さてさて、ヒルクライム好きのスタッフ輪太郎の自己満的ブログも今回で3回目。今回も張り切って湘南エリアのヒルクライムスポットをご紹介しますよ。
記事の趣旨は、①湘南エリアからアクセスがよく楽しめるヒルクライムスポットを、②レベル別の目標タイムなどと一緒にご紹介することで、より多くの方々にヒルクライムの多様な楽しみ方を知っていただくというものです。
前回の記事と、前々回の記事となっております。
それではさっそくいってみましょう。
今回ご紹介しますは、伊勢原市にあります大山坂。
ヤビツ峠や湘南平のような通称がないのですが、丹沢大山国定公園へと続く坂道であることから、スタッフは個人的にそう呼んでいます。知名度はそこまで高くないのですが、個人的にはとってもオススメのヒルクライムスポットですよ。
コースプロフィールは以下のようになっています。
Dis:2,76km
UP:194m
難易度:★★☆☆☆
目標タイム
初級者:15分以内
中級者:9分以内
上級者:7分30秒分以内
中級達成パワー値:5.0w/kg
大山坂のオススメポイントは、走りやすさと、環境の気持ちよさです。
コースは多少のワインディングはあるものの、概ね直線的です。また傾斜も全体を通して一定的となっています。そのため、自身のペースで淡々と上ることができるので、とても走りやすくなっています。また、田舎なためそれほど車や歩行者がなく、道も幅広で舗装良しなので、この点でも安心です。
そして環境のよさ。大山への入り口なため、辺りには緑が多く、また空気も澄んでいて、走っていてもとても気持ちが良いです。ここを走ると癒されること請け合いです。
大山坂はアクセスがやや分かりづらいので先にマップをご案内します。もっとも、あくまでも「こんな感じで行きます」といった程度ですので、例のごとく詳細はご自身でご確認くださいね。
まず、湘南店を出発地としたアクセスマップがこちら。
途中まではヤビツ峠を目指す場合同様に金目川沿いを行きます。途中で右に折れて大山方面へと進む形となります。
スタート地点近くの拡大図がこちら。
目印となるのが、以下の写真にある分岐路です(上の地図での最後の左折ポイント)。
この分岐路を左に折れて「大山→」という看板が見えたら、そこがスタート地点です。
それでは写真を交えながら、簡単にコースを見ていきます。
まずスタート地点です。先ほどの分岐路を左折して少しすると、このような丁字路に行き当たります。コースはここを右折すると始まるので、この「大山→」看板の場所をスタートに設定しています。
しばらく行くと、「清水屋みやげ店」さんが見えてきます。バイクラックもある自転車乗りにフレンドリーなお店です。
ここでおおよそ半分といったところでしょうか。
ちなみに右に道が見えますが、こちらの道は「大山道旧道」といわれていて、最初の分岐路を曲がらずにまっすぐ行くとこちらの道を進むことになります。見ての通り途中で合流するので、本稿のルートと旧道ルートの二つを上り比べてみてもいいかもしれませんね。
清水屋さんを過ぎるとすぐに、アーチが見えてきます。
このあたりからやや緑が濃くなり、風情が出てきます。
このような道を進んでいくと、バスロータリーに行き当たります。ここがゴールとなっています。
以上がコースの概要となっています。といっても基本的に直線のコースですので、とにかく道なりに進んでいけば大丈夫です。また斜度も一定なので、ペース配分も特に心配いりません。
さて、目標タイムは以下のように設定しました。
※状況設定は引き続き「CAAD12などのミドルグレードバイクを買った状態で乗って挑戦」というものです。
初級者の方 15分以内
難易度はとても低いコースです。多少走りなれた方なら難なく達成できると思います。
逆にここで15分以上かかるとなると、ヤビツや箱根等の距離のあるヒルクライムスポットはまだ厳しいかもしれません。ですから、それらへ挑戦される前の「脚力試し」に挑戦されてはいかがでしょうか。
また、距離が3㎞弱で斜度も一定で走りやすいため、ヒルクライムの練習にも最適です。まだ本格的なヒルクライムに挑戦する自信がないという方は、ここを繰り返し上って、ヒルクライムの練習を積まれるのもおすすめです。
中級者の方 9分以内
中級者の方は、初級タイムから6分短い9分以内と設定しました。
必要なパワー値は5.0w/kgです。
5倍を約10分と聞くとちょっと大変そうですが、コース自体が走りやすくパワーを出しやすいので、そこまで大変ではありません。
5倍を10分というのはL4~L5領域を鍛えるトレーニングとしても最適ですので、ヒルリピート(坂道を複数回上る反復トレーニング)をしてみてはいかかでしょうか。ローラーより断然楽しく鍛えることが出来ますよ。
上級者:7分30秒以内
中級から90秒しか違わないですが、この90秒がかなりきつかったりします。
剛脚との自負がある方は是非ともチャレンジを!
以上が大山坂のコースと目標タイムのご紹介でした。
大山坂はとにかく上っていて気持ちの良いコースです。散々タイム云々と煽っておいてなんですが、あまり記録を気にせず、まずはとにかく上ってみて頂きたいです。きっと皆さまにも楽しんでもらえると思います。
さて、次回は箱根をご紹介予定です。引き続きお付き合いいただけますと幸いです。