHIMANO ULTEGREAグレードのものに致しました。
フロントディレイラー、クランクセットをクリーニングします。
かなり綺麗になりました。
シフトワイヤー、ブレーキワイヤーのインナー、アウターのすべてを新しいものに交換します。
完成
完成しました!!
パーツ代、工賃を含めて、¥46,816(税込)となりました。
お預かりしてからちょうど2週間で完成しました。
(なお、リアディレイラー、バーテープ、ブレーキレバーはお客様からの持ち込みパーツとなっております)