皆様、こんにちは!!
bikeport新宿都庁前店の奈須野です。
夏です!!
もう、梅雨明けしたと言ってよろしいのではないでしょうか!!
夏といえば、キャンプであります。
昨今のキャンプブームも後押しして、様々な場所にキャンプ場が出来ております。
今年の夏、キャンプデビューはいかがですか。
まず、自転車を使ったキャンプをする場合に、最低限必要なアイテムを列挙します。
テント
(宿泊施設を使う場合は無用です。)
夏場に使う場合は、通気性の良いテントがよろしいと思われます。
晴れで、風の強くない日、場所であれば、数千円のテントでもなんとかなります。
キャンプデビューをする、という場合には、晴れで、かつ、風速5m以下の日を選ぶと吉です。
マット
マットは重要です。
夏場であったとしても、地面の温度は結構冷え冷えしまして、マット無しで眠ることは低体温症などの危険もあります。
積載量にほとんど制限の無いクルマであれば、フォーム型のマットがお手軽ですが、自転車に積むとなると、かなりかさばります。
空気注入式のマットであればコンパクトに収めることが可能です。
ただし、空気入れが無いと、マットをふくらませるだけでそこそこの運動量となります。
さらに、フォーム型と空気入れ型の中間式というものもあります。
私、奈須野は温かい時期、場所では空気注入式を使い、寒い時期、場所には、中間式のマットを使用しております。
寝袋
夏場、日本の平地であれば、寝袋はほとんど無用であります。
暑くて暑くて、とてもではありませんが、入っていられません。
少し厚手のタオル、Tシャツ等をおなかに乗せるだけで(少なくとも私は)、風邪を引いたり、悶絶するほど寒かったりすることはありませんでした。
どうしてもという場合は、予算と積載量に応じて夏用の寝袋をご用意ください。
ただし、標高1500メートル以上の高原、高地にキャンプする場合は、平地よりも10度以上涼しくなることもありまして、このような場所であれば、寝袋は必要です。
ひとまず、この3点があれば、キャンプ可能です!!
個人的に常備しているものとしては、
ランタン
要するに明かりです。
最悪、携帯電話のライトでも代用可能です。
ろうそくは雰囲気が出て良いですが、倒すと溶けたロウが激熱、火器なのでそれなりに気を使うため、雰囲気は味気ないもののLEDランタンが無難です。
ガソリン、灯油のランタンは大型すぎて自転車キャンプには使いづらいでしょう。
虫取りスプレー
私は猛烈に虫に好まれる体質のようで、虫取りスプレーを常備しております。
耳栓
なんじゃそれ、とお思いになるかもしれませんが、混雑しているキャンプ場はうるさいこともあります。
耳栓で安眠可能。
クッカー
調理器具です。
ガスバーナーがお手軽です。
ガソリンは燃料の運搬に気を使うことと、日本だと少量の購入がやや面倒であることから、登山であれば別として、自転車キャンプには使いづらいと思われます。
灯油はマニアックで、補給はしやすいものの、匂いが強烈で、ガソリン以上に使いにくいでしょう。
なお、テント内でのバーナー使用は各メーカーともに厳禁しております。
自己責任の範囲でテント内でお使いになる方もおられますが、相当に慣れていないとバーナーの炎でテントに穴を開けてしまうこともあります。
さらに当然ながら、狭いテント内で火器を使うことは横転等、極めて危険です。
食器は凝ればいくらでも選択肢がありますが、100円ショップのものでも代用できます。
あとは、外観と見栄と機能性のために何千円、何万円も積むことになります。
モバイルバッテリー
電源のあるキャンプ場もありますが、ない場所もあります。
1日くらいであれば電源が持つかもしれせん。
しかし!!
私はお写真、動画を取りまくるため、毎日充電をしないと持たないのです。
着替え
それぞれの方の美意識に応じて、必要なだけ着替えをお持ちください。
これらの荷持をどのように運ぶか、それが問題です。
まず、中高生の通学でも一般的なように、背中に背負う!!というものがあります。
これは非常にお手軽で、数十分というくらいの短時間であれば、よろしいと思われます。
しかし、上記列挙したアイテム類をすべて背中に背負う、となりますと、重さだけで5kg以上ありまして、それがとんでもない負担となって疲労を蓄積させるのです。
さらに、夏場はただでさえ暑いのに、背中にバッグを背負うと排熱が制限されて、暑い暑い!! これもまた、疲労を上昇させます。
そこで、自転車に荷物を乗せることになります。
荷物の乗せ方ですが、可能な限り軽く、空気抵抗を少なく、搭載する、という方向性が最近のトレンドです。
具体的には、大型のサドルバッグにかさばるものを入れます。
前方に配置するバッグは走行中でも取り出しやすいため、使用頻度の高いもの、携帯電話やお財布などを収納します。
中央に配置するバッグは、車体の中心部分であるため、重量物を収納して、車体のバランスを保ちやすいようにします。
まず、サドルバッグのご紹介を致します。
15リットル等の大型のものが使いやすいと思います。
大型のサドルバッグは小さく折りたたむことも可能でして、よほど荷物を厳選する、10gでも軽量化したいということでもなければ、最大のサドルバッグが使いやすいです。
私個人は、TOPEAK(トピーク) バックローダー 15Lというものを愛用しております。
価格は¥9,680(税込)
大型でありながら、サドルバッグの下が擦れにくいというのが特徴です。
このサドルバッグだけでキャンプ用具はほとんど収納可能です。
テント
フライシート(雨よけの天幕)
空気注入式のマット
テント用ポール
ツール缶(チューブ、タイヤレバー、パンク修理キット、携帯空気入れが入っています)
ガスバーナー
ガスボンベ
クッカー
ポンプバッグ
を収納してあります。
携帯電話やお財布は一日で何回も手に取るために、取り出しやすい位置にあることが重要です。
TIOGA タイオガ ADV トップチューブ バッグが便利です。
¥3,080(税込)
空気抵抗を可能な限り低減させる、というのも重要な要素でして、前面投影面積が最小になるように、ほっそりとしたカタチとなっております。
携帯電話、モバイルバッテリー、補給食などをしまうことができます。
フレームバッグには、重量物を入れると良いでしょう。
その理由は、前述しましたように、車体の重心を可能な限り中央部に寄せておくためです。
私個人はサドルバッグが巨大であるため、サドルバッグにバーナー、ガスカートリッジ、工具を入れておりますが、これらのアイテムをフレームバッグに入れても良いと思います。
TIOGA タイオガ ADV フレーム バッグ
¥4,400(税込)
フレームバッグは容量を稼げるため、私も好きなバッグではあるのですが、ボトルケージが入らない、あたってしまう、ということが往々にして起きます。
TIOGA タイオガ ADV フレーム バッグとGIANT AIRWAY DUAL SIDE CAGE ¥1,760(税込)を併せて使えば、このような場合であってもボトルケージを搭載可能です。
ボトルを左右から取り出すことが可能であるため、バッグに当たるギリギリの高さであってもボトルを搭載できるのです。
GIANT AIRWAY DUAL SIDE CAGEの優れているところは、上下をひっくり返すことができまして、右引き、左引き、どちらにも対応可能である、ということにあります。
さらに、ボトルケージ台座の取り付け位置に余裕があるため(わかりにくい表現ですが、ボトルケージによってはボルト固定の穴1つ分しか穴が空いておらず、ボトルケージの取り付け位置が固定されてしまうものがあります。いえ、そういうボトルがほとんどです。)上下フレームの大きさ、好みに応じてボトルケージ位置を微調整できるのです。
掲載した画像では、標準的なボトルケージよりも更に2cmほど下げて、フレームのギリギリ下まで取り付け位置を下げています。
こうすることで、大容量バッグを装備しながらも、750ccという大容量ボトルをスムーズに取り出し可能になっているのです。
さらに、暑い夏の日には、750ccのボトルでも1本だけではきついです。
TIOGA タイオガ ADV ステム バッグ ¥2,530(税込)を使えばボトル収納箇所をさらに1つ増やすことが可能です。
TIOGA タイオガ ADV ステム バッグは、入り口を閉じることが可能でして、ボトルに限らず、携帯電話、お財布なども収納可能です。
(自転車が振動した場合の落下には十分ご注意ください)。
これだけバッグが充実していれば、安心してキャンプ可能です。
私、奈須野は年間50日以上、キャンプをしておりまして、なにかご不明点があればいつでもご用命くださいませ。
本記事では軽装型のバイクパッキングをご紹介致しましたが、厳冬期にも対応できる重装備型ツーリングのご案内も可能です。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeport新宿都庁前店の奈須野でした。