皆さんこんにちは、湘南店の松坂です。
先日、人生初の富士パノラマに行ってきました。壮大でありながら時には恐ろしい一面を見せてくる大自然で心を浄化してきました。
さて、今回はフレーム持ち込みでの作業をご依頼頂きましたのでそれのご紹介です。
お持込み頂いたのが2006年モデルのcannondale Rush1000というオールマウンテンバイクです。
2005年に発売されたPROPHETシリーズはストロークが140mmもあるのにユニット付きのフレーム重量が約2.5kgで完成車が約13kg(PROPHET 1000)しかないとても軽量なマシンがありました。リアショックの構造が余分な物を取り除いたシングルピボットを採用していたので下りにはめっぽう強いバイクだったのですが、140mmというストローク量が若干長いのか、登りが苦手の様でした。
そんなPROPHETの痒いところに手を届かせようということで、登場したのがRUSHシリーズです。ストロークを110mmに落として下り等でのストローク感は減りましたが、よりオールラウンドで登りも難なくこなす「マラソン系」のバイクとして発売されました。リアバックはBBとピポットを鍛造で一体成型を行い、剛性を保ちつつフレーム重量を押さえれる作りなっています。
M様のご要望は「フロントシングル」「ワンフィンガーのブレーキレバー」「10s」「山下りたいです」
この4点を押さえてパーツを選んでいきます。コロナ禍の影響が少しは落ち着いてきたとは言え、まだまだ不安定な納期とのにらめっこは続いていきそうだなと感じながらパーツを探しました。
そしてこの選び抜かれたパーツ達を…
ドカーンと取り付けました!では詳細に移りましょう。
まず初めにリアディレイラーです。選んだのはSAINT 10s ss!!!
10sでこれに勝るグラビティー系のリアディレイラーはありません。この神々しい輝き、見とれちゃいますね。
モードコンバーターが付いているのでクロスレシオ、ワイドレシオ共に対応可能です。(今回はモードコンバーターを使って最大値で設定しています。)
次にクランク周りです。
クランク、ボトムブラケット、チェーンリングはFORMOSAをチョイス。フロントシングルと言えばこれらのセットを使っておけば間違いないですね。
クランク長、チェーンリングの歯数も幅広くラインナップされているのでお好みの物が見つかりやすいのもメリットです。
ペダルはFIREEYEのSikkitlesです。踏み幅が広い人気のペダルです。ブラック、ポリッシュ、ブラックなので引き締まって見えますね。最高!
ホイール周りはFIREEYEでピシッと揃えました。
フロントがオレンジ、リアはブラックのハブを選びました。フレームのカラーも相まって良い感じ!
タイヤはお持ち込みで、MAXXISのMINION DHFがフロントに。
リアにはHIGH ROLLERです!こうしてみるとノブの形状が大分違いますね。
DHFのFはフロントのFなのでフロントに使うことを推奨されています。しかし、ライダーの好みによってはDHF 前後に履く人も居るみたいです。奥が深いっ!
ブレーキ周りはSLXです。念願のワンフィンガーレバー!少し青みがかった金属の色が良い感じですねぇ。
シフターはZEE。クリック感が心地良いです。
最後にもう一度ご覧ください。今回もこのアングルで締めることになりそうです。
いかがでしたでしょうか。
このようにフレーム持ち込みも大歓迎な当グループですので「フレーム買ったけど組まないで押し入れでスヤスヤ寝ちゃってるなあ」という方や「こんないにしえのフレーム何処で組んでくれるんだ…」なんて方、ここにありますよ!バイクポートが!って感じです☆
是非ご相談、ご連絡下さいませ。
以上、久々の作業ブログの松坂でしたっ。
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