皆様、こんにちは!!
Bikeportスタッフの奈須野です。
他のモデルに先駆けて、GIANTクロスバイクのニューモデルが続々と発表、発売されております。
2021年モデルは、カラーリング、塗装に凝ったモデルが多いのが特徴です。
本日ご紹介するのは、最軽量(※国内販売中の6万円未満/16速のクロスバイクにおいて。2020年5月現在、GIANT調べ)のCROSTAR ¥56,000(税抜)です。
1 概要
SIZE : 430(XS),465(S),500(M)mm
WEIGHT : 9.9kg(465mm)
FRAME : ALUXX-Grade Aluminum
FORK : Aluminum
DRIVETRAIN : SHIMANO ACERA / M315
WHEELS : GIANT SPINFORCE LITE
TIRE : CST RECOURSE 700x30C
SPEED : 16 Speed
COLORS : ブラック, ホワイト, スカイブルー
2 クラス最軽量
CROSTARの最大の特徴は、「軽い」ということです。
重量は9.9kgで、一般的なシティサイクル、いわゆるママチャリが18-20kgほどですから、その半分程度の重さとなります。
他のクロスバイクたちと比べましても、ESCAPE R3が10.7kg(465mm)、RX3が10.3kg(465mm)ですから、CROSTARの軽さが際立っています。
軽いバイクは何が良いのか。
それは、まず第一に、上り坂が楽になるということです。
もちろん個人差はありますが、1kg近く車体重量が軽くなると、坂を登る速度が時速0.5km、激坂であれば時速1kmといったくらいに、顕著な速度差が生じます。
たった時速1kmとお思いになるかもしれませんが、スポーツ型バイクで時速が1kmも違うというのは大きな性能差なのです。
例えば神奈川県を代表する峠道である、箱根湯元から芦ノ湖まで登る、といった場合では、坂道を登る速度が1km違うだけで到着時間が5分、10分と変わることにになりまして、これは決して軽視できるものではありません。
少し例えが極端になりましたが、箱根ほどの激坂でなくても、日本は坂道が多い土地柄ですから、CROSTARであれば日々の通勤、通学が楽になること請け合いです。
次に、軽いバイクはこぎ出しが楽になります。
重い物体を動かすよりも、軽い物体を動かす方が楽ですから、頻繁な停車、発進が多い都市部では、軽いバイクは少ないエネルギーで発進することが可能なのです。
そして、それは停車時も同じで、軽いバイクほど止まるのに必要なエネルギーが少なくなり、過度にブレーキをかけずに済む。
このように、軽いバイクというのは、ライダーにとって大きな恩恵が常にあるわけで、ゆえに、各社とも軽いバイク、パーツの開発に血道を上げている、というわけなのです。
3 適度な剛性
それでは、軽ければ軽いほどいいのかといえば、やはり限度はありまして、安全性、耐久性が確保できないのであれば、いかに軽いバイクといえども本末転倒です。
さらに、スポーツバイクに必要な性能として、剛性、があります。
剛性とは、ライダーのエネルギーをどれだけ推進力に変換してくれるか、という指標で、スポーツバイクであれば一定レベルの剛性が無いと、踏んでも進まないバイク、と評価されてしまいます。
CROSTARはフレーム素材に、ALUXX-Gradeの軽量アルミ合金を用い、特に剛性の要求されるダウンチューブは太く、ライダーへの衝撃を緩和するトップチューブは細くといった、メリハリのあるフレームにすることで、剛性感を失わず軽量化に成功しております。
4 スポーティで、勢いを感じさせるデザイン
前傾姿勢、軽快さをイメージさせる、大きく斜めに傾むけたペイントで、昨年度のモデルに比べて、さらに勢いを感じさせるデザインになりました。
5 力強さと、爽やかなカラーリング
2021年度のCROSTARは3色展開です。
まず、冒頭でご紹介した、ホワイト。
つぎに、ブラック。
ブラックとレッドの組合わせは力強さ、精悍さを感じさせるもので、スポーツバイクでは人気のある定番色です。
最後にスカイブルー。
本年度の新色です。
爽やかな青が、軽量バイクであるCROSTARのコンセプトと似合います。
6 タイヤの変更
2020年度モデルは28Cタイヤでしたが、2021年モデルからはワンサイズ太めの、30Cに変更となりました。
時速30km超を維持して走る、といった高速走行であれば28C、25Cタイヤが有利だと思われますが、信号、交差点も多い街中で、そのような高速走行区間があるとも思えません。
確かに、太いタイヤは転がり抵抗が高くなりがちですが、それはあくまで高速走行時に顕著になるのであって、時速20-25km前後の巡航速度であれば、30Cタイヤによるクッション性が良さ、路面への追従性の高さなど、長所のほうが多くなるため、今回のモデルチェンジで、30Cに切り替えたのは良策だと考えます。
7 フロント2枚、リア8枚
R3はフロント3枚ですが、CROSTARはフロント2枚です。
フロントギアが一枚減っているわけですが、最小ギアはフロント30T、リア34Tで、ギア比は0.8
82となりまして、R3最小ギア比0.875とほぼ同等で、フロント2枚だからといって、上り坂で困るということは無いと思われます。
むしろ、フロントの枚数が減ることで、メカトラブルの軽減、軽量化に貢献しており、スポーツバイクらしい王道進化だと考えます。
8 チェーンガード付き
チェーンガードが装備されており、チェーンの脱落防止と、衣類の裾が汚れることを防止してくれます。
9 オフセットシートステイ
トップチューブとシートステイがズレて溶接されており、リアからの突き上げを緩和してくれます。
10 専用サドル
CROSTARは軽量性を重視したモデルで、サドルも専用の軽量サドルが採用されています。
もし、軽量サドルではお尻が痛い。。。ということであれば、ご納車のときに別サドルをお付けすることも可能です(別途パーツ代がかかることがございます)。
11 エルゴブリップ
手のひらにフィットするエルゴグリップで、長時間のライディングが楽になります。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。