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土砂降り 山だらけ 400kmブルベ その1 事前準備編

皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。
400kmブルベに参加してきました。

ブルベ(Brevets)とは、フランス語で「認定」を意味する言葉で、制限時間内での完走を主目的とするロングライドイベントのことです。


1 コース

今回のコースは、以下の通りです。

 

東京都稲城市を出発し、

飯能

山王峠

名栗

山伏峠

秩父

志賀坂峠

上野村

ぶどう峠

小海

麦草峠

原村

韮崎

甲府

鳥坂峠

河口湖

道志みち

東京都稲城市に、27時間以内で戻る、
といったものです。

ご覧のように、峠ばかり!!
ぶどう峠、麦草峠など、難易度の高い山岳コースが含まれます。
しかも、今回は全行程が雨の予報です。
私は完走できるのでしょうか。。。


2 使用したバイク

今回使用したバイクは、
GIANT DEFY ADVANCED 2です。

https://www.giant.co.jp/giant19/bike_datail.php?p_id=00000029#overview

画像引用 GIANT

GIANTのロードバイクの中で、ロングライド向きのモデルです。

(1) 衝撃吸収性の高さ

まず、ハンドルがよくしなるため、衝撃吸収性に優れます。

ロングライドでは、細かな衝撃の連続が、ものすごく身体的ストレスとなるため、衝撃吸収性の高さは、とても重要な性能となります。

つぎに、シートステイがトップチューブよりもかなり下がって接続されており、この点も衝撃吸収性を高める要素となっています。

さらに、フロントフォークが純粋なロードバイクであるTCR等と比べて湾曲、かつ寝ており直進安定性に優れています。

ロングライドはレースと違って、急激なコース変更をあまりしません。
通常のロードバイクは、常にハンドルを操作していないと左右に曲がってしまいがちですが、DEFYは、ハンドル操作が少なくて済みます、つまり、省エネルギーで進むことができます。
地味なようですが、10時間、20時間、30時間と連続で走れば走るほど、こういった性能差が体へのダメージ蓄積量を変化させていくのです。

フルカーボンで、アルミロードバイクと比べて、車体全体で細かな振動を吸収してくれます。

 

(2) 制動力の高さ

油圧ディスクブレーキ搭載です。
雨の日のダウンヒルでも制動力が落ちません。
この点も、後々大助かりとなります。

(3) 乙女ギアを超える早乙女ギア

ギア比の小さくなるスプロケットのことを、俗に「乙女スプロケット」などということもありますが、それでもせいぜいリアは30T、32Tのことを指すことが多いように思われます。
しかしながら、今回のDEFYはそれを上回る34T!!

フロントインナー34T
リアロー34T

すなわち、ギア比が1!!
シマノコンポーネントで採りうる最軽量の選択となりまして、これは「乙女」を超える存在、ここで私は勝手に、「早乙女ギア」と命名します!!
後に判明しますが、この早乙女ギアを持ってしても、車体から降りたくなるような激坂、何時間も続くヒルクライムに悶絶するのでした。

最後に、今回は、標準のホイールではなく、カーボンディープリムホイールを使用しました。


3 補給食

(1) バナナ

まず、バナナをジャージのポケットにしまいました。

画像引用 wikipedia

 

バナナは、運動の前後に摂るアイテムとして、優れています。

理由は、バナナには、消化吸収の早いブドウ糖、果糖から、やや時間のかかるショ糖、オリゴ糖、そして、もっとも時間のかかる食物繊維、デンプンといった、様々な糖類が含まれていて、エネルギーの即効性と持続性、両方の特性を備えているからです。

これが、ブドウ糖、果糖といった単糖類ばかり摂取すると、一気に血糖値があがり、それが多量のインスリン分泌を促すため、体に負担がかかって、かえって疲れる原因にもなります。
そして、バナナには、大量の水分が含まれ、それだけで水分補給足りうる。
さらに、甘みがあって美味しい。
また、ミネラル、カリウム、ビタミンB群など、運動に必要な栄養素が多数含まれています。
このように、アスリートにとって、バナナは絶賛すべき食べ物です。

唯一の弱点は、重いこと、かさばることでしょうか。

ゆえに、私はイベント、レースの前後にバナナを食べるか、コンビニエンスストアなどで購入したバナナをその場で食べております。

(2) シリアルバー

そして、シリアルバーを2000キロカロリー分ほど、ハンドルバッグに詰めました。

シリアルバーは、パサパサして、実はあまり好きではないのですが、外出先では複数の野菜などを摂ることは難しく、ビタミン、ミネラル群を補給する意味もあって、常備しています。

(3) WINZONE ENERGY GEL

さらに、横浜店 店長木村から、WINZONE ENERGY GEL4つを餞別としてもらいました。

画像引用 WINZONE

WINZONEは一袋で、バナナ1.5本分のカロリーがあり、足つり対策のマグネシウムも配合されています。

イベント後半の、極めてしんどい時期に食べようと思います。

(4) 粉飴

また、超長時間のライドが続くと、蓄積する疲労と共に、胃腸も弱っていきます。
食欲が異様に減退するものの、何か食べないと走れない。
万一の栄養補給として、粉飴(マルトデキストリン)を1kg、サドルバッグに入れました。

画像引用 H+Bライフサイエンス

 

粉飴とは、以前もご紹介したことがありましたが、マルトデキストリンのことです。
マルトデキストリンというと、名前がおどろおどろしいので、一瞬びっくりしますが、ゼリー状のスポーツ食品などにも採用されている、一般的、安全な食材です。

多糖類ゆえ、消化吸収がゆっくりで、身体への負担をかけにくいのが特徴となります。
また、砂糖と違って、甘みが控えめで、飲料に大量に溶け込ませてもそれほど甘くありません。

水にマルトデキストリンだけを溶かすと、やや甘い砂糖水を飲んでいるような感じがして、それはそれで良いのですが、すこし味気ないため、私は、オレンジジュースに粉飴を溶かせています。

オレンジジュースの酸味が加わって、ずいぶんと飲みやすくなりますし、オレンジジュースなどの柑橘類は、運動によって消失したグリコーゲンを素早く補充してくれるため、ブルベなどの高耐久イベントに向いています。

私は、オレンジジュースにマルトデキストリンを溶かして、1300キロカロリーほどのボトルを作っています。
1300キロカロリーもあれば、最悪、他に何も食べなくても2,3時間は持ちます。

ロングライドで恐ろしいのは、ハンガーノックとなって、まったく先に進めなくなることです。

ハンガーノックとは、極度の低血糖状態になることで、単に体が動かなくなるだけでなく、意識を失ってしまうこともある、危険な状態のことです。
低速でも先に進めば補給ポイントに近づきますし、最終的にはゴールします。
最低でも、数時間は体を動かせるくらいの食料を常備しておくと安心です。


とんでもなく長くなりました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。

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