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【これからロードバイクを始めたい方へ】ADVANCED PROグレードのすゝめ

みなさまこんにちは、横浜西口店の村松です。

bikeportに入社して半年以上が経ち、GIANTの車体を手に入れたい気持ちが日々強くなっています、、、。
次はどんな車体にしようかな~と、見積もりを作っていく中で、改めてGIANTのバイクのコストパフォーマンスの高さに驚かされました。

これからロードバイクを始めたい方にも強くおすすめできるラインナップとなっておりますので、参考にしていただけると幸いです。

今回はTCRを例に(私が欲しいモデルなので)、スペックと価格を比べながらオススメのグレードをご案内します。

TCRについて簡単なご紹介

TCRはGIANTの軽量オールラウンドのロードバイクになります。軽量で反応が素直なので、意のままに気持ちよく走ることができます。
レースからトレーニング、ゆるポタまで幅広く対応し、平地から登りまで走る場所を選ばない、トータルバランスに優れたロードバイクです。
また、複雑なギミックではなく、シンプルな構造であることと、自社工場で生産されているので、他社ブランドに比べてコストパフォーマンスが高く、品質の個体差が少ないことも、見えにくいポイントですが大きなアドバンテージがあります。

ADVANCEDグレード

・TCR ADVANCED 2 KOM(税込¥330,000-)

シマノの新型機械式コンポーネント105を搭載したカーボンフレーム、アルミホイールのロードバイク。
GIANTの現行カーボンロードバイクの中では最も安く、35万円切りでカーボンバイクを手に入れることができます。

・TCR ADVANCED 1 KOM(税込¥429,000-)

シマノの新型電動式コンポーネント105 Di2を搭載したカーボンフレーム、アルミホイールのロードバイク。
変速が電動式になることで、スイッチ一押しで変速します。そのため、長距離ライドをしても疲労感が少なく、手が疲れていても確実に変速します。
手が小さい方でも無理なく変速することができます。
昨今のロードバイクは変速やブレーキのワイヤーがフレーム内装になり、空力の向上や、見た目がすっきりするなどのメリットがあります。
しかしその反面、ハンドルやステム内部の配線が圧迫され、機械式変速だと変速性能が低減されたり、ハンドルの取り回しが重くなるリスクがあります。

電動変速になることで、配線が4本からブレーキホースの2本のみになるので、ハンドルの取り回しに影響を与えることなく、本来のバイクの性能を引き出しやすくなります。

ADVANCED PROグレード

・TCR ADVANCED PRO2税込(¥572,000-)

カーボンフレーム、カーボンホイール、パワーメーター付きの、フルカーボンロードバイクになります。
シマノの新型機械式コンポーネント105を搭載。
フルカーボンロードバイクの中でもひときわコストパフォーマンスの高い1台です。

・TCR ADVANCED PRO1(税込¥682,000-)

カーボンフレーム、カーボンホイール、パワーメーター付きの、フルカーボンロードバイク。
TCR ADVANCED グレードと、TCR ADVANCED PROグレードで変わるポイントは幾つかありますが、PROグレードのヘッドセットにOVER DRIVE AEROが採用されます。
ざっくり説明すると、ADVANCEDグレードには1.1/8-1.1/4というサイズのヘッドセットが採用されています。
これがPROグレードになると、それよりも経の大きい1.1/2-1.1/2というサイズが搭載されます。
これにより、エアロ性能とメンテナンス性の両立を向上させながら、ハンドリング剛性を高める事ができます。

そして、シマノの新型電動式コンポーネント105 Di2を搭載。
カーボンホイールは1世代前のモデルであれば、ジャイアント最上級グレードであったSLR1グレードのフルカーボンホイールを搭載します。

技術革新が進み、より良い性能が求められ、応えることができるようになったことで、バイクやコンポーネントの性能は大きく向上しました。
しかし、使い方次第ではオーバースペックになり価格も跳ね上がります。
105 Di2はトレーニングやロードバイクを楽しむという目的においては最上級グレードのコンポーネントと言っても過言ではないでしょう。

・TCR ADVANCED PRO0(税込¥847,000-)

カーボンフレーム、カーボンホイール、パワーメーター付きの、フルカーボンロードバイク。
そして、シマノの新型電動式コンポーネントのアルテグラを搭載。
カーボンホイールはSLR0という、現行のGIANT最上級グレードのカーボンホイールを搭載しています。

PROグレードモデルは、もう1個上の最上級グレードADVANCED SLグレードのフォークが採用されています。
ADVANCEDグレードに比べて、コーナリング中などのフロントの剛性感が高まるので、より攻めた走りをすることもできます。

それぞれをワングレード、アップグレードしようとすると、、、

・Di2化
機械式コンポーネントから電動式105Di2にアップグレードしようとすると、パーツ代だけで表のようになります。(一番右の列が税込価格です)

パーツ代だけで、税込¥216,700-かかります。プラス工賃もございますので、トータルでざっくり25万円くらいのイメージでしょうか。

ADVANCEDグレードの場合、機械式105搭載のADVANCED2グレードと、電動105Di2搭載のADVANCED1グレードの価格差は¥99,000-です。
はじめからDi2にすると、のちのちDi2化するよりも半額以下でDi2コンポーネントを手に入れることができます。

・パワーメーター追加

パワーメーターとは、ペダリング時の踏み込みの力をワット数で計測できるものです。
簡単にご説明すると、100m走やマラソンをイメージしてみるとわかりやすいです。
同じ速度で全力で走った時に、追い風か向かい風かどうかで体感するキツさは違うと思います。

自転車も同じで、同じコースを時速30kmで走っていたとしても、追い風か向かい風かで頑張り度は変わってきます。
もしくはきつい登り坂でフラフラとゆっくり走っていたとしても、身体はめちゃくちゃ頑張っているはずです。
その頑張り度合い、身体が出力している力をより客観的な数字で表してくれるために必要なものがパワーメーターです。

シマノ純正のパワーメーター付きクランクはアルテグラグレードで15万円くらいになります。
ペダルにパワーメーターが搭載されているものも、おおよそ18万円くらいになります。

GIANTでは独自規格のパワーメーターPOWER PROというパワーメーターを、ADVANCED PROグレード以上の完成車に標準装備しています。
コストパフォーマンスに優れ、bluetooth接続もANT+接続の規格にも対応するので、汎用性が高いです。

試しに以下の2台を比較してみましょう。
・TCR ADVANCED 2 KOM (シマノ機械式105、アルミホイール、パワーメーターなし) ¥330,000-
・TCR ADVANCED PRO 2(シマノ機械式105、カーボンホイール、パワーメーター付き) ¥572,000-

差額は¥242,000-です。

・カーボンホイール追加

TCR ADVANCED PRO1に搭載される、カーボンホイールSLR1 40 DB Hookless Wheelsystem
価格は、前後で¥225,500-です。

かなり書き込みましたが、つまり、ADVANCED PROグレードはカーボンホイールを新しく買うくらいの価格で、最初からカーボンホイールとパワーメーターがついてくる。ということなのです。
いかにADVANCED PRO1グレードが、コストパフォーマンスに優れていることはおわかりいただけましたでしょうか。

オススメのモデルはズバリこの2択

TCR ADVANCED PRO1か0モデル、この2モデルはかなりコストパフォーマンスが高く、おすすめです。
もちろん目が飛び出るような価格ではありますが、ゆくゆくアップグレードしていきたい、レースやイベントに出ても遜色ないパフォーマンスのある走りをしたい、という方は上記を踏まえると最初からPROグレードにしてしまうことで、大幅なアップグレードをせずに済むとも考えられます。
また、価格面でも、完成車で手に入れてしまったほうが、後でアップグレードするよりも半分くらいの価格で、同等スペックを手に入れることができます。

では、どういった方にADVANCED PRO 1がおすすめで、ADVANCED PRO 0がおすすめか、ざっくりご説明します。

まずADVANCED PRO 1がおすすめの方は下記のような方です。

・レース(特にトライアスロン)に出ない方
・フルカーボン、電動変速で、快適に長距離を走りたいホビーライダー
・トレーニング目的で走りたい方

コストパフォーマンスに優れ、レースやトライアスロンに出るつもりがなければこの上ない1台と言えるでしょう。

ではADVANCED PRO 0グレードがおすすめの方は下記のような方です。

・上記3つの目的で走りたい方、またはプラスで下記の目的がある方。
・長距離ライドやトレーニングだけではなく、トライアスロンやクリテリウムレースなどに挑戦したい方。
・GIANT製品のみの構成で最強のバイクに乗りたい、手に入れたい方。

同じくコストパフォーマンスに優れ、純粋なGIANT製品での完成車としてはハイエンドと言える1台。

上記の違いはシマノコンポーネントの拡張性の違いと変速性能の違いになります。
PRO0に搭載されるアルテグラは拡張ポートがあるので、トライアスロンバイクによく見られるDHバーに変速スイッチを追加することができたり、一押しで設定しておいたギア二変速してくれるスプリンタースイッチを増設することができます。PRO1に搭載される105にはそのようなポートがありません。

また、チェーンや変速機の性能差で、変速時のバタつきがアルテグラの方は抑えられているので、トルクが掛かっている時の変速性能はアルテグラの方が優れています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
一つ一つを見比べていくと、違いがたくさんあり、面白いですね。
この記事がモデルの絞り込みの参考になれば幸いです。
もしかすると、逆にどれにすればいいかわからなくなってしまった方もいらっしゃるかもしれません。情報量が多く、執筆途中で私もゲシュタルト崩壊しました、、、。

今回はTCRを例に挙げましたが、GIANTにはもっと他に色々なモデルが展開されています。
また、この記事の結論としては、ADVANCED PROグレードをオススメしていますが、もちろん他のグレードの車体にもそれぞれの良さがありますので、参考になれば幸いですし、この考えにこだわる必要も実は無かったりもします。

自転車に求めるものは、人それぞれ違います。
お客様にいちばん合うモデル選びのお手伝いができればと思いますので、ぜひお気軽にご相談下さい!

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この記事の投稿者…

 

bikeport横浜西口店 村松 駿(メカニック/販売)

大手メーカー販売スタッフを経て、2024年bikeport横浜店へ参加。

ロードバイク、グラベルバイクを乗りこなし、時にはバンドマンとしても活躍。

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