皆様こんにちは!
bikeport横浜西口店スタッフ鈴木です。
いつもはスポーツバイクの作業に関しての記事が多いですが、今回は一般車のパンクに関して記事にしてみました。
パンクの予防が出来る情報もありますので是非最後まで見ていってください。
ある日いつものようにパンク修理のご依頼をいただきました。
Panasonicの電動自転車です。
早速ヒアリングしつつタイヤの状態をチェック!
なにか心当たりはございますか?とお伺いしたところ、「なんかタイヤがガタンガタンする」とのことでした。
もしやと思いタイヤを触って確認したところ
タイヤの空気は抜けてるのですが、触るとバルブの周辺だけ明らかにタイヤの中になにか入っている様な膨らみがあります。
実はこれ自転車が残してくれたメッセージなんです!
この膨らみがあることで、普段お客様がどの様に自転車に乗っているのかもわかってしまいます!
それではパンクの原因についてご説明いたします。
当然の話しですが、自転車が走行する時の車輪の動き方は前に転がるような動き方になりますがが、急ブレーキをかけると…..
車輪は止まりますが、車体自体は急に止まることができずブレーキを握ってから止まるまでに少しのロスが生まれます。
実はその時路面と接触しているタイヤにはまだ前に進もうとする力が働いています。
このときにしっかりとタイヤに空気が入っている場合は車輪とタイヤがズレることはほぼないのですが、空気があまり入っていないと
タイヤと車輪の間に僅かな隙間ができてしまいます。
隙間ができると、タイヤがこの写真の赤矢印の方向にズレてしまうのです。
そうなるとタイヤの中にあるチューブもタイヤと同じ方向にズレますが、チューブはタイヤと違いバルブとつながっている為バルブの場所で止まりますので
急ブレーキをかけるたびにチューブがどんどんバルブ付近に集まってきてしまうというわけです。
チューブはバルブ付近で止まってもタイヤはズレ続けますのでチューブの外側とタイヤの内側で擦れてしまうのです。
実際にタイヤを外そうとするとこの様にチューブの削れカスが出てきました。
タイヤを開くと中にこんなに溜まってました!
次にチューブの状態も確認しましたがこれだけ削れてしまうと穴を塞いでもまたすぐ別の場所に穴が空いてしまう可能性があるので今回は
チューブの交換をおすすめしました。
作業が完了いたしました!
今回は電動自転車のチューブ交換で
工賃:¥2850
チューブ代:¥1200
合計:¥4050
で作業をさせて頂きました!
最後のまとめですが今回のパンクは空気圧が少ないことによって急ブレーキするたびにタイヤがズレて中のチューブとタイヤで擦れてチューブが削れたことで穴が空いていました。
対策法としては空気を2週間から1ヶ月に一度のペースで入れる、乗る頻度が少ない方は乗る前に必ず空気圧を確認して下さい。
適正な空気の量がわからない方は自転車ショップで入れてもらうことをオススメいたします。
あとブレーキもできるだけ優しくかけてあげると今回のパンクもタイヤの摩耗も予防できます。
パンクの種類は他にもありますが、空気を適切に入れていただくことで予防できますので是非参考にしていただければと思います。
今回はこれで以上とさせて頂きます。
最後まで見ていただきありがとうございました。
bikeport横浜西口店スタッフ鈴木でした!