自転車=移動の乗り物?
日々お使いの自転車は、”移動のため”に利用している方が多いと思います。
移動用としてしか見ていなかった自転車が、あなたの日常を変える最高のアクティビティーのツールでもあるのです。
自転車には舗装された道を走るものだけではなく、”山道を走るもの”、”重力に逆らい空高く舞うもの”などあります。
それらは”マウンテンバイク”(以下:MTB)と呼ばれる自転車で、舗装されていない山道や、専用のコースで快適に走るために作られたものです。
中にはMTBを知っていると言う人もいると思いますが、MTBを始めるにあたって、どんな種類があって、どんなことができるのか?どこを走るのか?これから新しい趣味を始める候補の一つに”MTB”が気になっている方は記事の最後までお付き合いくださいね。
目次
1.MTBの魅力:山を征服する楽しみ
2.魔法のじゅうたん!?サスペンションとは?
3.MTBの魅力とMTBの種類について
4.MTBはどこで買えば良いのか?
5.どこを走ればいいのか?MTBのマナー
まずあなたは、お店に行く前にMTBがどんなものなのか、どんな種類があって何ができるのかをある程度知っておくと、お店での話は早くなることでしょう。
Q1.MTBの魅力:山を征服する楽しみ
MTBの魅力はなんといっても大自然の中を走る爽快感でしょう。山々を駆け下りる爽快感はスキーやスノーボートといったスポーツに近いものがあります。また自動車のような乗り物が好きな方も自分で操作している爽快感や、カスタマイズする楽しみは病み付きになることでしょう。
そもそもそういったアクティビティは怖いし、運動神経が良い人や、乗り物に詳しい人が乗っているというイメージがあるかもしれません。実際はそんなことはありません。
海外では家族で楽しまれている人気アクティビティーの一つで、全ての人が勢いよく危ない場所を下っているわけではありません。
森林や公園を仲間とサイクリングして楽しんだりしているんです。
スリリングを求めたい方は、整備されたコースで縦横無尽に走ったり、時には難しい根っこや岩の区間に挑戦してみてもよいでしょう。クリアできなかったらスキルを磨いたり、パーツをカスタマイズしてみるのも良いですね。
信号や、車、歩行者を気にせず思いっきり走ることができるので、公道を走るより安全です。
ロールプレイングゲームと一緒で自分にあったレベルのコースで沢山練習をして、徐々にステップアップしていきましょう。
時には、バイクにパッキング(荷物を積んで)をして道無き道を冒険に出るのも良いでしょう。
路面を気にせず、大自然の中で様々な楽しみ方ができるのがMTBの魅力です!!
ブレーキは過酷な路面下でもしっかり効く、油圧式のDISCブレーキが採用されており、性別や年齢問わず、誰が使ってもしっかり止まるブレーキがついていますので、初めての方でも安心してバイクをコントロールすることができます。
山でバイクを自在にコントロール(あらゆる道を自分の腕で征服)する楽しみ(爽快感)がわかる頃には、あなたは立派なMTBライダーになっていることでしょう。
Q2.魔法のじゅうたん!?サスペンションとは?
MTBを語る上で知っておかなければいけないことがあります。
それは”サスペンション”と呼ばれる魔法のじゅうたんようなパーツ。
一般的な自転車のフォークと呼ばれる前輪を固定している足の部分はタイヤからのみ振動を吸収します。
MTBにはフォークの代わりにこのサスペンションが搭載されています。※サスペンションフォークとも呼びます。
サスペンションは、多くの乗り物に採用されており、身近なものでは車の足回りにも採用されています。
ぼこぼこした所を走ってもお尻が痛くなりにくいのはクッションが良いからではなく、サスペンションが働いてくれているからなんですね。サスペンションとは振動や衝撃を減衰(和らげ)させ車体やライダーを安定させる装置なんです。
ですからボコボコした山道を走っても、魔法のじゅうたんのように滑らかに走ってくれるので、MTBを語るには不可欠なパーツです。
後述するMTBにもサスペンションが搭載されていますが、林道のような凹凸が少ない場所から、岩場がゴツゴツしたような落差の多いハードラインまで様々です。
サスペンションにもストローク(伸び縮みする量)が長いものから短いものまであります。
当然長いストロークの方が、より険しい山道も楽に走ることができます。
しかしながら、長ければいい、軽ければいいというわけではないのが、MTBの難しくも、面白い所です。
また別の記事でこの辺りは説明したいと思います。
A サスペンションという機械的に振動や衝撃を吸収(減衰)させるパーツがついているため山道も楽々!!
Q3.MTBの種類について
MTBは主に以下のようなラインナップがございます。
・仕様について
ハードテイル(HT)
フルサスペンション(FS)
・バイクカテゴリー
クロスカントリー(XC)
トレイル(TR)
オールマウンテン(AM)
エンデューロ(EN)
ダウンヒル(DH)
多くの人は一体どれを選べばいいのか、余計に困惑するでしょう。
またバイクカテゴリーによってはそもそも何十万円と価格設定が高額なものもあり、カテゴリーはこれがいいけど、予算が見合わないと言う話はよくあることです。
ここではいくつかのバイクをピックアップしますので、ご参考にしてください。
GIANT FATHOM2
GIANT TRANCE3
A ハードテイルやフルサスペンションといった仕様のタイプからカテゴリーは様々。コースを走ったことがないと想像がしづらいので、まずはお店に行って、どんな山道があってどれが適しているのか聞いてみよう。迷ったら上記二つのバイクを参考にしてみてね。
Q4.MTBはどこで買えば良いのか?
よし欲しい車体がわかったことだし早速○mazon、ド○・キホーテで買ってみよう!!
ちょっと待ってください!!
最近はネット販売の普及や、大手量販店さんでも自転車を取り扱うようになり自転車がどこでも手軽に買えるようになりました。しかしながら先ほど紹介した自転車はそれらの量販店やネットで買えるわけではありません。
ネットで販売している自転車は自宅に梱包された状態で届きます。そこから自分自身で組立て整備が必要です。
バイクは買って終わりではありません。乗っても乗らなくてもバイクのメンテナンスは日々必要です。特にマウンテンバイクは自然を利用したアクティビティーですので、メンテナンスを任せられるショップさんと付き合うことで安心して楽しむことができますよ。
また我々が取り扱うようなバイクはショップとメーカーと契約し、店頭販売でしか購入することができません。
ここまでだと量販店さんと同じように思えるかもしれませんが、またここでバイクの仕様が異なってきます。
マウンテンバイクは先述したサスペンションや、油圧式のブレーキ、専用のリンク構造といった、一般的な自転車と異なるパーツが様々搭載されています。これらを整備するためには専門の知識、専門の技術が必要となりますので、量販店さんでは取り扱いができません。
A ネット購入は自身で組み立てる必要がある。専門知識と技術が必要なので、専門のバイクショップさんと付き合って行く必要があります。
Q5.どこを走ればいいのか?MTBのマナー
マウンテンバイクを買ったことだし、早速その辺の山に走り行ってみるかー。
またまた待ってー!!
マウンテンバイクは山を走ることができる自転車ですが、どこでも走って良いわけではありません。
つまり決められた場所で走る必要があります。
主に走る場所は二つ
MTB専用のコースが整備されたMTBパーク
リフトやゴンドラで山頂までバイクを乗せていき、繰り返し下ることができるパークから、トラックの荷台で山頂まで搬送してくれる所などなど、有料ですが、コース自体もMTBが走りやすいように作り込まれているためグリーンシーズンと呼ばれる5月から10月ぐらいまでは日本各地でこのようなパークが営業しています。
里山(ツアー)
里山はとても繊細です。いわゆるその辺の山とも言えますが、日本には様々な条例やルールがあります。
国定公園は自転車の乗り入れが禁止されていますし、近所の里山などもハイキングを楽しまれている方がいるため、ハイカーの方たちと衝突したら重大な事故につながる恐れがあります。
そうならないため、多くの山が自転車の乗り入れを制限したり、情熱あるマウンテンバイカー達が地元の地権者や市勢などにかけあい、ルールブックの作成やコースづくりに励んでいるのです。
また最近の取り組みとしてはツアーとして、ガイドさんが山で決められた範囲を開拓した案内してくれる場所も増えてきました。それらの場所ではMTBやヘルメット防具などを持っていなくてもレンタルで十分に用意されていたり、ガイドさんがライディングの方法を丁寧に説明してくれますので、初心者やご家族で遊びに行くのもオススメです。
一人の身勝手な走りで、MTBを盛り上げようとしている方の努力が台無しになってしまいますので、ルールを守ってMTBを楽しみましょう!!
また我々を始め購入したショップではこういったツアーに参加するイベントや、ショップでのMTBイベントを企画開催していますので、初心者でも安心してお山でMTBデビューができますよ。
A 走れる場所は決まっているが、そこでルールを守って走るMTBは最高に爽快で楽しい!!
何事も最初は不安でいっぱい。
まずはお店に足を運び、話を聞いてみよう!!
あなたが始めるその一歩を、bikeportのスタッフや、MTBに携わる人たちが応援致します。