またしてもドリームビルド紹介記事です!
これまでのドリームビルド記事は「XTR入れたり、塗装したり再アルマイト出したり、DVOパーツだらけなど」課金し過ぎで、カスタマイズの参考にならなそうなものばかりでしたが(笑)
今回はちゃんとお店での販売のこと考えて、今後のMTBカスタマイズの参考になるよう事例を今回は紹介致します!
ドリームビルドでない「ややドリームビルド」。今回の車体は…
2020年モデルのGIANT FATHOM 2です!完成車価格で140,000(税抜)とベース車両もかなり手の届きやすい価格帯のマシンです。このままでも十分なスペックを持ち合わせておりますが、これをややドリームビルドしていきます。
先ずは全貌から!こんな感じになりました!(結局フレーム以外のパーツ全て交換してしまいました…。笑)
ハンドル周りは太さ変更。31.8mmから35mmクランプへ。剛性アップによるハンドリング性能が向上しました!
このDABOMBのスティンガーミサイルというハンドルは、なんと6,500円(税込)とかなり手頃価格となっており、費用対効果の高いカスタマイズと言えるでしょう。今回は使用しておりませんが、ステムも35mmクランプのベレッタという3,650円のリーズナブルなものがあります。
ちなみに写真のステムは同じくDABOMBのライフルグレネード。2ピース構造で出来ているステムで、こちらは価格9500円(税込)です。
タイヤブランドはMSC。エンデューロ向き「GRIPPER」の2.3を前後にセレクト。ホイールは自分のREIGNに元々付いていたGIANT TR 27.5 1 Boost HLを移植。
リアホイールが元々BOOST規格(148mmスルー)でFATHOMのブレーム側がBOOST QR(141mmQR)したが、ハブがDT製でしたのでDTの補修パーツを取り寄せてBOOST QRへ変換しました。
ちなみに使用したパーツは142スルーを135QRに変更するアダプターです。カタログには説明が記載されていませんが、このアダプターを使うとスルーシャフトから̠−7mmでQRに変更できますので、148のBOOSTのシャフトに使用すると141のQRになってしまうということです。この規格の変換方法、意外と自転車店スタッフでも知らない人が多いかもしれません。BOOST QRのホイール探して悩んでいる方は良ければ参考にして下さい!
フロントディレイラーマウントには元々チェーンデバイスが付属しておりましたが、こちらは除去。
ドロッパーもGIANT純正から変更。こちらはFIREEYEのポストになります。変更した理由はフレームに埋まる側のパイプの長さはほぼ変わらずに、GIANTのドロッパーは125㎜ストローク、対してFIREEYEのドロッパーは150㎜ストロークだからです!
ドロッパーポストは重量や性能、メンテ性も重要ですが、個人的に一番着目したいのは『寸法』だと思っています。降る際に可能な限り低く、そして登る時には適正の高さに設定したいのです。
ブレーキは新型XTの4PODキャパ―、今回ローターは前後共に180をセレクト。
ドライブ周りも全て新型XTに。ハイスピードは求めないので、軽いギア比重視でフロントは28Tに。小さい方がチェーンリングを岩場などにヒットさせるリスクも軽減できます。
リアハブがシマノの12S用新規格「マイクロスプライン」に対応しませんでしたので、SRAMのNXに。NXシリーズのスプロケットは通常のフリーボディーでも12速化できます。しかもLOW側は50T…!
写真からは分かりづらいですが、ドロッパーのレバーも今回は変更。I-SPEC EVに対応したリモートレバー。フロントシフターの使い勝手でドロッパー操作が出来ます。
サスは、、、すいません、DVOのDIAMONDをまた買ってしまいました…。笑
価格は安くありませんが、バイクの性能を大幅に向上させるといった観点ではコストパフォーマンスが高いかと思います。当店はDVO推しです。笑
春先のMTBイベント等々には持参致しますので、是非試乗して最新のXTコンポやDVOサスペンションを体感下さい!