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ツーリング仕様 ESCAPE R DROP

皆様、こんにちは!!
bikeportスタッフの奈須野です。

本日は、通勤、通学だけでなく、キャンプツーリングにも使うことができる、ESCAPE R DROP ¥66,000(税抜)をご紹介します。
ESCAPE R DROPは、ベストセラークロスバイク ESCAPE R3をモデルに開発されたバイクで、軽量さも兼ね備えています(10.9kg)


さて、本題に入ります。
ある日のことでした。
女性がお一人ご来店になり、通勤だけでなく、テントやシュラフを積んだキャンプツーリングもしたい。
お値段はトータルで10万円くらいに抑えたい。
目的地は、朝霧高原(静岡県と山梨県の県境にある標高700-1000mの高原で、美麗な富士山の眺望が広がる避暑地)。

アサギリコーゲン!!
私は衝撃を受けました。
小柄な女性(身長152cmとのことでした)がお一人で朝霧高原に向かってヒルクライムをしている、しかも重装備のバイクで!!
その姿を想像しただけで、私は雷光に打たれたようにのけぞりました。

お客様は当初、フラットバーのクロスバイクを検討しておられました。
しかし、フラットバーのクロスバイクは、あくまで都市部、近距離の移動を主目的に開発された車種です。


お話が脇にそれますが、フラットバーハンドルとドロップハンドルの違いを申し上げます。
フラットバーの長所は、一般的なシティサイクルと似た形状をしているので、初めての方でも操作しやすいという点にあります。
また、ドロップハンドルに比べると、ハンドルバーの横幅が広いモデルが多く、ハンドルバーが広いほど少しハンドルを切っても横に曲がらない、つまり、直進安定性に優れ、まっすぐ走りやすい、という利点もあります。

さらに言ってしまえば、フラットバーのほうが加工が容易で、製造コストを下げやすい。
ドロップハンドルのSTIレバーは比較的高価で、フラットバーの変速レバーは安価なものもあり、これまた車両価格を抑えやすい。

これに対して、ドロップハンドルは、お値段が上がりやすい、という欠点はありますが、乗車姿勢を複数とることができる、という最大の利点があります。
人間の体というのは、膨大な筋繊維の束によって制御されており、似たような動作をしたとしても、わずかに姿勢を変えるだけで、使う筋肉が変化します。
ドロップハンドルの場合、適度に乗車姿勢を変えることで、使用する筋肉を変化させ、それが疲労の蓄積を抑制、回復を促して、結果として長時間の高速走行が可能となるのです。
ハンドル幅はフラットバーに比べると狭いことが多く、最初のうちは少しだけフラフラしてしまうかもしれませんが、ほとんどの方は数時間でお慣れになります。
ドロップハンドルは前傾姿勢が強い、というのも不正確な理解で、ドロップハンドルの一番手前、横向きに握った場合は、ほとんどのクロスバイクよりも、むしろ前傾姿勢はゆるくなります。
ブラケットポジションでクロスバイクと同等、下ハンドルを握ったときは、クロスバイクよりも前傾姿勢が強くなります。

本記事のお客様のように、重装備でキャンプツーリングをするとなれば、フラットバーは極めてしんどく、ドロップハンドルが良いと思われます。
そして、ご予算の枠を考えれば、ESCAPE R DROPしかないという結論に達しました。


ESCAPE R DROPは、クロスバイクであるESCAPE R3を基礎に開発された車種ですが、単にESCAPE R3をドロップハンドル化したモデルではありません。
ドロップハンドルといいますと、前傾姿勢が強い、というイメージを持つ方が多いと思われます。
しかし、ドロップハンドルは、常に前傾姿勢が強いハンドル、というわけではありません。
一番手前を横向きに握った場合は、むしろほとんどのクロスバイクよりも前傾姿勢は緩くなります。
ブラケットポジションと言われる、ブレーキレバーの根本を握ったときに、クロスバイクと同じくらいの前傾姿勢になり、下ハンドルを握ったときは、クロスバイクよりも前傾姿勢が強くなります。

長々と説明致しましたが、結論だけ申し上げれば、たとえ同じサイズ(GIANTであればS、など)であったとしても、ロードバイクはハンドルが前方に突き出ている分だけ、クロスバイクに比べて水平トップチューブ長が短い。
逆に言えばクロスバイクはロードバイクよりも水平トップチューブ長が長いにもかかわらず、単純にドロップハンドルを付けてしまうと、ただでさえ水平トップチューブ長の長いフレームに、さらにハンドルが前方に突き出るため、ますます前後間隔が広くなる。
ゆえに、ESCAPE R DROPは、ESCAPE R3よりも水平トップチューブ長が短い、専用設計になっている。
という訳です。


以下、詳述します。
フレーム
ALUXX-Gradeのアルミ合金を使った軽量フレームです。
車体重量は10.9kg。

いわゆるシティサイクル、ママチャリの平均重量は18kg-20kgであるため、約半分の重さです。
さらに、単に軽いだけでなく、トップチューブ(フレームの一番上にある、水平のチューブ)が扁平につぶされています。
この加工により、トップチューブがしなって、快適な乗り心地を実現しています。
また、トップチューブとシートステイがずらして接続されている、いわゆるオフセットシートステイの形状となっておりまして、この点も衝撃吸収性を高める要素となっています。


フロントフォーク
鉄にクロム、モリブデンを添加した、クロモリ鋼です。

クロモリの利点としては、アルミ合金よりもしなるため、衝撃吸収性に優れること、金属に粘りがあるため、重量物を載せても折れにくいことといったものがあります。
フロントフォークが湾曲しており、路面からの衝撃が吸収されやすくなっています。
さらにいえば、クロモリは前述しましたように、頑強であるため、将来的には、フロントキャリアといった荷台を装着して、重装備のツーリングマシンに変身することも可能です。
フェンダー、フロントキャリア用のダボ穴があります。

重装備型のツーリング仕様にした、過去の記事です。

スーパーツーリング仕様 GIANT ESCAPE R DROP


ミニVブレーキ

ESCAPE R DROPの面白いところは、STIレバーでありながら、クロスバイク等と同じ、Vブレーキを操作していることです。
通常、STIレバーはキャリパーブレーキを操作するレバーであって、Vブレーキよりも引きしろが短いため、Vブレーキは操作できないのです。
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ミニVブレーキの引きしろは、STIのそれに近いため、ミニVブレーキであればSTIレバーでも操作可能。
ミニVブレーキにしてある利点としては、キャリパーブレーキよりも制動力が高いこと、輪行時にタイヤを外しやすいこと、などが挙げられます。
さらに、Vブレーキ台座があれば、フロントキャリアの取り付けが、キャリパーブレーキ型より圧倒的に容易であるため、ツーリング仕様にはもってこいの選択です。


補助ブレーキ

補助ブレーキが標準装備です。
ハンドルバーを横に握ったときであっても、制動が可能で、初めてドロップハンドルのバイクに乗る方であっても、安心できる仕様です。


ワイドレシオ


最小のギア比は、フロント30T、リア34T、0.88が可能で、これだけ軽ければ、大量の荷物を積載したとしても、くるくるとペダルを回転させることで坂道の攻略が可能です。
最大のギア比は、フロント46T、リア11T、4.18で、時速40kmくらいであれば十分にカバーできるでしょう。


タイヤ
700*30Cタイヤです。

太くもなく、細くもない、バランスのとれたサイズです。


カスタマイズ例
リアキャリアを装着しています。

ボトルケージを2つ装着しています。


フロントライト、リアライト、スマートフォンフォルダを装着しています。

本稿の装備で、国内であれば、真冬以外はキャンプ型ツーリングが十分に可能だと思われます。


このように、EACAPE R DROPは、いろいろと遊びの幅を広げてくれる楽しいバイクです。
ESCAPE R DROPで、まだ見たことのない景色を見に行きませんか。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、bikeportスタッフの奈須野でした。

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